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神はあんこがお好き。後編

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ラビとブラッディが作る甘味を食べ尽くしたアーライ神様。

大変満足そうなお顔でお抹茶をすすっております。

「二人とも、今日は我の為に素晴らしい甘味を作ってくれて嬉しいぞ。我は久しぶりに満足しておる。二人で店を預かる機会があれば我を呼んでくれ。修行を頑張っている二人に我からのギフトを贈ろう。『炎の恵み』受けとるがよいぞ。」

「「有り難き幸せにございます。」」

「これからも修行に励みなさい。それでは我は帰るとしよう。帰る前に城にヤボ用があるからな。ミディよ。行くぞ。」

「兄様。私もですか?」

「そんなに嫌そうな顔をするな。王から帰る前によってね。お土産あるから♡って念話がきたからな。お前も道連れだ。」

「仕方ありません。では、ラビもブラッディも留守を頼んだ!」

一瞬で消えた二人でした。

ラビもブラッディもお疲れ様やったね。

◇◇◇◇

ブラッディ兄さんのアーライ神スペシャルどら焼き美味しいです!

「お前のラビスペシャルぜんざいも中々だぞ。」

どうやら甘味食べつつ反省会みたいです。

ブラッディ作のどら焼きはアーライ神も気に入ったらしく三回もお代わりしてましたよ。

中でも、つぶあんと抹茶クリームとお餅をはさんだどら焼きが特にお気に召されたようで「後でじいにレシピを送っておいてくれ。それか定期的に食べにくるぞ。」との言葉をいただきました。

マスターに相談してみないといけませんね。

アーライ神様からもらったギフトの使用例ですが、私の場合だとあんこを焚く時にその小豆にふさわしい火加減を自動調節してくれたり、煎餅を焼く時に焦げないように火力を調節してくれて焼けたらお知らせしてくれるみたいですよ。

流石アーライ神様です。私とブラッディ兄さんにふさわしいギフトを用意してくれました。

私これからもマスターの元で甘味修行に励みます!
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