63 / 95
旦那様のおねだり
しおりを挟む
「レナ!
折り入ってお願いがあるのだが聞いてくれるかい?」
「改まってどうされました?」
「単刀直入に言う!
私の子供を産んでくれ!
いつかはではなく、なるべく早くだ!
私は早く父親になりたいのだ!
レナ頼む!
移転したばかりのシャルマン商会が大変なのは分かっているが、私の子供を産むという大仕事は、レナにしか頼めないんだよ!
考えてもらえないかな?」
レナの祖母に相談したところ、レナに通じるようにハッキリと要求を伝えないと永久に伝わらないと言われたので、ハッキリと自分の意志を伝えてみたのだが…
レナの反応は…
「子供はコウノトリが連れてくると聞いておりますわ。
私だけのチカラでは無理です!
明日から神殿で神に祈りを捧げてきますね。
神殿に予約入れないと…
地方の神殿より、大神殿の方がよいのかしら?
誰に聞けばよいかしら?
リカルド様!
私身篭るまで神殿にこもりますね」
レナは侍女達と共に大神殿に行く準備を始めるのだった。
◇◇◇◇◇
レナ…
誰かレナを止めてくれ!
私には無理みたいだ…
私の嫁はどうしていつも予想の斜め上を行くのだろうか?
私も一緒に大神殿に行った方がよいのかな?
侍女に頼んでどうしたら子供が出来るのかを教えて貰わなければ…
レナの純粋なところを愛しているけれど、あれは純粋培養過ぎないか?
結婚した男女の夜の営みについて、もう少し積極的になってくれないと…
私達に、赤ちゃんが来る事は無いのだが…
まだ、レナの扱いが上手くいかないリカルドである。
二人の元に可愛い赤ちゃんがやってくるのはいつになるのだろうか。
折り入ってお願いがあるのだが聞いてくれるかい?」
「改まってどうされました?」
「単刀直入に言う!
私の子供を産んでくれ!
いつかはではなく、なるべく早くだ!
私は早く父親になりたいのだ!
レナ頼む!
移転したばかりのシャルマン商会が大変なのは分かっているが、私の子供を産むという大仕事は、レナにしか頼めないんだよ!
考えてもらえないかな?」
レナの祖母に相談したところ、レナに通じるようにハッキリと要求を伝えないと永久に伝わらないと言われたので、ハッキリと自分の意志を伝えてみたのだが…
レナの反応は…
「子供はコウノトリが連れてくると聞いておりますわ。
私だけのチカラでは無理です!
明日から神殿で神に祈りを捧げてきますね。
神殿に予約入れないと…
地方の神殿より、大神殿の方がよいのかしら?
誰に聞けばよいかしら?
リカルド様!
私身篭るまで神殿にこもりますね」
レナは侍女達と共に大神殿に行く準備を始めるのだった。
◇◇◇◇◇
レナ…
誰かレナを止めてくれ!
私には無理みたいだ…
私の嫁はどうしていつも予想の斜め上を行くのだろうか?
私も一緒に大神殿に行った方がよいのかな?
侍女に頼んでどうしたら子供が出来るのかを教えて貰わなければ…
レナの純粋なところを愛しているけれど、あれは純粋培養過ぎないか?
結婚した男女の夜の営みについて、もう少し積極的になってくれないと…
私達に、赤ちゃんが来る事は無いのだが…
まだ、レナの扱いが上手くいかないリカルドである。
二人の元に可愛い赤ちゃんがやってくるのはいつになるのだろうか。
0
お気に入りに追加
288
あなたにおすすめの小説
【完結】薔薇の花をあなたに贈ります
彩華(あやはな)
恋愛
レティシアは階段から落ちた。
目を覚ますと、何かがおかしかった。それは婚約者である殿下を覚えていなかったのだ。
ロベルトは、レティシアとの婚約解消になり、聖女ミランダとの婚約することになる。
たが、それに違和感を抱くようになる。
ロベルト殿下視点がおもになります。
前作を多少引きずってはいますが、今回は暗くはないです!!
11話完結です。
【完結】逆行した聖女
ウミ
恋愛
1度目の生で、取り巻き達の罪まで着せられ処刑された公爵令嬢が、逆行してやり直す。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書いた作品で、色々矛盾があります。どうか寛大な心でお読みいただけるととても嬉しいですm(_ _)m
婚約破棄された私は、処刑台へ送られるそうです
秋月乃衣
恋愛
ある日システィーナは婚約者であるイデオンの王子クロードから、王宮敷地内に存在する聖堂へと呼び出される。
そこで聖女への非道な行いを咎められ、婚約破棄を言い渡された挙句投獄されることとなる。
いわれの無い罪を否定する機会すら与えられず、寒く冷たい牢の中で断頭台に登るその時を待つシスティーナだったが──
他サイト様でも掲載しております。
側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります。
とうや
恋愛
「私はシャーロットを妻にしようと思う。君は側妃になってくれ」
成婚の儀を迎える半年前。王太子セオドアは、15年も婚約者だったエマにそう言った。微笑んだままのエマ・シーグローブ公爵令嬢と、驚きの余り硬直する近衛騎士ケイレブ・シェパード。幼馴染だった3人の関係は、シャーロットという少女によって崩れた。
「側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります」
********************************************
ATTENTION
********************************************
*世界軸は『側近候補を外されて覚醒したら〜』あたりの、なんちゃってヨーロッパ風。魔法はあるけれど魔王もいないし神様も遠い存在。そんなご都合主義で設定うすうすの世界です。
*いつものような残酷な表現はありませんが、倫理観に難ありで軽い胸糞です。タグを良くご覧ください。
*R-15は保険です。
【コミカライズ決定】婚約破棄され辺境伯との婚姻を命じられましたが、私の初恋の人はその義父です
灰銀猫
恋愛
両親と妹にはいない者として扱われながらも、王子の婚約者の肩書のお陰で何とか暮らしていたアレクシア。
顔だけの婚約者を実妹に奪われ、顔も性格も醜いと噂の辺境伯との結婚を命じられる。
辺境に追いやられ、婚約者からは白い結婚を打診されるも、婚約も結婚もこりごりと思っていたアレクシアには好都合で、しかも婚約者の義父は初恋の相手だった。
王都にいた時よりも好待遇で意外にも快適な日々を送る事に…でも、厄介事は向こうからやってきて…
婚約破棄物を書いてみたくなったので、書いてみました。
ありがちな内容ですが、よろしくお願いします。
設定は緩いしご都合主義です。難しく考えずにお読みいただけると嬉しいです。
他サイトでも掲載しています。
コミカライズ決定しました。申し訳ございませんが配信開始後は削除いたします。
王命を忘れた恋
須木 水夏
恋愛
『君はあの子よりも強いから』
そう言って貴方は私を見ることなく、この関係性を終わらせた。
強くいなければ、貴方のそばにいれなかったのに?貴方のそばにいる為に強くいたのに?
そんな痛む心を隠し。ユリアーナはただ静かに微笑むと、承知を告げた。
【完結】捨てられ正妃は思い出す。
なか
恋愛
「お前に食指が動くことはない、後はしみったれた余生でも過ごしてくれ」
そんな言葉を最後に婚約者のランドルフ・ファルムンド王子はデイジー・ルドウィンを捨ててしまう。
人生の全てをかけて愛してくれていた彼女をあっさりと。
正妃教育のため幼き頃より人生を捧げて生きていた彼女に味方はおらず、学園ではいじめられ、再び愛した男性にも「遊びだった」と同じように捨てられてしまう。
人生に楽しみも、生きる気力も失った彼女は自分の意志で…自死を選んだ。
再び意識を取り戻すと見知った光景と聞き覚えのある言葉の数々。
デイジーは確信をした、これは二度目の人生なのだと。
確信したと同時に再びあの酷い日々を過ごす事になる事に絶望した、そんなデイジーを変えたのは他でもなく、前世での彼女自身の願いであった。
––次の人生は後悔もない、幸福な日々を––
他でもない、自分自身の願いを叶えるために彼女は二度目の人生を立ち上がる。
前のような弱気な生き方を捨てて、怒りに滾って奮い立つ彼女はこのくそったれな人生を生きていく事を決めた。
彼女に起きた心境の変化、それによって起こる小さな波紋はやがて波となり…この王国でさえ変える大きな波となる。
愛想を尽かした女と尽かされた男
火野村志紀
恋愛
※全16話となります。
「そうですか。今まであなたに尽くしていた私は側妃扱いで、急に湧いて出てきた彼女が正妃だと? どうぞ、お好きになさって。その代わり私も好きにしますので」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる