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1番になりたい!
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双子に好かれたいが為に、父上が仕事を放棄してこども園にやってきたらしい。
兄上から追っ手が来たらしく泣く泣く王宮に戻ったはいいが、早く引退したいからお前が王になれ!とグズっているのだとか…
父上は一国の主である事より、双子のじいじでありたいようだ。
まぁ、うちの双子の可愛さは国宝級だから仕方ないか…
だが、レナの次に双子が好きなのは父である私に決まっている。
最近、仕事が忙しくてあまり遊んでやれないが…
リリス先生には負けてないよね?
心配だな…
毎日長い時間会っているリリス先生に負けない為にはどうしたらよいかな?
よし!今日は私がお迎えにいこう!
リカルドは仕事を無理やり終わらせてこども園に走る。
何とか、お迎えに間に合ったようだ。
「「パパー、パパー」」
どうやら歓迎してくれているぞ?
「あらあら、リカルド様?
仕事よりお迎えが大事とは…」
誰かがリリスにチクったらしく、嫌味を言われるリカルドだが…
「仕事は私以外でも出来るが、二人の父は私だけだからね。
さぁ、帰ろうか。
一緒にママを迎えに行って驚かせよう!」
「わーい。ミリがママをおどろかせりゅー」
「ルドも!わぁってする!」
リカルドは、ふたりと手を繋いでレナを迎えに…
商会の執務室で仕事をしていたレナはいきなり三人が現れた事にびっくりしている。
「どうしたの?
ミリーがパパを呼んだの?」
念話が得意でリカルドとたまに念話している娘に確認すると、
「ミリーは呼んでないよ?
パパがお仕事はやくおわったからきたの」
「ルドもパパよんでないよ。パパがあそびにきたの」
「おいおい、ふたりとも…パパはちゃんとお仕事しましたからね?
たまには、みんなで帰りたいからね。
君を迎えに来たんだよ?
みんなで美味しい物を食べに行かないか?
新しく出来た海鮮バーベキューの店が美味しいって評判だよ?」
「やったやったぁ」
「いこいこ」
「ちょっとだけ、待ってね」
慌てて、仕事を終わらすレナを待ちながら店の予約をする。
人気店だが個室が空いていて良かった。
双子も、レナも食いしん坊だから…
胃袋つかむの大事ですから!
常に、レナと双子から1番に好かれていたいリカルドなのです。
兄上から追っ手が来たらしく泣く泣く王宮に戻ったはいいが、早く引退したいからお前が王になれ!とグズっているのだとか…
父上は一国の主である事より、双子のじいじでありたいようだ。
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よし!今日は私がお迎えにいこう!
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さぁ、帰ろうか。
一緒にママを迎えに行って驚かせよう!」
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常に、レナと双子から1番に好かれていたいリカルドなのです。
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