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序章:異世界にて
第十一話:剣と魔法
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翌朝、空が明らんでくる頃。
街は薄暗くも不気味な影の気配はなく、澄んだ空気が鼻を通る心地の良い朝である。
「遅い」
レイヴンとヴィルは、北西の門で小一時間ほどシルスを待っていた。この時刻に集まろうと言ったのは彼女だ。
昨晩はかなり酔っていたように見えたが、まだ深夜でもないから明日の早朝に集合でいいと彼女は言っていた。
「おっまたせー! ごめんちょっと遅れたわ」
それから二十分ほどして、完全に日が出た頃にシルスは元気にやってきた。爽やかな朝の陽気に綺麗な金髪がさらりと揺れる。
彼女にとっての「ちょっと」とは? と思ったが何故か怒る気にならない。
レイヴンは慣れているようで、呆れているものの怒ってはいないようだ。
「よし、いくか」
「おー! あれ、ヴィル元気ない?」
「ちょっと朝は弱くて、シルス姉さんは随分元気そうですね」
眠気に抗う半開きの目をして、ちょっとだけ意地悪そうに嫌味を言ったが、彼女はそれに気づかず微笑んでヴィルの頭を撫でた。
やはり怒る気にはなれない。だがしかし、きっと誰かがちゃんと叱ってあげた方がいいはずだと思い、
「あ、あの、シルスさん、時間は守った方がいいですよ……怒っている訳ではないですけど」
注意をされたシルスは少し驚くと、何故か嬉しそうに口元を緩ませ目を細めた。
「わかった、待たせてごめんね」
そう言ってまたヴィルの頭を撫でた。
「あと、さっきの『シルス姉さん』って呼び方でもいいんだぞ」
「え? いや、呼ばないっすよ」
「えー、ざーんねん」
ニヤニヤと目を細めてそう言う彼女に、ヴィルはわざと冷たくあしらうように返した。
******
街から少し離れただだっ広い平原。周囲は森に囲まれている。
現代に生きたヴィルにとっては自然豊かすぎる光景であった。
「ここでいいだろう。魔物の気配もない」
「ヴィル、何か得意な魔法はある? そうね……まずは基本から、防御魔法とか」
「わかりました」
防御魔法……、とりあえず今使えるものを記憶から引っ張り出してくる。
まだ魔力が体をめぐる感覚に慣れていない。本来、魔力の感覚に慣れていないというのは魔法が発動しない原因でもあるが、ヴィルの場合は魔力量でそれを補っている。
目を閉じて集中すると、体を巡る魔力をよりはっきりと感じた。
魔法には様々な発動方法があるようだが、エリザが使う魔術は魔法陣を構築して発動するものが多かった。
「いきます、『氷層防御結界』」
ヴィルが小さく呟くと、前方に氷を編んだように防御結界が生成される。周囲の気温が下がり、地面を漂う冷気が、雑草に霜を降ろす。
何これさっむ、と内心呟く。
「え? 杖なしでこんな……」
シルスは少し前のめりになって目を見開く。
魔法に精通しないレイヴンも、これを斬れるか怪しいと感じ、顎に手を添えて変な汗をかいている。
「どうですか?」
「ヴィル。これはもう、そこらの魔術師の実力を優に超えているよ。それに発動も独特ね。もしかして独学?」
「まあ、独学だと思います」
なんだか人の成果を盗んで誉められている気分に、申し訳なさを感じたが、やはり嬉しさが勝った。
「それでこんな……。しかも魔力操作を魔力量で補っている。これは育て甲斐がありそうね、魔法剣士も夢じゃない!」
どうやら彼女は魔法オタクのようで、恍惚とした瞳に宿る危険そうな光に、ヴィルは少々引いてしまったほどだ。
「そ、それじゃあ次は攻撃魔法! いっちばん強力なのをお願い!」
「わかりました」
暴走したシルスは、安全面を完全に無視している。
しかし、ヴィルも褒められて調子に乗る性格であっため、思いつく限り一番強力そうな魔法を選択する。
「おっ、おい! ちょっと待て」
レイヴンが焦ってとめに入ろうとするがシルスの結界に阻まれる。ヴィルはまた深い集中に入り、魔力の流れる感覚を思い出す。
しかしそれでも素人のヴィルは魔力操作がぎこちない。
「おいおいおい、大丈夫なのかこれ?」
「や、やばいわ……最高よ」
頬が上気し、期待に膨らんだささやかな胸の前で両手を合わせて握りしめるシルスの姿に、レイヴンは諦めたように剣を抜き衝撃に備える。
「いきます! 『光滅の柱』!!!」
ヴィルが唱えると大地に描かれた魔法陣に魔力が収束し、全てを破壊する魔力の奔流が光の柱となる……筈だった。
だが出現した魔法陣は、彼の魔力操作では扱いきれないほど複雑で、膨大な魔力は淀み一点に集中。
「あっ、やばッ!」
結果、半径五十メートルをクレーター状に抉り、強い衝撃波が数キロ先まで伝播する大爆発となった。
爆心地に最も近かった彼は、自身の魔力に体の大半を吹き飛ばされたが、土煙が晴れる前に完全に再生した。
実はこの魔法、エリザが術式を完成させたものの、彼女ですら発動できないと結論付けたものであったため、魔力操作の劣るヴィルが扱えるものではなかったのだ。
「「ヴィル!」」
レイヴンとシルスの叫び声が響く、結界の内側にいた彼らも多少のダメージは見受けられる。
冷静になったシルスは自分の過ちに絶句し、厚い土煙の先に少女の無事な姿を祈る。
やがて風が煙を払い流し、その少女が姿を現す。
服が消し飛んでいるが傷はなく、その姿に二人は呑み込んでいた息を全て吐き出した。
「あはは、失敗しちゃいました……」
同じく二人の姿を確認できたヴィルは、そこで言葉を飲み込んだ。
彼の視界に映った二人は、致命傷こそないものの、擦り傷だらけで出血もしていた。
深い自責の念が込み上げると同時に、足が震え呼吸が乱れる。
また、失望されるのだろうか……。
「すみま……」
「ヴィル! ごめんなさい!!! 私のせいで……。無事で、良かったよぉぉぉぉぉ!!!」
謝ろうとしたヴィルを遮り、彼に飛びつくシルスの顔は涙と土でドロドロだ。
「本当に無事でよかった。お前の魔力は扱いが難しいようだ、これからは慎重にするんだぞ」
レイヴンも失望したそぶりもなく、ただ本当に安堵した表情を浮かべている。
調子に乗って失敗するのも昔から悪い癖だった。少し誉められると才能があると勘違いし、努力を怠りがちになり、たくさんの失敗をして、そのたび周囲に失望されてきたのに。
また同じ失敗を重ねてしまった。
今回は二人に見放されることはなかった。この人たちなら、そう簡単に見放すことがないことはわかっていた。
だが怖かった。一瞬でも疑ってしまったことに深い罪悪感を覚え、自己嫌悪に陥りそうになる。
しかし違う、もう昔の自分ではない。
変わるんだ、この世界に来てから初めて失敗した。これからは、前世の二の舞にならぬように努力するだけだ。
変われる、そうしなければきっと、彼女を救うことはできないから……。
「二人とも、すみませんでした。二人が無事でよかった。俺に剣と魔法を教えてください」
改まってこんなお願いをするのは気恥ずかしくて、普段の自分なら絶対にやらないことだったろう。
こんな小さなところからでも、大人にならないといけない。
いつまでも子供のままではいられないのだ。
「ええよろこんで。こんなにかわいい子なら大歓迎よ」
「おう、なに改ってんだよ」
二人はヴィルの目をまっすぐに見つめ、晴れやかな笑顔を返してくれた。
街は薄暗くも不気味な影の気配はなく、澄んだ空気が鼻を通る心地の良い朝である。
「遅い」
レイヴンとヴィルは、北西の門で小一時間ほどシルスを待っていた。この時刻に集まろうと言ったのは彼女だ。
昨晩はかなり酔っていたように見えたが、まだ深夜でもないから明日の早朝に集合でいいと彼女は言っていた。
「おっまたせー! ごめんちょっと遅れたわ」
それから二十分ほどして、完全に日が出た頃にシルスは元気にやってきた。爽やかな朝の陽気に綺麗な金髪がさらりと揺れる。
彼女にとっての「ちょっと」とは? と思ったが何故か怒る気にならない。
レイヴンは慣れているようで、呆れているものの怒ってはいないようだ。
「よし、いくか」
「おー! あれ、ヴィル元気ない?」
「ちょっと朝は弱くて、シルス姉さんは随分元気そうですね」
眠気に抗う半開きの目をして、ちょっとだけ意地悪そうに嫌味を言ったが、彼女はそれに気づかず微笑んでヴィルの頭を撫でた。
やはり怒る気にはなれない。だがしかし、きっと誰かがちゃんと叱ってあげた方がいいはずだと思い、
「あ、あの、シルスさん、時間は守った方がいいですよ……怒っている訳ではないですけど」
注意をされたシルスは少し驚くと、何故か嬉しそうに口元を緩ませ目を細めた。
「わかった、待たせてごめんね」
そう言ってまたヴィルの頭を撫でた。
「あと、さっきの『シルス姉さん』って呼び方でもいいんだぞ」
「え? いや、呼ばないっすよ」
「えー、ざーんねん」
ニヤニヤと目を細めてそう言う彼女に、ヴィルはわざと冷たくあしらうように返した。
******
街から少し離れただだっ広い平原。周囲は森に囲まれている。
現代に生きたヴィルにとっては自然豊かすぎる光景であった。
「ここでいいだろう。魔物の気配もない」
「ヴィル、何か得意な魔法はある? そうね……まずは基本から、防御魔法とか」
「わかりました」
防御魔法……、とりあえず今使えるものを記憶から引っ張り出してくる。
まだ魔力が体をめぐる感覚に慣れていない。本来、魔力の感覚に慣れていないというのは魔法が発動しない原因でもあるが、ヴィルの場合は魔力量でそれを補っている。
目を閉じて集中すると、体を巡る魔力をよりはっきりと感じた。
魔法には様々な発動方法があるようだが、エリザが使う魔術は魔法陣を構築して発動するものが多かった。
「いきます、『氷層防御結界』」
ヴィルが小さく呟くと、前方に氷を編んだように防御結界が生成される。周囲の気温が下がり、地面を漂う冷気が、雑草に霜を降ろす。
何これさっむ、と内心呟く。
「え? 杖なしでこんな……」
シルスは少し前のめりになって目を見開く。
魔法に精通しないレイヴンも、これを斬れるか怪しいと感じ、顎に手を添えて変な汗をかいている。
「どうですか?」
「ヴィル。これはもう、そこらの魔術師の実力を優に超えているよ。それに発動も独特ね。もしかして独学?」
「まあ、独学だと思います」
なんだか人の成果を盗んで誉められている気分に、申し訳なさを感じたが、やはり嬉しさが勝った。
「それでこんな……。しかも魔力操作を魔力量で補っている。これは育て甲斐がありそうね、魔法剣士も夢じゃない!」
どうやら彼女は魔法オタクのようで、恍惚とした瞳に宿る危険そうな光に、ヴィルは少々引いてしまったほどだ。
「そ、それじゃあ次は攻撃魔法! いっちばん強力なのをお願い!」
「わかりました」
暴走したシルスは、安全面を完全に無視している。
しかし、ヴィルも褒められて調子に乗る性格であっため、思いつく限り一番強力そうな魔法を選択する。
「おっ、おい! ちょっと待て」
レイヴンが焦ってとめに入ろうとするがシルスの結界に阻まれる。ヴィルはまた深い集中に入り、魔力の流れる感覚を思い出す。
しかしそれでも素人のヴィルは魔力操作がぎこちない。
「おいおいおい、大丈夫なのかこれ?」
「や、やばいわ……最高よ」
頬が上気し、期待に膨らんだささやかな胸の前で両手を合わせて握りしめるシルスの姿に、レイヴンは諦めたように剣を抜き衝撃に備える。
「いきます! 『光滅の柱』!!!」
ヴィルが唱えると大地に描かれた魔法陣に魔力が収束し、全てを破壊する魔力の奔流が光の柱となる……筈だった。
だが出現した魔法陣は、彼の魔力操作では扱いきれないほど複雑で、膨大な魔力は淀み一点に集中。
「あっ、やばッ!」
結果、半径五十メートルをクレーター状に抉り、強い衝撃波が数キロ先まで伝播する大爆発となった。
爆心地に最も近かった彼は、自身の魔力に体の大半を吹き飛ばされたが、土煙が晴れる前に完全に再生した。
実はこの魔法、エリザが術式を完成させたものの、彼女ですら発動できないと結論付けたものであったため、魔力操作の劣るヴィルが扱えるものではなかったのだ。
「「ヴィル!」」
レイヴンとシルスの叫び声が響く、結界の内側にいた彼らも多少のダメージは見受けられる。
冷静になったシルスは自分の過ちに絶句し、厚い土煙の先に少女の無事な姿を祈る。
やがて風が煙を払い流し、その少女が姿を現す。
服が消し飛んでいるが傷はなく、その姿に二人は呑み込んでいた息を全て吐き出した。
「あはは、失敗しちゃいました……」
同じく二人の姿を確認できたヴィルは、そこで言葉を飲み込んだ。
彼の視界に映った二人は、致命傷こそないものの、擦り傷だらけで出血もしていた。
深い自責の念が込み上げると同時に、足が震え呼吸が乱れる。
また、失望されるのだろうか……。
「すみま……」
「ヴィル! ごめんなさい!!! 私のせいで……。無事で、良かったよぉぉぉぉぉ!!!」
謝ろうとしたヴィルを遮り、彼に飛びつくシルスの顔は涙と土でドロドロだ。
「本当に無事でよかった。お前の魔力は扱いが難しいようだ、これからは慎重にするんだぞ」
レイヴンも失望したそぶりもなく、ただ本当に安堵した表情を浮かべている。
調子に乗って失敗するのも昔から悪い癖だった。少し誉められると才能があると勘違いし、努力を怠りがちになり、たくさんの失敗をして、そのたび周囲に失望されてきたのに。
また同じ失敗を重ねてしまった。
今回は二人に見放されることはなかった。この人たちなら、そう簡単に見放すことがないことはわかっていた。
だが怖かった。一瞬でも疑ってしまったことに深い罪悪感を覚え、自己嫌悪に陥りそうになる。
しかし違う、もう昔の自分ではない。
変わるんだ、この世界に来てから初めて失敗した。これからは、前世の二の舞にならぬように努力するだけだ。
変われる、そうしなければきっと、彼女を救うことはできないから……。
「二人とも、すみませんでした。二人が無事でよかった。俺に剣と魔法を教えてください」
改まってこんなお願いをするのは気恥ずかしくて、普段の自分なら絶対にやらないことだったろう。
こんな小さなところからでも、大人にならないといけない。
いつまでも子供のままではいられないのだ。
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