【完結】婚約破棄しろとうるさい幼なじみを溺愛して幸せな結婚を目指します!

まゆら

文字の大きさ
上 下
60 / 95

休暇の楽しみ方

しおりを挟む
翌日の朝。

リカルドはしっかり朝早くに覚醒して、レナと海辺を散策しておりますよ。

別荘の管理人夫妻が飼っているもふもふわんこを連れ出して一緒にお散歩を楽しんでおります。

レナはもふもふが大好きですからね。

とっても嬉しそうです。

「レナ!私達も王都で大型犬を飼おうか?

このわんこは可愛いよな?」

「確かに可愛らしいですわね。

一緒にお散歩するのは楽しいですし!

運動にもなりますわね?」

終始にこにこしているレナを幸せそうに眺めながら、リカルドは絶対に犬飼うぞ!と心に誓うのだった。

もふもふわんこ!

お前…ちょっとズルいぞ!

レナをめろめろにするとか…

と、心の中はジェラシーの炎メラメラのリカルド様なのです。

もふもふわんことのお散歩を終えたふたりは朝食の時間です。

今朝は王都の屋敷からついてきた料理長がこっちの市場で仕入れてきた新鮮素材で色々作ってるみたいです。

研究熱心な料理長がどんな朝食を作るのか楽しみですね。

◇◇◇◇◇◇◇

「本日の朝食は最近こちらで流行している和食を取り入れてみました。あっさりした味わいと出汁が効いた奥深さを同時に味わって頂けます!」と張り切る料理長が作ったのは…

白身魚で出汁を取った野菜ときのこたっぷりの雑炊と言う米入りのスープ?

リゾットに似てるよ?

だし巻き卵って言う卵料理は和国風のオムレツかなぁ?

たくわんって言う黄色いピクルスは大根って野菜を使うんだって!

南海地区では海の向こうにある和国との貿易が盛んだから和国の料理も入ってくるんだね。

リカルド様はちょっと甘めのだし巻き卵が気に入ったみたいでおかわりを頼んでる。

わたしはこの雑炊っていうリゾットが気に入ったかも?

うちの料理長って食に対して貪欲だから新しい事をドンドン取り入れてくれるんだよ?

王都の屋敷からみんなを連れてきて良かったなぁ。

交代でおやすみを取ってもらってみんなも南海地区を楽しんでくれるようにしたいな。

王都では忙しくしているリカルド様ものんびりしてくれているから…

別荘に来て良かったな。

ここでみんなでのんびり暮らせるようになりたいな…

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢

岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか? 「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」 「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」 マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。

悪役令嬢に転生した私は破滅エンドを避けるべく、剣と魔法を極めたら全ての攻略対象から溺愛されました

平山和人
恋愛
前世で乙女ゲームが好きだった主人公は、悪役令嬢であるエリス・フォン・シュトラールとして転生してしまう。エリスは、ゲームのシナリオではヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢で、最終的には国外追放や処刑という悲惨な結末を迎える運命だった。 「そんな未来なんて絶対に嫌!」 そう決意したエリスは、破滅フラグを回避するために自らの運命を切り開くことを決意。社交界での陰謀や恋愛に巻き込まれないように、剣術と魔法の鍛錬に没頭することにした。元々の貴族の才能と転生者としての知識を活かし、エリスは驚異的な速度で成長。やがて「最強の剣士」兼「伝説の魔導士」としてその名を轟かせることに。 ところが、彼女が強くなればなるほど、ゲームの攻略対象である王子や騎士団長、天才魔導士、さらにはライバルキャラまで、なぜか次々と彼女に夢中になってしまう! 「えっ、こんなはずじゃなかったのに!?」 溺愛される悪役令嬢となったエリスの、恋と戦いに満ちた破滅回避(?)ファンタジーが今、始まる!

あなたには、この程度のこと、だったのかもしれませんが。

ふまさ
恋愛
 楽しみにしていた、パーティー。けれどその場は、信じられないほどに凍り付いていた。  でも。  愉快そうに声を上げて笑う者が、一人、いた。

運命に勝てない当て馬令嬢の幕引き。

ぽんぽこ狸
恋愛
 気高き公爵家令嬢オリヴィアの護衛騎士であるテオは、ある日、主に天啓を受けたと打ち明けられた。  その内容は運命の女神の聖女として召喚されたマイという少女と、オリヴィアの婚約者であるカルステンをめぐって死闘を繰り広げ命を失うというものだったらしい。  だからこそ、オリヴィアはもう何も望まない。テオは立場を失うオリヴィアの事は忘れて、自らの道を歩むようにと言われてしまう。  しかし、そんなことは出来るはずもなく、テオも将来の王妃をめぐる運命の争いの中に巻き込まれていくのだった。  五万文字いかない程度のお話です。さくっと終わりますので読者様の暇つぶしになればと思います。

筆頭婚約者候補は「一抜け」を叫んでさっさと逃げ出した

基本二度寝
恋愛
王太子には婚約者候補が二十名ほどいた。 その中でも筆頭にいたのは、顔よし頭良し、すべての条件を持っていた公爵家の令嬢。 王太子を立てることも忘れない彼女に、ひとつだけ不満があった。

醜い私を救ってくれたのはモフモフでした ~聖女の結界が消えたと、婚約破棄した公爵が後悔してももう遅い。私は他国で王子から溺愛されます~

上下左右
恋愛
 聖女クレアは泣きボクロのせいで、婚約者の公爵から醜女扱いされていた。だが彼女には唯一の心の支えがいた。愛犬のハクである。  だがある日、ハクが公爵に殺されてしまう。そんな彼女に追い打ちをかけるように、「醜い貴様との婚約を破棄する」と宣言され、新しい婚約者としてサーシャを紹介される。  サーシャはクレアと同じく異世界からの転生者で、この世界が乙女ゲームだと知っていた。ゲームの知識を利用して、悪役令嬢となるはずだったクレアから聖女の立場を奪いに来たのである。  絶望するクレアだったが、彼女の前にハクの生まれ変わりを名乗る他国の王子が現れる。そこからハクに溺愛される日々を過ごすのだった。  一方、クレアを失った王国は結界の力を失い、魔物の被害にあう。その責任を追求され、公爵はクレアを失ったことを後悔するのだった。  本物語は、不幸な聖女が、前世の知識で逆転劇を果たし、モフモフ王子から溺愛されながらハッピーエンドを迎えるまでの物語である。

婚約破棄で命拾いした令嬢のお話 ~本当に助かりましたわ~

華音 楓
恋愛
シャルロット・フォン・ヴァーチュレストは婚約披露宴当日、謂れのない咎により結婚破棄を通達された。 突如襲い来る隣国からの8万の侵略軍。 襲撃を受ける元婚約者の領地。 ヴァーチュレスト家もまた存亡の危機に!! そんな数奇な運命をたどる女性の物語。 いざ開幕!!

処理中です...