人狼と眼鏡男子魔法使い

フェレイル

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人狼と眼鏡男子魔法使い1話

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「まぁ、再実施なのは、しょうがないが……。あの魔獣達もどこかしらかで迷い込んだみたいだとかと言われたんだが。だけど……なんで教師陣に生暖かい目線で見られてんだろうな……。」

じろっと隣のノヴァを見つめる。場所は僕の部屋。

「交わった後に、担任が来たから、全部言った。」

「やっぱりお前のせいか!!!」

表情筋を変えずに、僕には頭を抱えるような事実を口にするノヴァ。実は三体もいた魔獣を倒し、血のあとをたどって、血相を変えて小屋に飛び込んできた担任を、ノヴァは脅威的な回復能力で、傷すらも残らずに回復した体で迎えたそうだ。で、僕はその隣で初めての交わりで撃沈していた。意識がなくて良かったのか悪かったのか。お姫様抱っこされて、学園に帰った時も意識がなくて、救護室に運ばれて、それから目が覚めたらノヴァがいた。
で、目覚める前の事を今聞いたんだが、ほんとノヴァとの事が担任と学園長にばれたのは、なんというか、あーあである。あーあ。ノヴァと関わると語彙集が低下するのはなぜなのだろうか。

「とりあえず、再実施は教師陣が安全を確保してからだそうだ。来期になるらしい」

「来期か……。その前に、長期休みがあるのか……。」

「……来ないか、俺の国に。」

長期休みと聞いて、子沢山一家の長男な僕なので、帰っても弟どもにこき使われる生活かと思って、はぁとため息を吐いたら、ノヴァが提案をしてきた。

「……お前の国って、行くの大変だと聞いたんだけどな」

「番なら、顔パス並に楽に行けるぞ。俺の魔力が混じってるからな」

「え」

顔を上げると、にやっと笑う顔。

「まぁ、俺が一緒にいるという条件付きだけれども」

「……勉強のために行くだけだからな!」

「よし、新婚旅行だ。俺のとっておきの場所に案内しよう」

「なにが新婚旅行だ!べ、勉強の為に行くだけだからな!」

ぺしりと頭を軽く叩くと、ノヴァは綺麗な顔を楽しげな色に染めて、俺の腰を引き寄せた。なんか最近僕ってツンデレになってないか?


するっと寄せた唇は柔らかくて、少しくすぐったくて笑った。二人で。
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