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推しの大ピンチを救うのは私です!
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「ローラン様…怒ってたよね?」
「やっぱりモエノちゃんもそう思う?このままだと魔法省どころか王宮が吹き飛ばされるかも…」
「行きましょう!私も微力ながらお手伝いします!」
「有難う!父上に頼んで王宮には兄上対策の結界を張ってもらうわ。
モエノちゃんはシュリ様に念話して魔法省のみんなを全員避難させて!」
「はい!では魔法省に行きましょう」
ふたりは慌てて魔法省に転移したのだが…
代表室には入れない。
「兄上の張った結界が…破れない…どうしよ?」
「フローラ姉…念話でローラン様を呼んでみて?兄上…早く帰ってきて!大変なの?って言えばローラン様は屋敷に帰るはず!」
モエノが言う通りに念話するフローラだが…
こんな単純な作戦で大丈夫なのか?
『フローラ…どうしたんだい?直ぐに帰るから安心しなさい』
ローラン様…
やはりフローラが1番大事なようで引っかかりましたね…
後はモエノに任せてフローラも慌てて屋敷に帰るのでした。
◇◇◇◇◇◇◇
あっ…ローラン様…結界解除してない…
代表室の結界はそのままのようだ。
ジョナス殿下なら無事だと思うけど…
確認すべきかしら?
代表室の前でモエノが悩んでいると…
代表室からジョナス殿下が出てきた。
ジョナス殿下はあの結界通じないんだ…
流石…私の推し!
最強過ぎますね!
フローラ様にこの感動をお伝えしないと!
モエノがひとり感動していると…
「あれ?ローランの婚約者ちゃんだ!どうしたのかな?
もしかして…ローランの魔力暴走を止めに来た?」
「はい!殿下のおっしゃる通りです。微力ながらローラン様を止めようと思い参上しました」
「有難う!君とフローラのおかげで魔法省も王宮も焼かれなくてすんだよ。」
「代表室に入れなかったのでローラン様を屋敷に戻してみただけなのですが…」
「咄嗟にそれを思いついたのが素晴らしいよ!魔法省のみんなを避難させてくれたのも君たちの機転だろう?王宮にも結界を張ってくれたのも聞いているよ」
「有難うございます殿下。
そちらはフローラ様の機転なのです」
「ふたりの天使のおかげで我が国は無事だったよ。本当に有難う。今日のローランときたら怒りがMAXで流石の私も危険を感じたよ…」
「殿下が焦る位に危険なローラン様…見たかったです…」
うっとりしながら胸の前で両手を組む乙女ポーズを決めたモエノを見たジョナスは…
この国で最強なのはこの娘なのでは?と思ったらしい…
「やっぱりモエノちゃんもそう思う?このままだと魔法省どころか王宮が吹き飛ばされるかも…」
「行きましょう!私も微力ながらお手伝いします!」
「有難う!父上に頼んで王宮には兄上対策の結界を張ってもらうわ。
モエノちゃんはシュリ様に念話して魔法省のみんなを全員避難させて!」
「はい!では魔法省に行きましょう」
ふたりは慌てて魔法省に転移したのだが…
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「兄上の張った結界が…破れない…どうしよ?」
「フローラ姉…念話でローラン様を呼んでみて?兄上…早く帰ってきて!大変なの?って言えばローラン様は屋敷に帰るはず!」
モエノが言う通りに念話するフローラだが…
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『フローラ…どうしたんだい?直ぐに帰るから安心しなさい』
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やはりフローラが1番大事なようで引っかかりましたね…
後はモエノに任せてフローラも慌てて屋敷に帰るのでした。
◇◇◇◇◇◇◇
あっ…ローラン様…結界解除してない…
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確認すべきかしら?
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流石…私の推し!
最強過ぎますね!
フローラ様にこの感動をお伝えしないと!
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「あれ?ローランの婚約者ちゃんだ!どうしたのかな?
もしかして…ローランの魔力暴走を止めに来た?」
「はい!殿下のおっしゃる通りです。微力ながらローラン様を止めようと思い参上しました」
「有難う!君とフローラのおかげで魔法省も王宮も焼かれなくてすんだよ。」
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「咄嗟にそれを思いついたのが素晴らしいよ!魔法省のみんなを避難させてくれたのも君たちの機転だろう?王宮にも結界を張ってくれたのも聞いているよ」
「有難うございます殿下。
そちらはフローラ様の機転なのです」
「ふたりの天使のおかげで我が国は無事だったよ。本当に有難う。今日のローランときたら怒りがMAXで流石の私も危険を感じたよ…」
「殿下が焦る位に危険なローラン様…見たかったです…」
うっとりしながら胸の前で両手を組む乙女ポーズを決めたモエノを見たジョナスは…
この国で最強なのはこの娘なのでは?と思ったらしい…
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