8 / 34
カラクリ屋敷編
第6怪
しおりを挟む
カラクリ屋敷二階。純は二階から動けずにいた。
「クッソ、どこが出口なんだよ……」
「純さん! ここにいたんですね、良かった合流出来て」
︎︎するとそこに二人の人物が現れた、真野と京子だった。二人とも走り回っていたのか汗を流している。
「やべぇよ、帰り道が全然分かんねぇ。人が消える廃墟って心霊よりカラクリのせいじゃねぇか!」
「あの、純さん。他のみんなは見かけましたか? 私は真野さんと純さんだけです」
今まで黙っていた京子が話し出す。そういえばと真野と純も考えるが、合流する前は誰とも会っていないようだ。
「つーか、同じトコばっか回ってるようにも思えるんだよな。なーんか、こう……モヤがかかってるっていうか」
モヤ。よく目を凝らすと、辺りが薄い煙で覆われているのが視えた。京子がすぐさま撮影する。
「本当だ、写ってます。私が肉眼で視えず、カメラを通して視えるというなら……これは間違いなく霊障絡みでしょう」
「どういうこと?」
純が不思議そうに聞く。京子はそうだった、とカメラの説明をし出した。
「このカメラは心霊カメラ。その場に目に見えないものがいたらカメラに百パーセント映ります。そして一度映れば今後はカメラを通さなくても私に視えます。私自身には霊能力はありませんが、このカメラのおかげで今まで怪奇研究部で活動出来ました」
「ほ、本当だ。ずっと気が付かなかったけど、煙が向こうから流れてくる!」
真野の発言に純が反応する。
「向こう? てかお前も視えるの?」
「は、はい。も、ということは純さんもですか? でも僕は視えるだけなんで期待しないで下さい! 本当もう役立たずなんで」
純は理解に遅れたが一つの事実に気づいた。
(あれ? この部活じゃ俺、異質じゃない……? えっ、てか何なんだこの部活、部員たち。まともなの、俺だけ?!)
真野の指した向こう、廊下の奥へと進む。道のりは簡単では無かった。何故なら煙の流れを良く見なければ、無意識的に流れに乗って元いた場所に戻ってしまうからだ。そしてその場に辿り着くと一枚のお札から煙は出ていた。それは明らかに人工的なものである。
「な、なんだこれ。もし外部からの攻撃だったら……」
純が焦ったように言った。
「美玲が危ない!」
「あら、思ってたより早かったわね。あの煙を抜けるのは容易じゃなかった筈だけど」
あの後、この先に待ち受けるであろう危険を避けるべく真野と京子と分かれた純は煙の中からようやくこの場に辿り着いた。その場には気を失って倒れている美玲とその様子を眺めるルルカがいた。
「チッ、面倒なことしやがって……煙は結界内には入って来なかったからな、常に結界を張ってたら抜けるのは簡単だったぜ」
「流石結界術師の家元ね。わざわざ説明ご苦労様。蜃気楼にも改善の余地がありそうね、伝えておくわ」
(伝えておく……つまり仲間がいるってことか。それにしても結界術の事まで知っているなんて。あいつらと分かれて良かった、雰囲気でわかる。コイツはやばい)
純とルルカは均衡状態にあった。美玲にかかっている術が何なのか分からなければ手が出せないからだ。要するに人質に取られている。対してルルカは純がどれほどの術者なのか測っているところだろう。
「まさか学校に転校して来たのは!」
「えぇ、怪奇研究部の円城寺美玲に用があったからよ」
初めから仕組まれていたことだった。純は企みに気付けず、苦虫を噛み潰したような顔をする。
「ふふっ、そんなに怖い顔しないで。アタシは目的は済んだからお暇するわ」
「待てっ!」
「あ、そうだ。最後にアタシの本当の名前を教えてあげる……」
不敵に笑うルルカ。その笑顔は人を小馬鹿にしたような大変不愉快極まりないものだった。
「赤坂ルルカ、よ。うふふ、会えてよかったって『ご当主様』に伝えてくれる?」
そう言ってルルカは煙の中へ消えていった。残された純は深追いせず、美玲の元へ駆け寄る。幸いにも美玲は眠りについているだけで外傷はなかった。
カラクリ屋敷の外。ルルカが誰かと話していた。
「やること終わり。アタシは帰るわ、当分会わないようにしないとね」
その場にいたのは部長。ルルカの話を普段のおちゃらけさとは打って変わって真剣に聞いている。
「……こんなに急がなくても、もっと時間をかけてたらお前だってアイツと……」
「いいの、顔も見れたし。元気そうでよかったわ、これからもよろしく。というか、アタシたちのことばっか気にしてないで、自分たちの心配でもしたらいいんじゃない? 颯斗と全然仲良くないじゃない」
「いーの! あれくらいの距離が丁度いいの。ほらだって、俺がアイツの弟殺したんだから」
そう語る部長の表情は明るく振る舞ってはいるものの、どこか悲しみを感じる。ルルカが一息置いてまた話し出した。
「アンタら馬鹿ばっかり。それと、思っているより状況は良くないわ。打てる手は早めに出して置いた方がいいとアタシは思ってるわ」
そう言ってルルカは帰って行った。残された部長は屋敷内に散らばる部員を回収しに戻って行った。
美玲は深い深い眠りについた。今までの人生の記憶が走馬灯のように流れる。その中に美玲も知らない別人の記憶があった。
「こちらが不老不死の仙薬でございます。帝」
そう呼ばれる男の前に少女らは突き出された。帝付きの人間が言う。
「これが仙薬だと? どう見たって人間じゃないか!」
「まぁまぁ、そう言わずに……勿論このままでは仙薬ではありませぬ。仙薬の元となるのは月の国の人間の魂! 能力者に見せれば作り方は分かるでしょう」
そう言って何処かへ消えていった。少女らは死ぬ為に連れて来られた月の国の人間だった。そう、かぐや姫と交換する為の。
「いかが致しましょうか、この不死の仙薬を」
少女たちを見ようともしない帝が口を開いた。
「安倍晴明を呼んでこい」
「クッソ、どこが出口なんだよ……」
「純さん! ここにいたんですね、良かった合流出来て」
︎︎するとそこに二人の人物が現れた、真野と京子だった。二人とも走り回っていたのか汗を流している。
「やべぇよ、帰り道が全然分かんねぇ。人が消える廃墟って心霊よりカラクリのせいじゃねぇか!」
「あの、純さん。他のみんなは見かけましたか? 私は真野さんと純さんだけです」
今まで黙っていた京子が話し出す。そういえばと真野と純も考えるが、合流する前は誰とも会っていないようだ。
「つーか、同じトコばっか回ってるようにも思えるんだよな。なーんか、こう……モヤがかかってるっていうか」
モヤ。よく目を凝らすと、辺りが薄い煙で覆われているのが視えた。京子がすぐさま撮影する。
「本当だ、写ってます。私が肉眼で視えず、カメラを通して視えるというなら……これは間違いなく霊障絡みでしょう」
「どういうこと?」
純が不思議そうに聞く。京子はそうだった、とカメラの説明をし出した。
「このカメラは心霊カメラ。その場に目に見えないものがいたらカメラに百パーセント映ります。そして一度映れば今後はカメラを通さなくても私に視えます。私自身には霊能力はありませんが、このカメラのおかげで今まで怪奇研究部で活動出来ました」
「ほ、本当だ。ずっと気が付かなかったけど、煙が向こうから流れてくる!」
真野の発言に純が反応する。
「向こう? てかお前も視えるの?」
「は、はい。も、ということは純さんもですか? でも僕は視えるだけなんで期待しないで下さい! 本当もう役立たずなんで」
純は理解に遅れたが一つの事実に気づいた。
(あれ? この部活じゃ俺、異質じゃない……? えっ、てか何なんだこの部活、部員たち。まともなの、俺だけ?!)
真野の指した向こう、廊下の奥へと進む。道のりは簡単では無かった。何故なら煙の流れを良く見なければ、無意識的に流れに乗って元いた場所に戻ってしまうからだ。そしてその場に辿り着くと一枚のお札から煙は出ていた。それは明らかに人工的なものである。
「な、なんだこれ。もし外部からの攻撃だったら……」
純が焦ったように言った。
「美玲が危ない!」
「あら、思ってたより早かったわね。あの煙を抜けるのは容易じゃなかった筈だけど」
あの後、この先に待ち受けるであろう危険を避けるべく真野と京子と分かれた純は煙の中からようやくこの場に辿り着いた。その場には気を失って倒れている美玲とその様子を眺めるルルカがいた。
「チッ、面倒なことしやがって……煙は結界内には入って来なかったからな、常に結界を張ってたら抜けるのは簡単だったぜ」
「流石結界術師の家元ね。わざわざ説明ご苦労様。蜃気楼にも改善の余地がありそうね、伝えておくわ」
(伝えておく……つまり仲間がいるってことか。それにしても結界術の事まで知っているなんて。あいつらと分かれて良かった、雰囲気でわかる。コイツはやばい)
純とルルカは均衡状態にあった。美玲にかかっている術が何なのか分からなければ手が出せないからだ。要するに人質に取られている。対してルルカは純がどれほどの術者なのか測っているところだろう。
「まさか学校に転校して来たのは!」
「えぇ、怪奇研究部の円城寺美玲に用があったからよ」
初めから仕組まれていたことだった。純は企みに気付けず、苦虫を噛み潰したような顔をする。
「ふふっ、そんなに怖い顔しないで。アタシは目的は済んだからお暇するわ」
「待てっ!」
「あ、そうだ。最後にアタシの本当の名前を教えてあげる……」
不敵に笑うルルカ。その笑顔は人を小馬鹿にしたような大変不愉快極まりないものだった。
「赤坂ルルカ、よ。うふふ、会えてよかったって『ご当主様』に伝えてくれる?」
そう言ってルルカは煙の中へ消えていった。残された純は深追いせず、美玲の元へ駆け寄る。幸いにも美玲は眠りについているだけで外傷はなかった。
カラクリ屋敷の外。ルルカが誰かと話していた。
「やること終わり。アタシは帰るわ、当分会わないようにしないとね」
その場にいたのは部長。ルルカの話を普段のおちゃらけさとは打って変わって真剣に聞いている。
「……こんなに急がなくても、もっと時間をかけてたらお前だってアイツと……」
「いいの、顔も見れたし。元気そうでよかったわ、これからもよろしく。というか、アタシたちのことばっか気にしてないで、自分たちの心配でもしたらいいんじゃない? 颯斗と全然仲良くないじゃない」
「いーの! あれくらいの距離が丁度いいの。ほらだって、俺がアイツの弟殺したんだから」
そう語る部長の表情は明るく振る舞ってはいるものの、どこか悲しみを感じる。ルルカが一息置いてまた話し出した。
「アンタら馬鹿ばっかり。それと、思っているより状況は良くないわ。打てる手は早めに出して置いた方がいいとアタシは思ってるわ」
そう言ってルルカは帰って行った。残された部長は屋敷内に散らばる部員を回収しに戻って行った。
美玲は深い深い眠りについた。今までの人生の記憶が走馬灯のように流れる。その中に美玲も知らない別人の記憶があった。
「こちらが不老不死の仙薬でございます。帝」
そう呼ばれる男の前に少女らは突き出された。帝付きの人間が言う。
「これが仙薬だと? どう見たって人間じゃないか!」
「まぁまぁ、そう言わずに……勿論このままでは仙薬ではありませぬ。仙薬の元となるのは月の国の人間の魂! 能力者に見せれば作り方は分かるでしょう」
そう言って何処かへ消えていった。少女らは死ぬ為に連れて来られた月の国の人間だった。そう、かぐや姫と交換する為の。
「いかが致しましょうか、この不死の仙薬を」
少女たちを見ようともしない帝が口を開いた。
「安倍晴明を呼んでこい」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
失恋少女と狐の見廻り
紺乃未色(こんのみいろ)
キャラ文芸
失恋中の高校生、彩羽(いろは)の前にあらわれたのは、神の遣いである「千影之狐(ちかげのきつね)」だった。「協力すれば恋の願いを神へ届ける」という約束のもと、彩羽はとある旅館にスタッフとして潜り込み、「魂を盗る、人ならざる者」の調査を手伝うことに。
人生初のアルバイトにあたふたしながらも、奮闘する彩羽。そんな彼女に対して「面白い」と興味を抱く千影之狐。
一人と一匹は無事に奇妙な事件を解決できるのか?
不可思議でどこか妖しい「失恋からはじまる和風ファンタジー」
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
天鬼ざくろのフリースタイル
ふみのあや
キャラ文芸
かつてディスで一世を風靡した元ラッパーの独身教師、小鳥遊空。
ヒップホップと決別してしまったその男がディスをこよなく愛するJKラッパー天鬼ざくろと出会った時、止まっていたビートが彼の人生に再び鳴り響き始めた──。
※カクヨムの方に新キャラと設定を追加して微調整した加筆修正版を掲載しています。
もし宜しければそちらも是非。
化想操術師の日常
茶野森かのこ
キャラ文芸
たった一つの線で、世界が変わる。
化想操術師という仕事がある。
一般的には知られていないが、化想は誰にでも起きる可能性のある現象で、悲しみや苦しみが心に抱えきれなくなった時、人は無意識の内に化想と呼ばれるものを体の外に生み出してしまう。それは、空間や物や生き物と、その人の心を占めるものである為、様々だ。
化想操術師とは、頭の中に思い描いたものを、その指先を通して、現実に生み出す事が出来る力を持つ人達の事。本来なら無意識でしか出せない化想を、意識的に操る事が出来た。
クズミ化想社は、そんな化想に苦しむ人々に寄り添い、救う仕事をしている。
社長である九頭見志乃歩は、自身も化想を扱いながら、化想患者限定でカウンセラーをしている。
社員は自身を含めて四名。
九頭見野雪という少年は、化想を生み出す能力に長けていた。志乃歩の養子に入っている。
常に無表情であるが、それは感情を失わせるような過去があったからだ。それでも、志乃歩との出会いによって、その心はいつも誰かに寄り添おうとしている、優しい少年だ。
他に、志乃歩の秘書でもある黒兎、口は悪いが料理の腕前はピカイチの姫子、野雪が生み出した巨大な犬の化想のシロ。彼らは、山の中にある洋館で、賑やかに共同生活を送っていた。
その洋館に、新たな住人が加わった。
記憶を失った少女、たま子。化想が扱える彼女は、記憶が戻るまでの間、野雪達と共に過ごす事となった。
だが、記憶を失くしたたま子には、ある目的があった。
たま子はクズミ化想社の一人として、志乃歩や野雪と共に、化想を出してしまった人々の様々な思いに触れていく。
壊れた友情で海に閉じこもる少年、自分への後悔に復讐に走る女性、絵を描く度に化想を出してしまう少年。
化想操術の古い歴史を持つ、阿木之亥という家の人々、重ねた野雪の過去、初めて出来た好きなもの、焦がれた自由、犠牲にしても守らなきゃいけないもの。
野雪とたま子、化想を取り巻く彼らのお話です。
呂色高校対ゾン部!
益巣ハリ
キャラ文芸
この物語の主人公、風綿絹人は平凡な高校生。だが彼の片思いの相手、梔倉天は何もかも異次元なチート美少女だ。ある日2人は高校で、顔を失くした化け物たちに襲われる。逃げる2人の前に国語教師が現れ、告げる。「あいつらは、ゾンビだ」
その日から絹人の日常は一変する。実は中二病すぎる梔倉、多重人格メルヘン少女、ストーカー美少女に謎のおっさんまで、ありとあらゆる奇人変人が絹人の常識をぶち壊していく。
常識外れ、なんでもありの異能力バトル、ここに開幕!
鬼と私の約束~あやかしバーでバーメイド、はじめました~
さっぱろこ
キャラ文芸
本文の修正が終わりましたので、執筆を再開します。
第6回キャラ文芸大賞 奨励賞頂きました。
* * *
家族に疎まれ、友達もいない甘祢(あまね)は、明日から無職になる。
そんな夜に足を踏み入れた京都の路地で謎の男に襲われかけたところを不思議な少年、伊吹(いぶき)に助けられた。
人間とは少し違う不思議な匂いがすると言われ連れて行かれた先は、あやかしなどが住まう時空の京都租界を統べるアジトとなるバー「OROCHI」。伊吹は京都租界のボスだった。
OROCHIで女性バーテン、つまりバーメイドとして働くことになった甘祢は、人間界でモデルとしても働くバーテンの夜都賀(やつが)に仕事を教わることになる。
そうするうちになぜか徐々に敵対勢力との抗争に巻き込まれていき――
初めての投稿です。色々と手探りですが楽しく書いていこうと思います。
学園戦記三国志~リュービ、二人の美少女と義兄妹の契りを結び、学園において英雄にならんとす 正史風味~
トベ・イツキ
キャラ文芸
三国志×学園群像劇!
平凡な少年・リュービは高校に入学する。
彼が入学したのは、一万人もの生徒が通うマンモス校・後漢学園。そして、その生徒会長は絶大な権力を持つという。
しかし、平凡な高校生・リュービには生徒会なんて無縁な話。そう思っていたはずが、ひょんなことから黒髪ロングの清楚系な美女とお団子ヘアーのお転婆な美少女の二人に助けられ、さらには二人が自分の妹になったことから運命は大きく動き出す。
妹になった二人の美少女の後押しを受け、リュービは謀略渦巻く生徒会の選挙戦に巻き込まれていくのであった。
学園を舞台に繰り広げられる新三国志物語ここに開幕!
このお話は、三国志を知らない人も楽しめる。三国志を知ってる人はより楽しめる。そんな作品を目指して書いてます。
今後の予定
第一章 黄巾の乱編
第二章 反トータク連合編
第三章 群雄割拠編
第四章 カント決戦編
第五章 赤壁大戦編
第六章 西校舎攻略編←今ココ
第七章 リュービ会長編
第八章 最終章
作者のtwitterアカウント↓
https://twitter.com/tobeitsuki?t=CzwbDeLBG4X83qNO3Zbijg&s=09
※このお話は2019年7月8日にサービスを終了したラノゲツクールに同タイトルで掲載していたものを小説版に書き直したものです。
※この作品は小説家になろう・カクヨムにも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる