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クルル様と小さな聖女
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「ミリ、ジュエルに乗って森に遊びに行きましょうか?
木の実やベリーをつみに行きましょう?
ジュエルお願いね?」
主であるリリスの呼びかけに応じ、キュンキュンと鳴きながらふたりに近づいてくる。
「ジュエルよろしく、ミリだよ?
サフィーのおねえちゃんでしょ?
あいたかった!」
ミリアは、ジュエルに抱きつく。
ジュエルは、ぺろぺろとミリアの頬をなめた。
「人見知りのジュエルが珍しいわね?
ミリはサフィーのお気に入りだからかしらね?
じゃあ、森に行きましょう。
ジュエルゆっくり飛んでね」
リリスは、ミリを自分の前に乗せてベルトで、固定した。
ジュエルは、ゆっくりと飛び立った。
「わぁ。みずうみがキラキラだよ?
りりたん!みて?キレイよ」
「キレイでしょ?
ジュエル!森の入口で降ろして?
ミリ!今から降りるからギュッと捕まって?」
「うん!りりたん、ギューッ」
思いっきりリリスに抱きつくミリの柔らかい温かさに幸せを噛みしめるリリス。
(小さくて、温かくて、ふわふわ…幸せだわ…レナ!リリスを産んでくれて有難う)
自分の産んだ子供達も大好きで愛しい存在なのですが…
大好きな妹レナの小さい頃に激似のミリアは別なのです。
可愛さ格別?
別腹?
ともかく、特別な存在なのです。
ジュエルに森の入口まで乗せてきてもらったふたりは…
森の中へ。
「ミリは何がしたい?」
「うんとね。もふもふちゃんと遊びたい!
うさぎさんとかリスちゃんとか?」
「うさぎの知り合いはいないわね?
リスではないけど…
私の使い魔と遊ぶ?」
「りりたんのつかいまさんは、もふもふな
の?みたい!あそびたい!」
「じゃあ、呼ぶわよ?
クルル!いるんでしょ?」
「主よ!
どうしたのだ?久しぶりではないか?」
リリスの肩に飛び乗ってきたのは、小さくてもふもふなリスではなく、森の守護神クルル様である。
リスのように見えるが聖獣なのだ。
決して、リスではありません!
「わぁ、かわいいつかいまさん!
こんにちは!わたしはミリよ。
あなたはなんていうの?」
「こんにちは!
我が名はクルル。
この森の守護神である。」
「クルルッていうの?
クルルのことだっこしたいな」
ミリはリリスの右肩に乗っているクルルを上目遣いで見つめる。
リリスは、抱っこさせてあげなさいよ?とクルルに無言の圧をかけてくる。
「少しだけならいいよ?
ただし、しっぽは触るなよ?」
「わーい、ありがとうクルル」
ミリアは、手の上に降りてきたクルルを抱っこした。
「クルル…もふもふ!もふい!
すきーっ、ミリもリスさんみたいなつかいまさんほしい」
ミリアは、森の守護神が気に入ったようである。
クルルのような聖獣は、他にもいるのか?
次回は、ミリの使い魔探しの巻き?
木の実やベリーをつみに行きましょう?
ジュエルお願いね?」
主であるリリスの呼びかけに応じ、キュンキュンと鳴きながらふたりに近づいてくる。
「ジュエルよろしく、ミリだよ?
サフィーのおねえちゃんでしょ?
あいたかった!」
ミリアは、ジュエルに抱きつく。
ジュエルは、ぺろぺろとミリアの頬をなめた。
「人見知りのジュエルが珍しいわね?
ミリはサフィーのお気に入りだからかしらね?
じゃあ、森に行きましょう。
ジュエルゆっくり飛んでね」
リリスは、ミリを自分の前に乗せてベルトで、固定した。
ジュエルは、ゆっくりと飛び立った。
「わぁ。みずうみがキラキラだよ?
りりたん!みて?キレイよ」
「キレイでしょ?
ジュエル!森の入口で降ろして?
ミリ!今から降りるからギュッと捕まって?」
「うん!りりたん、ギューッ」
思いっきりリリスに抱きつくミリの柔らかい温かさに幸せを噛みしめるリリス。
(小さくて、温かくて、ふわふわ…幸せだわ…レナ!リリスを産んでくれて有難う)
自分の産んだ子供達も大好きで愛しい存在なのですが…
大好きな妹レナの小さい頃に激似のミリアは別なのです。
可愛さ格別?
別腹?
ともかく、特別な存在なのです。
ジュエルに森の入口まで乗せてきてもらったふたりは…
森の中へ。
「ミリは何がしたい?」
「うんとね。もふもふちゃんと遊びたい!
うさぎさんとかリスちゃんとか?」
「うさぎの知り合いはいないわね?
リスではないけど…
私の使い魔と遊ぶ?」
「りりたんのつかいまさんは、もふもふな
の?みたい!あそびたい!」
「じゃあ、呼ぶわよ?
クルル!いるんでしょ?」
「主よ!
どうしたのだ?久しぶりではないか?」
リリスの肩に飛び乗ってきたのは、小さくてもふもふなリスではなく、森の守護神クルル様である。
リスのように見えるが聖獣なのだ。
決して、リスではありません!
「わぁ、かわいいつかいまさん!
こんにちは!わたしはミリよ。
あなたはなんていうの?」
「こんにちは!
我が名はクルル。
この森の守護神である。」
「クルルッていうの?
クルルのことだっこしたいな」
ミリはリリスの右肩に乗っているクルルを上目遣いで見つめる。
リリスは、抱っこさせてあげなさいよ?とクルルに無言の圧をかけてくる。
「少しだけならいいよ?
ただし、しっぽは触るなよ?」
「わーい、ありがとうクルル」
ミリアは、手の上に降りてきたクルルを抱っこした。
「クルル…もふもふ!もふい!
すきーっ、ミリもリスさんみたいなつかいまさんほしい」
ミリアは、森の守護神が気に入ったようである。
クルルのような聖獣は、他にもいるのか?
次回は、ミリの使い魔探しの巻き?
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