【完結】婚約破棄しろとうるさい幼なじみを溺愛して幸せな結婚を目指します!

まゆら

文字の大きさ
上 下
65 / 95

夜のお楽しみ

しおりを挟む
「レナ様!

今夜は決戦ですよ!

さぁ、お風呂の後はマッサージしますからね!

メイクは薄めに上品にいきましょう!

夜着は少しはだけ気味に羽織りましょう!

上目遣いが大事ですよ?

いいですか?

昼間とは、違う大人の女を演出なさいませ!」

レナが屋敷に帰ると侍女達が燃えていた。

どうやら、リカルドの話を聞いていたらしく二人の純情ぶりが焦れったかったらしい。

レナがリリスにもらった愛の教本を開く前に専属侍女達から閨での振る舞い講座が開かれるのだった。

リカルドも、執事から坊っちゃま!

紳士の夜のたしなみについて、じいからお話があります!と閨での紳士の振る舞いについて講義を受けていた。

「リカルド様!

コウノトリに頼るのではなく、ご自分のお力でレナ様と契らなければ赤ん坊はやって参りません!

いいですか?

これは、じいからの贈り物です!

レナ様とお休みになる前にグイッとお飲み下さい!」

リカルドはじいやから秘薬のような物を渡された。

「じい!

有難う!

レナが可憐過ぎて

手を出す自信がないよ…」

「リカルド様?

可憐な花を優しく抱いてこそ、紳士です!

紳士らしく、優しくレナ様を愛する事がお世継ぎの誕生に繋がりますから!

じいに、一日も早くリカルド様のお子様を抱かせてください!

このままでは、じいは死にきれません!

リカルド様…何とぞ…」

「じい…まだ若いよね?

もう死ぬつもりなの?

まだまだ、働いてもらうよ?」

「リカルド様のお子様が無事に育ちましたら、引退する所存ですが…」

リカルド様も、レナ様もみんなに慕われているようですね。

その頃のレナ様は、お風呂の後に美肌マッサージを受けながら寝落ちしておりました。

「うちの奥様は本当に可愛らしい方ね。

リリス様から頂いた愛の教本を読んでビックリされていたのよ。

髪の毛を乾かしていた私に、夫婦の営みは奥深いのね?

ユラはどの体位が妊娠しやすいか詳しいの?って無邪気に質問なさるのよ」

「本当に、純粋な方よね。

エルナはどうやって旦那様におねだりしているの?

新婚だって聞いたの!

私より、先輩だから教えてとキラキラした瞳で私の答えを待っているレナ様の可愛さは…

私がリカルド様なら即座にベッドに連れて行きたくなるわね」

「「確かにー」」

「レナ様は天然小悪魔だわ」

「リカルド様がメロメロになるはずよね」

リカルドとレナの夜の秘め事がどうなったか?

それは…

独占欲の塊であるリカルド様から書くな!と言われたので…

翌朝、朝食の時間になっても二人が起きて来なかったところをみると…

上手くいったのでしょう。






しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】「私は善意に殺された」

まほりろ
恋愛
筆頭公爵家の娘である私が、母親は身分が低い王太子殿下の後ろ盾になるため、彼の婚約者になるのは自然な流れだった。 誰もが私が王太子妃になると信じて疑わなかった。 私も殿下と婚約してから一度も、彼との結婚を疑ったことはない。 だが殿下が病に倒れ、その治療のため異世界から聖女が召喚され二人が愛し合ったことで……全ての運命が狂い出す。 どなたにも悪意はなかった……私が不運な星の下に生まれた……ただそれだけ。 ※無断転載を禁止します。 ※朗読動画の無断配信も禁止します。 ※他サイトにも投稿中。 ※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。 「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」 ※小説家になろうにて2022年11月19日昼、日間異世界恋愛ランキング38位、総合59位まで上がった作品です!

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

悪役断罪?そもそも何かしましたか?

SHIN
恋愛
明日から王城に最終王妃教育のために登城する、懇談会パーティーに参加中の私の目の前では多人数の男性に囲まれてちやほやされている少女がいた。 男性はたしか婚約者がいたり妻がいたりするのだけど、良いのかしら。 あら、あそこに居ますのは第二王子では、ないですか。 えっ、婚約破棄?別に構いませんが、怒られますよ。 勘違い王子と企み少女に巻き込まれたある少女の話し。

婚約破棄ですか。ゲームみたいに上手くはいきませんよ?

ゆるり
恋愛
公爵令嬢スカーレットは婚約者を紹介された時に前世を思い出した。そして、この世界が前世での乙女ゲームの世界に似ていることに気付く。シナリオなんて気にせず生きていくことを決めたが、学園にヒロイン気取りの少女が入学してきたことで、スカーレットの運命が変わっていく。全6話予定

断罪される前に市井で暮らそうとした悪役令嬢は幸せに酔いしれる

葉柚
恋愛
侯爵令嬢であるアマリアは、男爵家の養女であるアンナライラに婚約者のユースフェリア王子を盗られそうになる。 アンナライラに呪いをかけたのはアマリアだと言いアマリアを追い詰める。 アマリアは断罪される前に市井に溶け込み侯爵令嬢ではなく一市民として生きようとする。 市井ではどこかの王子が呪いにより猫になってしまったという噂がまことしやかに流れており……。

あなたを忘れる魔法があれば

美緒
恋愛
乙女ゲームの攻略対象の婚約者として転生した私、ディアナ・クリストハルト。 ただ、ゲームの舞台は他国の為、ゲームには婚約者がいるという事でしか登場しない名前のないモブ。 私は、ゲームの強制力により、好きになった方を奪われるしかないのでしょうか――? これは、「あなたを忘れる魔法があれば」をテーマに書いてみたものです――が、何か違うような?? R15、残酷描写ありは保険。乙女ゲーム要素も空気に近いです。 ※小説家になろう、カクヨムにも掲載してます

その婚約破棄喜んで

空月 若葉
恋愛
 婚約者のエスコートなしに卒業パーティーにいる私は不思議がられていた。けれどなんとなく気がついている人もこの中に何人かは居るだろう。  そして、私も知っている。これから私がどうなるのか。私の婚約者がどこにいるのか。知っているのはそれだけじゃないわ。私、知っているの。この世界の秘密を、ね。 注意…主人公がちょっと怖いかも(笑) 4話で完結します。短いです。の割に詰め込んだので、かなりめちゃくちゃで読みにくいかもしれません。もし改善できるところを見つけてくださった方がいれば、教えていただけると嬉しいです。 完結後、番外編を付け足しました。 カクヨムにも掲載しています。

聖女アマリア ~喜んで、婚約破棄を承ります。

青の雀
恋愛
公爵令嬢アマリアは、15歳の誕生日の翌日、前世の記憶を思い出す。 婚約者である王太子エドモンドから、18歳の学園の卒業パーティで王太子妃の座を狙った男爵令嬢リリカからの告発を真に受け、冤罪で断罪、婚約破棄され公開処刑されてしまう記憶であった。 王太子エドモンドと学園から逃げるため、留学することに。隣国へ留学したアマリアは、聖女に認定され、覚醒する。そこで隣国の皇太子から求婚されるが、アマリアには、エドモンドという婚約者がいるため、返事に窮す。

処理中です...