婚約破棄されたけど気にしないで推しへの愛に生きます!

まゆら

文字の大きさ
上 下
31 / 45

推しが婚約者になるようです!

しおりを挟む
何か幸せな夢だったなぁ

ジョナス殿下が私を嫁にしたいとか言うはずないし…

私…

ジョナス殿下の事、これからも精一杯推していきますからね!

フローラが目覚めると…

あれ?

朝じゃない?

しかも…兄上とモエノちゃんが私の手を握ってる…

あれれ?

私…死んだの?

目覚めてもぼんやりしている私に…

「フローラ!大丈夫か?どこも痛くないか?何があった?

父上に叱られたのか?」

「おねーさまー!だいじょーぶー」

モエノちゃんが私を見て泣き出してしまったので、兄上もおろおろしております。

どうやら…

父上から聞いた爆弾発言は現実みたいです。

未だに信じられないけど…

「何か…ジョナス殿下が私を嫁にしたいとか父上が変な事言うからビックリしたの…

父上とうとう頭がイカれたのかな?」

「何だと!

ジョナス…フローラに手を出すとは…」

「ローラン様…言葉が乱れております!殿下を呼び捨てはダメです!」

ローランの言葉にビックリして泣き止んだモエノがローランを諭す。

兄上…

結婚前からモエノのお尻に敷かれておりますな…

「分かってるよ!人前ではちゃんと殿下って呼ぶから安心しなさいマイハニー。

私は殿下に事実確認するのに魔法省に戻るからハニーはフローラについていてくれるかい?」

兄上とモエノちゃんがイチャイチャしてる…

独り身の妹の前で…

私あてられてます!

「フローラはモエノと一緒にいて…私がきっちり話をつけてくるからね。

何も心配しなくていいから…」

兄上の笑顔が恐いのですが…

いつもより極上の笑顔の奥に黒い物を感じてモエノちゃんとふたり殿下の事を心配するのでした。

「ローラン様…笑顔が素晴らしく真っ黒でした…ジョナス殿下無事かしら?」

「本当に…兄上恐かったね…」

ジョナス殿下が心配ですが…

殿下なら大丈夫なはずですよね?

それにしても何故私なのでしょう?

古代魔法の話を聞いてくれる女性が他にいないからなのかな?

元々、自己肯定感が低いフローラは自分がジョナスから好かれているとは一切考えていないようだ。

フローラにとってジョナス殿下は憧れの王子様であり、最推しであるのだが…

恋愛の対象ではないらしい…
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持

空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。 その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。 ※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。 ※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。

婚約破棄からの断罪カウンター

F.conoe
ファンタジー
冤罪押しつけられたから、それなら、と実現してあげた悪役令嬢。 理論ではなく力押しのカウンター攻撃 効果は抜群か…? (すでに違う婚約破棄ものも投稿していますが、はじめてなんとか書き上げた婚約破棄ものです)

絶対婚約いたしません。させられました。案の定、婚約破棄されました

toyjoy11
ファンタジー
婚約破棄ものではあるのだけど、どちらかと言うと反乱もの。 残酷シーンが多く含まれます。 誰も高位貴族が婚約者になりたがらない第一王子と婚約者になったミルフィーユ・レモナンド侯爵令嬢。 両親に 「絶対アレと婚約しません。もしも、させるんでしたら、私は、クーデターを起こしてやります。」 と宣言した彼女は有言実行をするのだった。 一応、転生者ではあるものの元10歳児。チートはありません。 4/5 21時完結予定。

もしかして寝てる間にざまぁしました?

ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。 内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。 しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。 私、寝てる間に何かしました?

【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜

福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。 彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。 だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。 「お義姉さま!」           . . 「姉などと呼ばないでください、メリルさん」 しかし、今はまだ辛抱のとき。 セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。 ──これは、20年前の断罪劇の続き。 喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。 ※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。 旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』 ※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。 ※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。

拝啓、婚約者様。ごきげんよう。そしてさようなら

みおな
恋愛
 子爵令嬢のクロエ・ルーベンスは今日も《おひとり様》で夜会に参加する。 公爵家を継ぐ予定の婚約者がいながら、だ。  クロエの婚約者、クライヴ・コンラッド公爵令息は、婚約が決まった時から一度も婚約者としての義務を果たしていない。  クライヴは、ずっと義妹のファンティーヌを優先するからだ。 「ファンティーヌが熱を出したから、出かけられない」 「ファンティーヌが行きたいと言っているから、エスコートは出来ない」 「ファンティーヌが」 「ファンティーヌが」  だからクロエは、学園卒業式のパーティーで顔を合わせたクライヴに、にっこりと微笑んで伝える。 「私のことはお気になさらず」

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

お飾りの聖女は王太子に婚約破棄されて都を出ることにしました。

高山奥地
ファンタジー
大聖女の子孫、カミリヤは神聖力のないお飾りの聖女と呼ばれていた。ある日婚約者の王太子に婚約破棄を告げられて……。

処理中です...