【完結】婚約破棄しろとうるさい幼なじみを溺愛して幸せな結婚を目指します!

まゆら

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「パパおかえりなさい!」


ルドがリカルドに抱きつく。


「ただいま!どうした?ルド…今日は甘えん坊か?」


「あのね。パパにぼくのもふちゃんたちをしょうかいするかいなの?」



パチパチパチ…と後ろに控えていた使用人達がいっせいに拍手をした。


「じゃあ、しょうかいするね!しろくておっきいもふちゃんです!


ホーリーベアのはくふう(白風)だよ」


ルドが手をかざすと…真っ白な毛並みのホーリーベアが現れた。


「ルド?

使い魔かい?ホーリーベアとは凄いな!

神山の奥に住んでいる神の使いじゃないか?

やったな!」


「うん!はくふうは、ボクにあうためにもりにきたんだって!

うんめいのであいだよ?ねぇ!はくふう!」


ルドは、白風に抱きついた。


(うっ…あのもふもふの毛並みに私も抱きつきたい…もふいじゃないかぁ…ルド…)


リカルドは、父親の威厳を保ちたいのだが…もふもふ愛が…

今にも溢れ出しそうだ…


「ルド!

わたしもはくふうをもふもふしていい?」


「ルド!!ママも、はくちゃんをもふもふしたいわ」


リカルドが悩んでいる間に、ミリとレナが白風をもふもふしようとしている。


「いいよー。はくふうはかぞくだからね?

ママも、ミリもなかよくして?」


ルドは白風に抱きついたまま、首を傾げて答える。


「「「かっ…可愛すぎます!ルド様!」」」


侍女達は、ルドともふもふホーリーベアの白風にメロメロなようだ。


「パパも、白風と仲良くなるぞ!白風よろしく!」


リカルドは、白風と握手した。


(うっ…もふい…ふわふわだ…尊い…)



リカルドは白風の肉球とふわふわな熊手にやられてしまった。


白風…


罪なベア…
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