28 / 34
颯斗編
第26怪
しおりを挟む
一方青崎家では混乱が広がっていた。光一が目の前に座る男性に言う。
「その話、本当なの!?」
「もう決心いたしました。私は妻と離婚する考えです」
光一が声にならない悲鳴をあげてひっくり返る。それを純平が横目で見る。
(今日は真っ直ぐ帰ってきてって、離婚の知らせかよ)
目の前の男の名前は青崎豊。旧姓三上。青崎家に婿入りした一般家庭の人間だ。一旦豊を退室させ、光一と純平、二人で話し出した。
「豊くんは僕のいとこのお婿さんなんだけど、前から夫婦仲悪かったじゃん」
「離婚は良いんだが問題は親権ってとこか」
「叔母さん絶対譲るつもりないよ。僕は子供の意見を尊重して欲しいと思うけどね」
カラクリ屋敷から帰った純と颯斗を待ち構えていたのは意外な人物だった。青崎家の内部でも霊能力が高いとされている青年。
「青葉、お前何の用で本家に来た」
「颯斗、純、久しぶりだな。親が離婚するんで当主様に挨拶に来ただけだ」
「そうか、じゃあまたな……って、離婚!?」
しれっと明かされた重大な知らせに一瞬聞き逃した純。青葉は再従兄弟に当たる高校三年生の青年だ。
「ずっと前からこうなると思っていた」
すると奥から老婦人が歩いてくる。颯斗と純をみて睨みつける。
「青葉さん、この二人に構ってないで行きますわよ」
青葉は二人に軽く会釈すると黙って老婦人についていった。颯斗は怒り心頭だった。
「あのババア、いつ見ても嫌味なババアだぜ。誰の家だと思ってんだ」
「あのババア確か、青葉のばあちゃんで前当主の弟夫人だったな」
現当主が前当主の息子、青崎光一であり、あの老婦人は当主の叔母ということになる。老婦人は自分たちこそ本当の当主だと信じて疑わない為、非常に仲が悪い。
老婦人、青崎栄子を呼びつけた純平。栄子の話を聞く。
「前々からあの男には愛想を尽かしていたのですよ。霊能力を全く分からないのに私たちに口答えばかり。挙句、娘を県外の全寮制の学校に通わせるなんて。青崎の女として教育すべき事がまだまだありましたのに」
一通り話を聞き終え、今後は青葉を呼ぶ。
「あのババア長ったらしくペラペラ喋ってたよ。てか大学決めた? 何したいとかあるの?」
「いえ、特には。お祖母様は大学に行かず、青崎で霊能者になることを望んでいるようです。おこがましい話ですが、ゆくゆくは私を当主の座につかせたいようです」
青崎では次期当主が決まってない。本来なら当主の長男である颯斗が継ぐのが望ましいが、栄子がそれを渋っている。自分の孫を候補に捩じ込んだ。
「ババアの話は無視して、お前はどうしたいんだ」
青葉は少し考え込んで話した。
「ひたすらに袂紳様に仕えるよう教えられてきました。自分の意見は……ありません」
「面倒なことになったなぁ。あいつらこれを機に次期当主決めるつもりだぞ」
光一に話を振る。「なんで?」と返ってきて純平はため息をついた。
「仮に青葉が父親についていくことになれば次期当主は颯斗にほぼ決定。逆に残るってんなら本格的に青葉と競うことになるぞ」
「それを望んでるんだろなぁ、栄子叔母さんは。僕の時だって酷かったよー」
(お前の性格のせいだろ!)
と、叫びたいのは我慢して頭の痛い話に戻る。
「こりゃ荒れるぞ」
暗い夜の闇、青葉と純平は栄子の部屋で話をしていた。その部屋には一人の女性がいる。彼女が話し出した。
「袂紳様は本当は私の子になるはずだったのです。それなのにあの者たちは……あぁ、そうだわ。あの者たちが何かしたに違いありません」
「申し訳ありません。母はとっくの昔に壊れてしまったので」
青葉が止める。異常に当主の座に執着する栄子に、ついに娘がおかしくなってしまったのだ。娘は産んでもない他人の子を自分の子だと言い張るようになったのだ。
「父が離婚を決意したのも母のことです。母は祖母に袂紳様を産まなかったから当主になれなかったのだと責めました。そして、母は何らかの術によって息子を奪われたと錯覚しているのです」
そして栄子が部屋に入ってきた。
「お待たせして申し訳ありませんわ」
「なぜここまでして当主になりたいんだ」
娘をこんな状態にしてまで、と言いかけたが飲み込んだ。栄子はにんまりと微笑み、言った。
「本来なるはずだった座に戻るだけですわ」
三十五年ほど前、当時の当主夫妻が死んだ。前当主である曽祖父、昂明が当主の座に戻り、まだ幼かった光一が大人になるまでの時間稼ぎをした。案の定それに反対したのは死んだ当主の弟夫妻、栄子たちだった。
「お義父さま、当主が死んだのであれば弟である夫が引き継ぐべきですわ」
「儂は貴様らに当主の座を与えるつもりはない」
それから仲は険悪になり、とうとう屋敷を追い出された栄子たちは何も言わなくなったが、最近になりまたしゃしゃり出てきたのだ。
「当然でしょう、お義父さまはもうすぐ寿命がきますし、肝心の跡取りは霊能力も使えないというじゃありませんか。そうならば青葉しか居ません」
不気味な笑みを浮かべる諒子。目を下に逸らし、何も言わない青葉。
(そろそろこの家族はヤバくなってきたぞー)
それを廊下で聞いてしまった人がいた。
「霊能力が……使えない?」
その人物こそ、当の本人である颯斗だった。
それから部屋に戻った颯斗は純にすぐこのことを報告した。
「ってな訳だ。どう思う?」
「いやどうって言われてもなぁ。実際使ってるだろ、霊能力。またババアの虚言だよ」
「ちょっと気になるけど、あのババアだからな」
その日は話は終わり、眠りにつく。
「その話、本当なの!?」
「もう決心いたしました。私は妻と離婚する考えです」
光一が声にならない悲鳴をあげてひっくり返る。それを純平が横目で見る。
(今日は真っ直ぐ帰ってきてって、離婚の知らせかよ)
目の前の男の名前は青崎豊。旧姓三上。青崎家に婿入りした一般家庭の人間だ。一旦豊を退室させ、光一と純平、二人で話し出した。
「豊くんは僕のいとこのお婿さんなんだけど、前から夫婦仲悪かったじゃん」
「離婚は良いんだが問題は親権ってとこか」
「叔母さん絶対譲るつもりないよ。僕は子供の意見を尊重して欲しいと思うけどね」
カラクリ屋敷から帰った純と颯斗を待ち構えていたのは意外な人物だった。青崎家の内部でも霊能力が高いとされている青年。
「青葉、お前何の用で本家に来た」
「颯斗、純、久しぶりだな。親が離婚するんで当主様に挨拶に来ただけだ」
「そうか、じゃあまたな……って、離婚!?」
しれっと明かされた重大な知らせに一瞬聞き逃した純。青葉は再従兄弟に当たる高校三年生の青年だ。
「ずっと前からこうなると思っていた」
すると奥から老婦人が歩いてくる。颯斗と純をみて睨みつける。
「青葉さん、この二人に構ってないで行きますわよ」
青葉は二人に軽く会釈すると黙って老婦人についていった。颯斗は怒り心頭だった。
「あのババア、いつ見ても嫌味なババアだぜ。誰の家だと思ってんだ」
「あのババア確か、青葉のばあちゃんで前当主の弟夫人だったな」
現当主が前当主の息子、青崎光一であり、あの老婦人は当主の叔母ということになる。老婦人は自分たちこそ本当の当主だと信じて疑わない為、非常に仲が悪い。
老婦人、青崎栄子を呼びつけた純平。栄子の話を聞く。
「前々からあの男には愛想を尽かしていたのですよ。霊能力を全く分からないのに私たちに口答えばかり。挙句、娘を県外の全寮制の学校に通わせるなんて。青崎の女として教育すべき事がまだまだありましたのに」
一通り話を聞き終え、今後は青葉を呼ぶ。
「あのババア長ったらしくペラペラ喋ってたよ。てか大学決めた? 何したいとかあるの?」
「いえ、特には。お祖母様は大学に行かず、青崎で霊能者になることを望んでいるようです。おこがましい話ですが、ゆくゆくは私を当主の座につかせたいようです」
青崎では次期当主が決まってない。本来なら当主の長男である颯斗が継ぐのが望ましいが、栄子がそれを渋っている。自分の孫を候補に捩じ込んだ。
「ババアの話は無視して、お前はどうしたいんだ」
青葉は少し考え込んで話した。
「ひたすらに袂紳様に仕えるよう教えられてきました。自分の意見は……ありません」
「面倒なことになったなぁ。あいつらこれを機に次期当主決めるつもりだぞ」
光一に話を振る。「なんで?」と返ってきて純平はため息をついた。
「仮に青葉が父親についていくことになれば次期当主は颯斗にほぼ決定。逆に残るってんなら本格的に青葉と競うことになるぞ」
「それを望んでるんだろなぁ、栄子叔母さんは。僕の時だって酷かったよー」
(お前の性格のせいだろ!)
と、叫びたいのは我慢して頭の痛い話に戻る。
「こりゃ荒れるぞ」
暗い夜の闇、青葉と純平は栄子の部屋で話をしていた。その部屋には一人の女性がいる。彼女が話し出した。
「袂紳様は本当は私の子になるはずだったのです。それなのにあの者たちは……あぁ、そうだわ。あの者たちが何かしたに違いありません」
「申し訳ありません。母はとっくの昔に壊れてしまったので」
青葉が止める。異常に当主の座に執着する栄子に、ついに娘がおかしくなってしまったのだ。娘は産んでもない他人の子を自分の子だと言い張るようになったのだ。
「父が離婚を決意したのも母のことです。母は祖母に袂紳様を産まなかったから当主になれなかったのだと責めました。そして、母は何らかの術によって息子を奪われたと錯覚しているのです」
そして栄子が部屋に入ってきた。
「お待たせして申し訳ありませんわ」
「なぜここまでして当主になりたいんだ」
娘をこんな状態にしてまで、と言いかけたが飲み込んだ。栄子はにんまりと微笑み、言った。
「本来なるはずだった座に戻るだけですわ」
三十五年ほど前、当時の当主夫妻が死んだ。前当主である曽祖父、昂明が当主の座に戻り、まだ幼かった光一が大人になるまでの時間稼ぎをした。案の定それに反対したのは死んだ当主の弟夫妻、栄子たちだった。
「お義父さま、当主が死んだのであれば弟である夫が引き継ぐべきですわ」
「儂は貴様らに当主の座を与えるつもりはない」
それから仲は険悪になり、とうとう屋敷を追い出された栄子たちは何も言わなくなったが、最近になりまたしゃしゃり出てきたのだ。
「当然でしょう、お義父さまはもうすぐ寿命がきますし、肝心の跡取りは霊能力も使えないというじゃありませんか。そうならば青葉しか居ません」
不気味な笑みを浮かべる諒子。目を下に逸らし、何も言わない青葉。
(そろそろこの家族はヤバくなってきたぞー)
それを廊下で聞いてしまった人がいた。
「霊能力が……使えない?」
その人物こそ、当の本人である颯斗だった。
それから部屋に戻った颯斗は純にすぐこのことを報告した。
「ってな訳だ。どう思う?」
「いやどうって言われてもなぁ。実際使ってるだろ、霊能力。またババアの虚言だよ」
「ちょっと気になるけど、あのババアだからな」
その日は話は終わり、眠りにつく。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
(学園 + アイドル ÷ 未成年)× オッサン ≠ いちゃらぶ生活
まみ夜
キャラ文芸
年の差ラブコメ X 学園モノ X オッサン頭脳
様々な分野の専門家、様々な年齢を集め、それぞれ一芸をもっている学生が講師も務めて教え合う教育特区の学園へ出向した五十歳オッサンが、十七歳現役アイドルと同級生に。
子役出身の女優、芸能事務所社長、元セクシー女優なども登場し、学園の日常はハーレム展開?
第二巻は、ホラー風味です。
【ご注意ください】
※物語のキーワードとして、摂食障害が出てきます
※ヒロインの少女には、ストーカー気質があります
※主人公はいい年してるくせに、ぐちぐち悩みます
【連載中】は、短時間で読めるように短い文節ごとでの公開になります。
(お気に入り登録いただけると通知が行き、便利かもです)
その後、誤字脱字修正や辻褄合わせが行われて、合成された1話分にタイトルをつけ再公開されます。
(その前に、仮まとめ版が出る場合もある、かも、しれない、可能性)
物語の細部は連載時と変わることが多いので、二度読むのが通です。
表紙イラストはAI作成です。
(セミロング女性アイドルが彼氏の腕を抱く 茶色ブレザー制服 アニメ)
題名が「(同級生+アイドル÷未成年)×オッサン≠いちゃらぶ」から変更されております
【Vtuberさん向け】1人用フリー台本置き場《ネタ系/5分以内》
小熊井つん
大衆娯楽
Vtuberさん向けフリー台本置き場です
◆使用報告等不要ですのでどなたでもご自由にどうぞ
◆コメントで利用報告していただけた場合は聞きに行きます!
◆クレジット表記は任意です
※クレジット表記しない場合はフリー台本であることを明記してください
【ご利用にあたっての注意事項】
⭕️OK
・収益化済みのチャンネルまたは配信での使用
※ファンボックスや有料会員限定配信等『金銭の支払いをしないと視聴できないコンテンツ』での使用は不可
✖️禁止事項
・二次配布
・自作発言
・大幅なセリフ改変
・こちらの台本を使用したボイスデータの販売
おっ☆パラ
うらたきよひこ
キャラ文芸
こんなハーレム展開あり? これがおっさんパラダイスか!?
新米サラリーマンの佐藤一真がなぜかおじさんたちにモテまくる。大学教授やガテン系現場監督、エリートコンサル、老舗料理長、はたまた流浪のバーテンダーまで、個性派ぞろい。どこがそんなに“おじさん心”をくすぐるのか? その天賦の“モテ力”をご覧あれ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おにぎり屋さんの裏稼業 〜お祓い請け賜わります〜
瀬崎由美
キャラ文芸
高校2年生の八神美琴は、幼い頃に両親を亡くしてからは祖母の真知子と、親戚のツバキと一緒に暮らしている。
大学通りにある屋敷の片隅で営んでいるオニギリ屋さん『おにひめ』は、気まぐれの営業ながらも学生達に人気のお店だ。でも、真知子の本業は人ならざるものを対処するお祓い屋。霊やあやかしにまつわる相談に訪れて来る人が後を絶たない。
そんなある日、祓いの仕事から戻って来た真知子が家の中で倒れてしまう。加齢による力の限界を感じた祖母から、美琴は祓いの力の継承を受ける。と、美琴はこれまで視えなかったモノが視えるようになり……。
第8回キャラ文芸大賞にて奨励賞をいただきました。
妖しい、僕のまち〜妖怪娘だらけの役場で公務員やっています〜
詩月 七夜
キャラ文芸
僕は十乃 巡(とおの めぐる)
降神町(おりがみちょう)役場に勤める公務員です
この降神町は、普通の町とは違う、ちょっと不思議なところがあります
猫又、朧車、野鉄砲、鬼女…日本古来の妖怪達が、人間と同じ姿で住民として普通に暮らす、普通じゃない町
このお話は、そんなちょっと不思議な降神町で起こる、僕と妖怪達の笑いあり、涙ありのあやかし物語
さあ、あなたも覗いてみてください
きっと、妖怪達と心に残る思い出ができると思います
■表紙イラスト作成:魔人様(SKIMAにて依頼:https://skima.jp/profile?id=10298)
※本作の外伝にあたる短編集「人妖抄録 ~「妖しい、僕のまち」異聞~」もご一緒にお楽しみください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる