転生したけど平民でした！もふもふ達と楽しく暮らす予定です。

もふもふと私

灰色のもふもふを連れて家に帰ってきたアリア。
　
小さな木製のかごにフワフワのタオルを敷き詰めて簡易ベッドを作ったようです。

ママはまだお仕事がありますからね。もふもふちゃんは先に寝ていてね。

そう云いながらかごにもふもふを入れてあげた。

しかし、もふもふはピョコンとジャンプしてアリアの右肩に着地した。

えっ？寝ないの？

赤ちゃんネコはもう寝る時間だよ。

「娘よ。我は赤ちゃんネコではないぞ。」

どこからか聞こえる声。

えっ？何？辺りを見回すアリア。

しかし、灰色もふもふとアリア以外誰もいません。

ねぇ。もしかしてさっきのは？

「そうだ。我である。我は赤ちゃんではないと云っておろうが。あの黒猫のお腹から他のネコと一緒に生まれたのは確かだがな。我はこのジュビアの守り神であるぞ。」

何だろ？何かわかんないの来た！

とりあえずブラン呼ぼう。

心の中でブランに話しかけると‥

どうやら神のお世話で忙しいらしく

今はムリらしい‥‥

「娘よ！我はわかんないものではないぞ。お主の母に聞くがよい。我が力を失いこの地から離れる前の姿を知っているはずだからな。」

あのー。母は仕事で多分この国にいないんですけど‥


灰色もふもふは可愛い仔猫じゃなかったようですね。

この国の守り神って‥‥

どんな存在なんでしょうか？

気になりますね。

ブランが来てくれるのと母が帰ってくるのどっちが早いかな？

詳細は次回を待て！