76 / 95
1番になりたい!
しおりを挟む
双子に好かれたいが為に、父上が仕事を放棄してこども園にやってきたらしい。
兄上から追っ手が来たらしく泣く泣く王宮に戻ったはいいが、早く引退したいからお前が王になれ!とグズっているのだとか…
父上は一国の主である事より、双子のじいじでありたいようだ。
まぁ、うちの双子の可愛さは国宝級だから仕方ないか…
だが、レナの次に双子が好きなのは父である私に決まっている。
最近、仕事が忙しくてあまり遊んでやれないが…
リリス先生には負けてないよね?
心配だな…
毎日長い時間会っているリリス先生に負けない為にはどうしたらよいかな?
よし!今日は私がお迎えにいこう!
リカルドは仕事を無理やり終わらせてこども園に走る。
何とか、お迎えに間に合ったようだ。
「「パパー、パパー」」
どうやら歓迎してくれているぞ?
「あらあら、リカルド様?
仕事よりお迎えが大事とは…」
誰かがリリスにチクったらしく、嫌味を言われるリカルドだが…
「仕事は私以外でも出来るが、二人の父は私だけだからね。
さぁ、帰ろうか。
一緒にママを迎えに行って驚かせよう!」
「わーい。ミリがママをおどろかせりゅー」
「ルドも!わぁってする!」
リカルドは、ふたりと手を繋いでレナを迎えに…
商会の執務室で仕事をしていたレナはいきなり三人が現れた事にびっくりしている。
「どうしたの?
ミリーがパパを呼んだの?」
念話が得意でリカルドとたまに念話している娘に確認すると、
「ミリーは呼んでないよ?
パパがお仕事はやくおわったからきたの」
「ルドもパパよんでないよ。パパがあそびにきたの」
「おいおい、ふたりとも…パパはちゃんとお仕事しましたからね?
たまには、みんなで帰りたいからね。
君を迎えに来たんだよ?
みんなで美味しい物を食べに行かないか?
新しく出来た海鮮バーベキューの店が美味しいって評判だよ?」
「やったやったぁ」
「いこいこ」
「ちょっとだけ、待ってね」
慌てて、仕事を終わらすレナを待ちながら店の予約をする。
人気店だが個室が空いていて良かった。
双子も、レナも食いしん坊だから…
胃袋つかむの大事ですから!
常に、レナと双子から1番に好かれていたいリカルドなのです。
兄上から追っ手が来たらしく泣く泣く王宮に戻ったはいいが、早く引退したいからお前が王になれ!とグズっているのだとか…
父上は一国の主である事より、双子のじいじでありたいようだ。
まぁ、うちの双子の可愛さは国宝級だから仕方ないか…
だが、レナの次に双子が好きなのは父である私に決まっている。
最近、仕事が忙しくてあまり遊んでやれないが…
リリス先生には負けてないよね?
心配だな…
毎日長い時間会っているリリス先生に負けない為にはどうしたらよいかな?
よし!今日は私がお迎えにいこう!
リカルドは仕事を無理やり終わらせてこども園に走る。
何とか、お迎えに間に合ったようだ。
「「パパー、パパー」」
どうやら歓迎してくれているぞ?
「あらあら、リカルド様?
仕事よりお迎えが大事とは…」
誰かがリリスにチクったらしく、嫌味を言われるリカルドだが…
「仕事は私以外でも出来るが、二人の父は私だけだからね。
さぁ、帰ろうか。
一緒にママを迎えに行って驚かせよう!」
「わーい。ミリがママをおどろかせりゅー」
「ルドも!わぁってする!」
リカルドは、ふたりと手を繋いでレナを迎えに…
商会の執務室で仕事をしていたレナはいきなり三人が現れた事にびっくりしている。
「どうしたの?
ミリーがパパを呼んだの?」
念話が得意でリカルドとたまに念話している娘に確認すると、
「ミリーは呼んでないよ?
パパがお仕事はやくおわったからきたの」
「ルドもパパよんでないよ。パパがあそびにきたの」
「おいおい、ふたりとも…パパはちゃんとお仕事しましたからね?
たまには、みんなで帰りたいからね。
君を迎えに来たんだよ?
みんなで美味しい物を食べに行かないか?
新しく出来た海鮮バーベキューの店が美味しいって評判だよ?」
「やったやったぁ」
「いこいこ」
「ちょっとだけ、待ってね」
慌てて、仕事を終わらすレナを待ちながら店の予約をする。
人気店だが個室が空いていて良かった。
双子も、レナも食いしん坊だから…
胃袋つかむの大事ですから!
常に、レナと双子から1番に好かれていたいリカルドなのです。
0
お気に入りに追加
288
あなたにおすすめの小説

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。
【完結】「私は善意に殺された」
まほりろ
恋愛
筆頭公爵家の娘である私が、母親は身分が低い王太子殿下の後ろ盾になるため、彼の婚約者になるのは自然な流れだった。
誰もが私が王太子妃になると信じて疑わなかった。
私も殿下と婚約してから一度も、彼との結婚を疑ったことはない。
だが殿下が病に倒れ、その治療のため異世界から聖女が召喚され二人が愛し合ったことで……全ての運命が狂い出す。
どなたにも悪意はなかった……私が不運な星の下に生まれた……ただそれだけ。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※他サイトにも投稿中。
※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※小説家になろうにて2022年11月19日昼、日間異世界恋愛ランキング38位、総合59位まで上がった作品です!

初耳なのですが…、本当ですか?
あおくん
恋愛
侯爵令嬢の次女として、父親の仕事を手伝ったり、邸の管理をしたりと忙しくしているアニーに公爵家から婚約の申し込みが来た!
でも実際に公爵家に訪れると、異世界から来たという少女が婚約者の隣に立っていて…。

この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが

奪われる人生とはお別れします ~婚約破棄の後は幸せな日々が待っていました~
水空 葵
恋愛
婚約者だった王太子殿下は、最近聖女様にかかりっきりで私には見向きもしない。
それなのに妃教育と称して仕事を押し付けてくる。
しまいには建国パーティーの時に婚約解消を突き付けられてしまった。
王太子殿下、それから私の両親。今まで尽くしてきたのに、裏切るなんて許せません。
でも、これ以上奪われるのは嫌なので、さっさとお別れしましょう。
※他サイト様でも連載中です。
◇2024/2/5 HOTランキング1位に掲載されました。
◇第17回 恋愛小説大賞で6位&奨励賞を頂きました。
本当にありがとうございます!

【完結】ずっと、ずっとあなたを愛していました 〜後悔も、懺悔も今更いりません〜
高瀬船
恋愛
リスティアナ・メイブルムには二歳年上の婚約者が居る。
婚約者は、国の王太子で穏やかで優しく、婚約は王命ではあったが仲睦まじく関係を築けていた。
それなのに、突然ある日婚約者である王太子からは土下座をされ、婚約を解消して欲しいと願われる。
何故、そんな事に。
優しく微笑むその笑顔を向ける先は確かに自分に向けられていたのに。
婚約者として確かに大切にされていたのに何故こうなってしまったのか。
リスティアナの思いとは裏腹に、ある時期からリスティアナに悪い噂が立ち始める。
悪い噂が立つ事など何もしていないのにも関わらず、リスティアナは次第に学園で、夜会で、孤立していく。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
君は妾の子だから、次男がちょうどいい
月山 歩
恋愛
侯爵家のマリアは婚約中だが、彼は王都に住み、彼女は片田舎で遠いため会ったことはなかった。でもある時、マリアは妾の子であると知られる。そんな娘は大事な子息とは結婚させられないと、病気療養中の次男との婚約に一方的に変えさせられる。そして次の日には、迎えの馬車がやって来た。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる