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推しがお見舞いにやって来ました!
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その後…
フローラは本気で体調が悪くなったようで高熱を出し仕事を休んでいたのだが…
ジョナスは毎日お見舞いに行くと言ってシュリから止められていた。
「ローラン様に黙ってお見舞いに行ったら魔法省も王宮も破壊されます…殿下…諦めて下さい!」
シュリから何度も止められていたジョナスだが、ローランがどうしても外せない用事で隣国へ出張したと聞いて、即座にメディクス家への訪問を決めた。
自分の研究室に泊まりっきりのフローラ父にお見舞いに行く事を告げたので…大丈夫だよね?
当主からオッケーもらいましたから?とウキウキしながらフローラが好みそうなスイーツと可愛らしい花束を持ってメディクス家を突撃訪問するのだった。
「フローラ様!大変です!ジョナス殿下がお見舞いに来るようです!今すぐお着替えを!」
まだ体調が優れず眠っていたフローラは侍女のマイラに起こされて、ぼんやりしたままアフタヌーンドレスに着替えさせられ、薄化粧を施され…
いつもは結い上げている髪はサイドだけふんわり巻いて下ろされて…大人っぽく仕上がっている。
「マイラ…有難う!何か綺麗に見えるよ!」
「何をおっしゃいますか!フローラ様はいつも綺麗なお嬢様ですよ?」
ジョナス殿下が来る前に何とか支度を整えたフローラは緊張していた。
「ジョナス殿下がお着きになりました!」
ジョルジュの声に慌てて、もう一度鏡を見て最終確認をするフローラである。
「心配しなくても素晴らしい仕上がりですよ?」と告げるマイラに微笑んで、ジョナスを迎えるべく自室を出るフローラ。
既に客間のソファに座りリラックスしているジョナス殿下と目が合った途端に緊張が走る…
「やぁ!フローラもう大丈夫なのかい?君が倒れたと聞いて心配していたんだよ?
もしかして…わたしとの婚約話が嫌で倒れたのかな?」
「殿下…わざわざお見舞いに来られるなんて…有難うございます。あの…婚約のお話は本気ですか?どうして殿下が私と婚約しようと思われたのですか?」
フローラは、気になっていた事を聞いてみた。
「フローラ…君のそのハッキリしているところいいね。
私は君が大切なんだよ。妹みたいに思っているつもりだったのだが…魔法省に勤める男達が婚約者がいなくなったなら君に婚約を申し込みたいと言っているのを聞いたら君を誰にも渡したくないと思ったのだよ」
「殿下…」
「私のところにお嫁に来てくれないかな?フローラ…嫌かな?」
「殿下…あの…私は以前から殿下の事は憧れの方として大好きなのですが…恋愛の対象として見た事がなくて…」
オロオロして涙ぐみながらも必死に自分に気持ちを伝えてくるフローラを見ていられなくなり抱きしめてしまうジョナス…
「フローラ…君の気持ちはわかったよ。私も自分の気持ちに気づいたばかりだからね。私を嫌いでないなら少しずつでよいから私を男として意識して欲しい」
腕の中に閉じ込められながら耳元で推しに囁かれるとか…
今すぐ召されます…
神様…助けて下さい…
フローラは召されそうになりながらも何とか耐えた!
耐えていたのだが…
ジョナスがフローラの額に優しくキスを落としたので…
耐えきれずに失神してしまう事に…
その後…
ジョナスはマイラから、お小言をもらった。
お嬢様は病み上がりですので、そろそろお引き取り頂いても宜しいでしょうか?と言われた後に…
お嬢様は恋愛初心者ですのでお手柔らかにお願い致しますね?
行き過ぎた行為は例え王族の方であっても許しませんから?不敬罪と言われても…許しませんから…と可愛らしい顔でにこやかに告げるマイラにジョナスは肝を冷やしたらしい…
流石…メディクス家の侍女だな。
ローランよりも手強そうだ…
彼女を味方にしないとフローラ攻略は難しいのかもな…
そう思いながら失神したままのフローラをお姫様抱っこで自室のベッドに運んだ後、仕方なく王宮に帰ったジョナスであった。
フローラは未だ目覚めない。
フローラは本気で体調が悪くなったようで高熱を出し仕事を休んでいたのだが…
ジョナスは毎日お見舞いに行くと言ってシュリから止められていた。
「ローラン様に黙ってお見舞いに行ったら魔法省も王宮も破壊されます…殿下…諦めて下さい!」
シュリから何度も止められていたジョナスだが、ローランがどうしても外せない用事で隣国へ出張したと聞いて、即座にメディクス家への訪問を決めた。
自分の研究室に泊まりっきりのフローラ父にお見舞いに行く事を告げたので…大丈夫だよね?
当主からオッケーもらいましたから?とウキウキしながらフローラが好みそうなスイーツと可愛らしい花束を持ってメディクス家を突撃訪問するのだった。
「フローラ様!大変です!ジョナス殿下がお見舞いに来るようです!今すぐお着替えを!」
まだ体調が優れず眠っていたフローラは侍女のマイラに起こされて、ぼんやりしたままアフタヌーンドレスに着替えさせられ、薄化粧を施され…
いつもは結い上げている髪はサイドだけふんわり巻いて下ろされて…大人っぽく仕上がっている。
「マイラ…有難う!何か綺麗に見えるよ!」
「何をおっしゃいますか!フローラ様はいつも綺麗なお嬢様ですよ?」
ジョナス殿下が来る前に何とか支度を整えたフローラは緊張していた。
「ジョナス殿下がお着きになりました!」
ジョルジュの声に慌てて、もう一度鏡を見て最終確認をするフローラである。
「心配しなくても素晴らしい仕上がりですよ?」と告げるマイラに微笑んで、ジョナスを迎えるべく自室を出るフローラ。
既に客間のソファに座りリラックスしているジョナス殿下と目が合った途端に緊張が走る…
「やぁ!フローラもう大丈夫なのかい?君が倒れたと聞いて心配していたんだよ?
もしかして…わたしとの婚約話が嫌で倒れたのかな?」
「殿下…わざわざお見舞いに来られるなんて…有難うございます。あの…婚約のお話は本気ですか?どうして殿下が私と婚約しようと思われたのですか?」
フローラは、気になっていた事を聞いてみた。
「フローラ…君のそのハッキリしているところいいね。
私は君が大切なんだよ。妹みたいに思っているつもりだったのだが…魔法省に勤める男達が婚約者がいなくなったなら君に婚約を申し込みたいと言っているのを聞いたら君を誰にも渡したくないと思ったのだよ」
「殿下…」
「私のところにお嫁に来てくれないかな?フローラ…嫌かな?」
「殿下…あの…私は以前から殿下の事は憧れの方として大好きなのですが…恋愛の対象として見た事がなくて…」
オロオロして涙ぐみながらも必死に自分に気持ちを伝えてくるフローラを見ていられなくなり抱きしめてしまうジョナス…
「フローラ…君の気持ちはわかったよ。私も自分の気持ちに気づいたばかりだからね。私を嫌いでないなら少しずつでよいから私を男として意識して欲しい」
腕の中に閉じ込められながら耳元で推しに囁かれるとか…
今すぐ召されます…
神様…助けて下さい…
フローラは召されそうになりながらも何とか耐えた!
耐えていたのだが…
ジョナスがフローラの額に優しくキスを落としたので…
耐えきれずに失神してしまう事に…
その後…
ジョナスはマイラから、お小言をもらった。
お嬢様は病み上がりですので、そろそろお引き取り頂いても宜しいでしょうか?と言われた後に…
お嬢様は恋愛初心者ですのでお手柔らかにお願い致しますね?
行き過ぎた行為は例え王族の方であっても許しませんから?不敬罪と言われても…許しませんから…と可愛らしい顔でにこやかに告げるマイラにジョナスは肝を冷やしたらしい…
流石…メディクス家の侍女だな。
ローランよりも手強そうだ…
彼女を味方にしないとフローラ攻略は難しいのかもな…
そう思いながら失神したままのフローラをお姫様抱っこで自室のベッドに運んだ後、仕方なく王宮に帰ったジョナスであった。
フローラは未だ目覚めない。
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