魔法戦士シュシュドレイン〜えっちをするたびに強くなるんだもんっ!〜

ひなぎく☆ましゅまろプリン

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第2話 真面目な生徒と不真面目生徒

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 ————これはまだ、マナが魔法機関に所属する、ほんの少し前の話である。

 バーベナ魔法学校医務室…

 その室内に、アイラとグラナダの姿があった。

「またドナーが体調を崩したですって!?一体これで何人目ですの!?」

 静寂を保たねばならないはずの医務室の中で、突如としてそんなアイラの怒号が響き渡ったが、今はアイラとグラナダしか部屋の中に残されていなかったので、特に問題にはならなくて済みそうだった。

「…しょ~がね~だろ~?なんかさ、朝・昼・晩っていっぱいえっちしてたら、カラッカラになっちゃってさ。もうさ、何やっても勃たないんだってさ。」

 そう言って自分が座っている椅子の上で、短いスカートでありながらも豪快に足を広げては、笑って指で自分のドナーの息子さんの状態をジェスチャーで披露するグラナダ。

「笑いごとじゃありませんよ!私達魔法戦士は、ドナーから精子を提供していただいて、自分の体内に沢山の精子を蓄積させることで魔力のキャパシティが増えていくんです!」

 そう言って厳しい表情でグラナダの事を睨みつけるアイラ。

 そんな厳しいアイラの言葉に、グラナダは耳をほじりながら罰の悪そうな表情でこう答えた。

「…知ってるよ。だからめちゃくちゃ強くなってやろうと思っていっぱいえっちしてるんじゃんか。」

「あなたの場合は、自分の快楽の方が先でしょう!?ただでさえ最近は魔法戦士の数が増えてきて、年頃の男の子達が争奪戦状態だというのに…このままじゃあなたにこの国中の男の子達が食い潰されてしまいます!」

 そう言って呆れた表情で髪をかきあげたアイラの胸元で、キラリとペンダントが光った。

 そのペンダントの先には水色のガラス玉のような物がつけられている。

 そのアイラのペンダントの先を見たグラナダが、声を荒げながら反論をした。

「はぁぁあぁ!?自分だってその魔力の量から見て、めっちゃ男とヤリまくってるじゃんか!分かるんだからな!?今にも溢れ出しそうになってるじゃね~か!」

 そう言ってグラナダは自分のつけている物と同じ、アイラのネックレスのことを指さした。

 実はこの魔法戦士達は、そのネックレスの中に入っている液体の量で、その魔法戦士の強さが決まる。

 つけているガラス玉が大きければ大きいほど魔力のキャパシティは大きく、そして中身が精子で満たされているほど、使える魔法の数が多くなる。

 変身一つするにしてもかなりの精子の量が必要になる為、魔法戦士達にとってグラナダのような悩みはある意味死活問題だった。

 今にも空っぽになってしまいそうなグラナダのペンダントとは対照的に、アイラのペンダントは、なみなみと水色の液体で満たされていた。

「わたくしはあなたみたいに自分を安売りなんていたしませんから。わたくしがお相手するのは全て王族や、貴族の方々のみ。彼らと定期的に契約して節度のある営みをしていますのよ。」

 そう言って、涼しげな表情で自分の顔をかきあげるアイラ。

…それってただの愛人契約じゃん…

 そんな事を思ったりもしたグラナダだったが、今はなんとかその言葉を自分の中に留めておく事ができた。

 自分達にとっては、かなり重要となりうる精子を提供してもらう行為をしておきながら、あえて上流階級ばかりを狙っては、ちゃっかり金まで巻き上げてしまうアイラのその見上げた根性に、グラナダは内心尊敬までもしはじめていた。

…無論、それもアイラの気品ある美貌によって成せる技なのだが…

「私はそんな不特定多数とじゃなく、特定の一人とねっとりじっくりえっちしたいんだよぅ。」

 そう言って不服そうに頬を膨らませるグラナダ。

「…そんな事ばかりしてるから、ドナーが片っ端から壊れてしまうんじゃありませんの?」

 そんなグラナダに対して、アイラはジットリとした目を向けた。

「あ~!話してたら、めっちゃえっちしたくなってきた!あーん!えっちしたい!えっちしたい!えっちしたいー!」

 そう言って下品な事をわめき散らしながら、その場で両足をバタつかせるグラナダ。

 そんなグラナダの様子を見たアイラは呆れ果てた表情で溜息をつくと、またもや厳しい表情となってグラナダを睨みつけながらこう言ったのだった。

「とにかくっ!今回ばかりはわたくしは誰も斡旋などいたしませんからね!毎回毎回紹介したドナーを壊されてしまっては、こちらもたまったもんじゃありませんもの!それに、わたくしは次に入ってくる新人の教育プランを立てるので忙しいのです!どうか次のお相手は、自分でお探しくださいませ!」

 そう言って怒ったアイラは、グラナダを残したまま医務室を出て行ってしまった。

「…それが出来たら苦労しねぇよ…」

 グラナダも、アイラのその言葉に不服そうな表情を浮かべながら、自分のカバンを取りに教室へと向かって行ったのだった。

 アイラと結構長い時間話していたのか、すでに窓の外では陽が傾きはじめていた。

 ふと見ると、教室の中には一人の男子生徒が残っていた。

 その男子生徒は、こちらに気づく様子すらなく、一心不乱に机の上のノートに何かを書き殴っている。

 そんな男子生徒に、グラナダはそっと近づく。

 男子生徒はよほど集中をしていたのか、近づいて来たグラナダの事になど全く気がつかない様子だった。

「やぁ、モブ男くん。」

「ぎゃあ!グラナダさん…!」

 グラナダに突然そう声を掛けられ驚いたその男子生徒は、慌ててノートを机の中に隠すと、グラナダに向かって抗議の声をあげはじめた。

「と…突然なんですかっ!それに僕の名前はモビリオ!モブ男くんじゃないです!」

 そう言って頬を膨らますモビリオ。

 よほど慌てていたのか、書いていたノートは机の下からわずかに見え、完全に隠しきれずにいた。

 そんな様子に、さらにグラナダの興味がそそがれる。

「悪い、悪い。じゃあモビリオくん。実は折り入ってお願いがあるんだけど。」

「…嫌です!」

 そう口を開いたグラナダに、秒で返事を返すモビリオ。

 それは文字通り『有無を言わさず』といったところだった。

「早ぇよ。まだ何も言ってないじゃんか。」

 モビリオのその反応に、呆れた表情を浮かべるグラナダ。

 だが、モビリオの決意は頑なだったようで、そのままのテンションで言葉を続けた。

「僕はもうグラナダさんのために牛乳を買いに走ったり、日直や掃除当番を変わったり、宿題を見せたりしないって決めたんですからっ!」

 そう言ってぷいっと横を向くモビリオ。
 そんなモビリオの様子に、グラナダは困った表情でこう答えた。

「ちげぇよ。え~…なんか、悪いことしちまったな…じゃあお詫びと言ったらなんだけど…パンツでも見るか?」

 そう言って突然その場で自分のスカートをまくりあげようとするグラナダ。

「見ませんよ!ってかなんで急にそんな事になるんですか!?」

 突然のグラナダの表情に、驚いて抗議をするモビリオ。

 そんなモビリオの様子に、グラナダは不思議そうな表情で首を傾げながらこう答えた。

「珍しいな。魔法学校の制服で『パンツ見るか?』って聞いたら、男はみんな群がってくるはずなんだが…」

「普段一体どんな生活をしているんですか!?」

 思わずツッコミを入れるモビリオ。
 そんなモビリオになど構う様子などなく、グラナダは言葉を続けた。

「まぁいいや。じゃあさ、今机の中にノート隠したじゃん。それ見せて。」

「い…いやですよ!」

「いいじゃん!ダメならここで全部脱ぐ。」

 そう言って突然自分の制服のブラウスのボタンを外し始めるグラナダ。

「わー!見せます!見せますよ!」

 そう言ってしぶしぶ机の中から取り出したノートには、モビリオが描いたと思われる一人の魔法戦士の姿があった。

 その魔法戦士の絵はいまだ拙く、バランスが悪い不安定な細い体と、異常にキラキラとした目が特徴的な、まるで幼稚園児が描いたかのように低いクオリティーだった。

「僕、昔魔法戦士に助けられた事があって…だからいつかもう一度その魔法戦士に会って、あの時のお礼を言いたくて…だから一生懸命その時の魔法戦士の特徴を思い浮かべながら絵に描いてるんだけど、全然上手くならなくて…だから自分も魔法学校に入って強くなって、そしていつかその魔法戦士の人を…」

「分かる分かる。自分も強くなって、とっつかまえた魔法戦士をどちゃくそに犯したいんだろ?分かるゼ~、その気持ち。」

 そう言ってケラケラと笑うグラナダ。
 そんなグラナダに、モビリオは自分の顔を真っ赤にしながらこう答えた。

「なんでそうなるんですか!?グラナダさん、さっきから僕の話全然聞いてないですよね!?」

 必死な様子のモビリオを笑ってみていたグラナダだったが、すっと立ち上がると、急に真剣な表情となってこう言った。

「…じゃあさ、今ここに魔法戦士が出てきたら…モビリオ君は一体どうする?」

「…どうって…」

「ひん剥いてもっと詳しく魔法戦士の体について、調べてみたいと思わねーか?」

「ひん剥いてみるって…何を…」

 するとグラナダは、モビリオの答えも聞かずに魔法戦士へと変身した。

 突然まばゆいばかりの光がグラナダの全身を包み込み、生まれたままの姿を経由しながら魔法学校の制服よりもより露出度の高いコスチュームへと変わっていた。

「どうだ?実は私は魔法戦士だったんだ。」

 そう言って無駄にポーズを決めながら自慢気に話すグラナダの姿を見たモビリオは、驚きの表情と震えた声でこう呟いた。

「…お…お…」

「…なんだ?」

「おっぱい。」

「しっかりと見てんじゃねーか。」

 そう言ってグラナダは、思わずモビリオの頭頂部に手刀をくらわせたのだった。

「じゃあ魔法戦士がどんなものか、今から確かめてみようぜ…?」

 そう言っていきなりモビリオの口唇にキスをするグラナダ。

 突然押し付けられたグラナダの柔らかい口唇が、優しくモビリオの口唇を包み込む。

 それは人間の体のどこに、こんな柔らかいものが残されていたのかというくらい、今までに触れたことのない感触だった。

…口唇ってもっと濡れてるのかと思った…

 モビリオがそんな事を思った瞬間————…

 重なり合っている口唇の隙間から、無理矢理グラナダの小さな舌が侵入してきた。

「…んふっ…んっ…」

 思わずモビリオの方が声を漏らす。
 ぬるっとした舌先の感触に、自分の舌が絡めとられる。

 繰り返されるグラナダの舌のその激しい動きに、自分の口の端から唾液がこぼれてゆくのが分かった。

 グラナダは自分より体温が低いのか、モビリオとのそのわずかな温度差が、より一層口の中での彼女の舌の動きを明確なものにしていた。

 ぬるぬると舌と舌とを絡めながらもグラナダは…ちゅっ…ちゅく…と時折音を立てながら、器用に何度も何度も繰り返しモビリオの口唇の形をなぞるように丁寧に吸いあげていく。

「…んんっ」

 それなのに、強引に押し付けられる柔らかな口唇に、息をつまらせそうになりながらも、モビリオはいつしか自ら舌を絡ませるようになっていた。

「…んっ…んっ…」

 モビリオの舌の動きに合わせて、今度はグラナダの方が甘い声を漏らしはじめる。

 その吐息混じりに放たれる、普段の強気なグラナダからは絶対に想像が出来ないような弱々しくかわいらしい声に、モビリオの股間は完全に反応してしまっていた。

 口唇を押し当てられたまま、思わず自分の股間を押さえるモビリオ。

…いま自分の目の前にいる女の子をめちゃくちゃにしたいっ…

…いま僕が掴んでいるこの棒で、この子の事を何度も何度もぐちゃぐちゃに突いてヤリたいっ…!

 そんな衝動が、高鳴る心臓の音に加速されながら、自分の股間と頭から同時に湧き上がってくるのが分かった。

 濃厚なキスを続けながら、モビリオの右手は自然とグラナダの胸元へと伸ばされていた。

 片手でグラナダの胸を掴む。

 服の上からでも分かるそのふくよかで柔らかな胸を、モビリオは必死に揉み続けた。

「…あっ…んっ…違う…ココ…」

 そう言って、グラナダはキスをやめることなどなく、そのままモビリオの親指を少しだけ横の位置へとずらした。

 そこには、柔らかな膨らみの中央で硬く尖った小さな突起物があった。

 周りの柔らかい乳房からは考えられないほどに硬く尖ってしまったそれに触れた瞬間、モビリオはそれがグラナダの乳首だという事が分かった。

「…んっ…んっ…あぁん…」

 それが分かると同時に、モビリオは服の上から親指で何度もこすりつけながら、残りの指で乳房を揉み、いまやグラナダを押し倒してしまいそうなくらいに激しいキスを繰り返している。

 一方グラナダの方も、モビリオの股間の変化を決して見逃しはしなかったようで、相変わらず激しく舌を出し入れしながら、モビリオのズボンの上から完全に膨らんでしまったソレを、まるで浮きださせるように何度も何度も細く綺麗な手でこすりつけた。

「んんっ、僕もう我慢できないっ」

いつの間にか机の上へと押し倒していたグラナダの上で、モビリオは自分の顔を真っ赤に紅潮させながら苦しそうな表情でそう言った。

「…んじゃ、医務室行こっか。」

 モビリオの言葉にそう優しく答えたグラナダもまた、呼吸が荒くなっており、その潤んだ瞳と共に彼女の顔もまた、モビリオ同様赤く染まっていたのだった。

 グラナダがパチンっと指を鳴らすと、二人は沢山の光に包まれ、いつの間にか医務室のベッドの上へといた。

 幸い医務室の中には誰もいなかったようで窓から差し込むオレンジ色の夕陽がベッドの上の二人の影を長くシーツに映し混んでいた。

 グラナダはモビリオの上に覆い被さると、再びキスをしながら、ドアの入り口に向かってパチンと指を鳴らした。

 どうやら医務室の入り口の鍵を魔法で閉めたようだ。

…ちゅ…ちゅく…

 再びあの口唇を柔らかく吸いとられていくような音が響く。

 モビリオが重なり合ったその口唇から自分の全身へとつたっていく快楽に浸っている間に、いつの間にか自分のズボンが下ろされている事に気づいた。

「…自分で、することある?」

 自分で触る時に比べて、明らかに大きくなり上へと反り立っている自分の肉棒越しに、グラナダと目が合う。

「…たまに…でもあんまりした事ない…かも…」

「…だからこんなに敏感なんだ。めっちゃ先から溢れてる…」

 そう言ってグラナダは先からとろとろと溢れてくる透明な粘液を、全体に行き渡るように指先で丁寧に伸ばしはじめた。

 指で程よく握られた圧迫感と、先を指先でいじられる感覚に、次から次へと粘液が溢れ出す。

「…ん…ん…」

 その粘液をさらに人差し指で絡ませながら、ゆっくりと上下させるグラナダの手の動きに合わせて、…グチュ…グチュ…と自分の陰茎が音を立てているのが分かった。

 モビリオはグラナダと舌を何度も絡ませている時から、既に自分の下着がとめどなく溢れ出してくる自分の体液で、既にグッショリと濡れてしまっていたのは分かっていた。

 硬く大きくなったソレを、グラナダが愛おしそうに顔を近づけながら何度も何度もその細い指で包んで上下に動かした。

 その度にさらに自分の先からとろりとした透明の液が溢れ、流れ出るのが分かったモビリオは、急に恥ずかしくなって腕で自分の顔を隠しながら目を逸らした。

 その瞬間—————…

「んん——————っっ!!」

 突如として自分の股間に生じた鋭い刺激に、思わずモビリオは強い喘ぎ声をあげた。

 見ると自分の肉棒が、グラナダに根元まで咥えられている。

…ちゅ…ちゅく…ぷちゅ…ちゅく…

 暖かい口の中の粘膜で、モビリオのモノをすっかりと咥え込んでしまったグラナダの口元からは、絶えずそんないやらしい音が漏れる。

 自分の肉棒をすっかりと包み込み、ぬるりとしたその感触と、適度な強さで締め付けながら繰り返し上下する丁寧な口唇の動き。そして定期的に舌先で一番敏感な所を絡ませながら弄ばれてしまうその予想不能な動きに、モビリオは一瞬で腰から骨抜きにされてしまった。

「…あっ…グラナダさんっ…やっぱり僕達…こんなことっ…しちゃ…イケナイっ…」

 突然のグラナダのその行動に、自分達が急にイケナイ事をしているような感覚に陥ってしまったモビリオは、いまだ自分の肉棒をおいしそうに咥えながら舌先と口唇でぐちゅぐちゅと濡らし続けているグラナダの体を自分から引き離そうと強く両手で押しはじめた。

 …だが…

「…違う、こっち。」

 そう言ってグラナダは抵抗しようとするモビリオの腕を掴むと、そのまま自分の服の中へと、モビリオの手を滑り込ませた。

 魔法戦士に変身した事で露出が高くなったグラナダの服の隙間から、モビリオの指先へと当たったのは、柔らかなグラナダの胸だった。

 その素肌は暖かくて滑らかで、自分の手や指の形に合わせてピッタリとおさまるように沈む柔らかさは、なんとも表現が出来ないほどに心地良かった。

 その胸の柔らかさに、思わず本能的に激しく自分の指が動きはじめる。そんなモビリオの指先に、硬く尖った物が当たった。

 先程グラナダに教えられた通り、モビリオはその乳首を指先でつまんでは何度も何度も優しくこねてみた。

 すると…

「んんっ…ん…んっ…んんっ…!」

 先程までに余裕そうだったグラナダの顔が一気に歪みはじめ、そしてその鼻先からは甲高く可愛いらしい喘ぎ声が漏れはじめた。

 モビリオのモノを咥えながら、可愛い声で喘ぎまくるグラナダの声が、陰茎を経由してモビリオの耳に届き、心臓を切なくキュンと締め付けた。

 どうやらグラナダは自分で腰を振っているようで、モビリオのモノを口で咥えながら上下運動をさせているその動きに連動して、彼女のミニスカートの裾がわずかにゆらゆらと揺れている。

…えっろ…

 そんな彼女への素直な感想が、ふと頭をよぎったその瞬間、モビリオの快楽は一気に頭の先から足の先へと走り抜けて行った。

「…あっ…もう無理…イキそ…」

「…やだ。じゃあ一緒にもっと気持ち良くなろ…?」

 そう言ってモビリオのモノから口を離したグラナダは、とろけそうな表情で顔を赤らめながらモビリオの体の上へとまたがった。

 モビリオの目の前で、自らスカートをまくりあげたグラナダは、自分のつけていた黒い下着から片方の足だけをゆっくりと外すと、そのままモビリオの肉棒の上へと腰を下ろした。

 その瞬間…

「…んんっ!」

 グラナダがさらに甘い喘ぎ声をあげながら、顔を歪ませた。

 口でされていた時よりも、さらにぬるぬるとした暖かい液体に包まれながら、モビリオの肉棒はさらに狭い穴の中へと潜り込んでいった。

「…入った…んんっ…モビリオの…あっ…あぁん…気持ちいい…っ」

…ギ…ギ…とベッドを軋ませながら、グラナダはカチカチに硬くなったモビリオの肉棒を、さらに自分の奥へ奥へと潜りこませるように、何度も何度もモビリオの上で激しく腰を振った。

「…あんっ…あんっ…気持ちいいっ…んんっ」

 モビリオの上で、激しく腰を振る動作に合わせて、グラナダのはだけた服の隙間からは、彼女の2つの胸が、たぷたぷと揺れていた。

 顔を赤らめて息を荒げながら、必死に自分の体と胸を激しく揺らし動せるグラナダの事を、急に愛おしく感じはじめたモビリオは、彼女の体をぎゅっと抱き寄せると、その乳首を口に含んで舌先で舐めまわした。

「んんーっ…それダメぇぇっ…んっ!んっ!…気持ちい…あぁん…やだ…イクっ…イッちゃう…!!」

 そう喘ぎながらも、さらに激しくモビリオのモノを自分の中に入れたまま腰を振り続けるグラナダ。

 次第に大きくなるグラナダの声に合わせて、より一層激しさを増す腰の動きにグラナダとモビリオが繋がっている部分からは、さらに多くのぬるぬるとした愛液が溢れ出した。

 キュウっと締めつけながら、まるでモビリオの肉棒から全ての精子を搾り取るかのように強くうねり続けるグラナダの内部に、いつしかモビリオもグラナダ以上に激しく腰を振るようになっていた。

「…あっ…んんっ…あんっ…」

「…イクっ…イキそうっ…!」

「…私もっ…!」

 全身の力を限界まで強く込めながらお互いに腰を振り続けた二人は、一気にその速さを極めあげて、そのまま絶頂を迎えた。

「…はぁ…気持ち良かった…」

 力の脱力と共に、精子を出し切ったモビリオは、同じように自分の体の上で果てているグラナダの方へと視線を落とす。

 とろんとした表情でゆっくりと体を起こしたグラナダの股と、もはや満足してしなだれてしまっている自分のソレの周りには、沢山の白濁した液体が撒き散らされていた。

「いやいや!気持ち良かった…じゃないっ!あわわわ…!どーしようっ!気持ち良すぎて思わず中に出し…あわわ…!」

 そう言って近くにあったティッシュ箱を掴み、慌ててグラナダの体を汚してしまったその液体達を拭き取ろうとするモビリオ。

 だが、一方のグラナダの方は、そんな事など全く気にも止めていないようで、モビリオの体の上からすっと立ち上がると、自分がつけているペンダントの石を眺めながら静かにこう呟いた。

「…すげー…あんなにカラッカラだったはずのに、もう半分以上満たされてる…スゲーな…童貞くん…」

「え…?」

 グラナダの呟きが良く聞こえず、ティッシュを数枚握りしめたまま固まっているモビリオに向かって、グラナダはにっこりと微笑みながらこう言った。

「じゃあ、このペンダントが満たされるまで、第2ラウンドといきますか!ねっ!脱☆童貞くんっ!」

「えぇえぇー!?」

 そう言ってグラナダは、自分の着ていた全ての衣服を、モビリオの前で脱ぎ捨てたのだった。

 翌朝—————…

 魔法学校の教室では、液体がなみなみに満たされたペンダントを眺めながら、ご機嫌そうに微笑むグラナダの姿があった。

 教室にはもうとっくに他の生徒は揃っているというのに、一つだけ誰も座っていない席が残されていた。

 かっちりとしたスーツに身を包んだ担任の先生が、教室の中に入ってくるやいなや、生徒に向かってこう告げた。

「…え~、今日はモビリオ君は突然の体調不良でお休みでだそうです。珍しい事もあるものですね。それではHRをはじめます。」

 真面目で皆勤賞確実だと言われていた優等生の突然の欠席に、グラナダの斜め前の席に座っていたアイラが突然後ろを振り向くと、グラナダの方を強く睨みつけた。

 だがグラナダは、そんなアイラとは決して目を合わせる事なく、素知らぬ表情でその先生の立つ教壇の方を見つめていたのだった。


 教訓:

 魔法戦士の性欲もすごいが、
 童貞の性欲も相当すごい。

 放課後、見舞いと銘打ってモビリオ宅を訪れたグラナダが、またもやめちゃくちゃにモビリオを乱したのは、言うまでもない。
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