34 / 95
夫婦円満の秘訣とは?
しおりを挟む
新婚旅行最終日、視察に来た海南都市の市場で野菜や果物の鮮度チェックをしたり、魔法学園を建設する予定の土地を下見したり…私とリカルド様はハードな日程をこなしていた。
それというのも、一昨日から滞在していた商業都市で開催されていたグルメマーケット巡りが楽しくて日程を一日ずらしてしまったからである。
二日の予定を一日に短縮した為に…今日は休む間もなく視察を続けている。
「レナ…流石に疲れただろう?そろそろ休憩にしないか?」
リカルドは予約していたレストランに入っていく。
ビュッフェスタイルのカジュアルなレストランだ。
シーフードがメインのようだが、サラダも沢山の種類があり、デザートは好みの物を個々に注文出来るようになっている。
「自分で好きな物を好きなだけ食べられるのはよいですね。ドレッシングの種類が沢山あるのが嬉しいです!
リカルド様…見てください!アイスクリームも色々ありますよ!王都にもこのようなレストランが出来たら私…通いますわ!」
レナは…アイスクリームに夢中である。
ここにして良かった!と幸せそうなレナを見つめるリカルドは満足そうにりんごジュースを飲んでいる。
「レナ…しぼりたてのジュースも美味いぞ?レナも何か頼んでみればよい!」
「では…ミックスジュースをお願いしようかしら?」
「それも美味そうだな…私も頼もうか…」
このふたり…甘党である…
食事より…甘い物がメイン…
◇◇◇◇◇◇
幸せなランチタイムが終わり、王都に帰る為に馬車に乗るふたり。
行きは寝ている間に転移していたので、帰りは馬車がいいとレナに言われたので仕方無く馬車に乗るリカルドである。
リカルドはムードよりも、時間短縮が好きなのだが…
今回はレナに従うようだ。
新婚旅行で揉めるとその後が大変ですから…なるべくレナ様の好きなようにさせてあげるのが夫婦円満のコツですよ?と側近からアドバイスされたので…
今後の為にも馬車を選択したリカルドである。
何なら馬車ごと転移してしまいたいのだが…
レナに嫌われたくないから我慢だ!と自分に言い聞かせるリカルドであった。
プライベートでは妻の好みになるべく合わす!
レナの笑顔を見るためなら…
私は何でも出来るぞ!
こうして、リカルド殿下は愛妻家として後世に名を残すのであった。
それというのも、一昨日から滞在していた商業都市で開催されていたグルメマーケット巡りが楽しくて日程を一日ずらしてしまったからである。
二日の予定を一日に短縮した為に…今日は休む間もなく視察を続けている。
「レナ…流石に疲れただろう?そろそろ休憩にしないか?」
リカルドは予約していたレストランに入っていく。
ビュッフェスタイルのカジュアルなレストランだ。
シーフードがメインのようだが、サラダも沢山の種類があり、デザートは好みの物を個々に注文出来るようになっている。
「自分で好きな物を好きなだけ食べられるのはよいですね。ドレッシングの種類が沢山あるのが嬉しいです!
リカルド様…見てください!アイスクリームも色々ありますよ!王都にもこのようなレストランが出来たら私…通いますわ!」
レナは…アイスクリームに夢中である。
ここにして良かった!と幸せそうなレナを見つめるリカルドは満足そうにりんごジュースを飲んでいる。
「レナ…しぼりたてのジュースも美味いぞ?レナも何か頼んでみればよい!」
「では…ミックスジュースをお願いしようかしら?」
「それも美味そうだな…私も頼もうか…」
このふたり…甘党である…
食事より…甘い物がメイン…
◇◇◇◇◇◇
幸せなランチタイムが終わり、王都に帰る為に馬車に乗るふたり。
行きは寝ている間に転移していたので、帰りは馬車がいいとレナに言われたので仕方無く馬車に乗るリカルドである。
リカルドはムードよりも、時間短縮が好きなのだが…
今回はレナに従うようだ。
新婚旅行で揉めるとその後が大変ですから…なるべくレナ様の好きなようにさせてあげるのが夫婦円満のコツですよ?と側近からアドバイスされたので…
今後の為にも馬車を選択したリカルドである。
何なら馬車ごと転移してしまいたいのだが…
レナに嫌われたくないから我慢だ!と自分に言い聞かせるリカルドであった。
プライベートでは妻の好みになるべく合わす!
レナの笑顔を見るためなら…
私は何でも出来るぞ!
こうして、リカルド殿下は愛妻家として後世に名を残すのであった。
10
お気に入りに追加
290
あなたにおすすめの小説
【完結】あなたの思い違いではありませんの?
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
複数の物語の登場人物が、一つの世界に混在しているなんて?!
「カレンデュラ・デルフィニューム! 貴様との婚約を破棄する」
お決まりの婚約破棄を叫ぶ王太子ローランドは、その晩、ただの王子に降格された。聖女ビオラの腰を抱き寄せるが、彼女は隙を見て逃げ出す。
婚約者ではないカレンデュラに一刀両断され、ローランド王子はうろたえた。近くにいたご令嬢に「お前か」と叫ぶも人違い、目立つ赤いドレスのご令嬢に絡むも、またもや否定される。呆れ返る周囲の貴族の冷たい視線の中で、当事者四人はお互いを認識した。
転生組と転移組、四人はそれぞれに前世の知識を持っている。全員が違う物語の世界だと思い込んだリクニス国の命運はいかに?!
ハッピーエンド確定、すれ違いと勘違い、複数の物語が交錯する。
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/11/19……完結
2024/08/13……エブリスタ ファンタジー 1位
2024/08/13……アルファポリス 女性向けHOT 36位
2024/08/12……連載開始

【完結】人生で一番幸せになる日 ~『災い』だと虐げられた少女は、嫁ぎ先で冷血公爵様から溺愛されて強くなる~
八重
恋愛
【全32話+番外編】
「過去を、後ろを見るのはやめます。今を、そして私を大切に思ってくださっている皆さんのことを思いたい!」
伯爵家の長女シャルロッテ・ヴェーデルは、「生まれると災いをもたらす」と一族で信じられている『金色の目』を持つ少女。生まれたその日から、屋敷には入れてもらえず、父、母、妹にも虐げられて、一人ボロボロの「離れ」で暮らす。
ある日、シャルロッテに『冷血公爵』として知られるエルヴィン・アイヒベルク公爵から、なぜか婚約の申し込みがくる。家族は「災い」であるシャルロッテを追い出すのにちょうどいい口実ができたと、彼女を18歳の誕生日に嫁がせた。
しかし、『冷血公爵』とは裏腹なエルヴィンの優しく愛情深い素顔と婚約の理由を知り、シャルロッテは彼に恩返しするため努力していく。
そして、一族の中で信じられている『金色の目』の話には、実は続きがあって……。
マナーも愛も知らないシャルロッテが「夫のために役に立ちたい!」と努力を重ねて、幸せを掴むお話。
※引き下げにより、書籍版1、2巻の内容を一部改稿して投稿しております
【完結】「私は善意に殺された」
まほりろ
恋愛
筆頭公爵家の娘である私が、母親は身分が低い王太子殿下の後ろ盾になるため、彼の婚約者になるのは自然な流れだった。
誰もが私が王太子妃になると信じて疑わなかった。
私も殿下と婚約してから一度も、彼との結婚を疑ったことはない。
だが殿下が病に倒れ、その治療のため異世界から聖女が召喚され二人が愛し合ったことで……全ての運命が狂い出す。
どなたにも悪意はなかった……私が不運な星の下に生まれた……ただそれだけ。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※他サイトにも投稿中。
※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※小説家になろうにて2022年11月19日昼、日間異世界恋愛ランキング38位、総合59位まで上がった作品です!
乙女ゲームの世界だと、いつから思い込んでいた?
シナココ
ファンタジー
母親違いの妹をいじめたというふわふわした冤罪で婚約破棄された上に、最北の辺境地に流された公爵令嬢ハイデマリー。勝ち誇る妹・ゲルダは転生者。この世界のヒロインだと豪語し、王太子妃に成り上がる。乙女ゲームのハッピーエンドの確定だ。
……乙女ゲームが終わったら、戦争ストラテジーゲームが始まるのだ。

悪役令嬢ですが、当て馬なんて奉仕活動はいたしませんので、どうぞあしからず!
たぬきち25番
恋愛
気が付くと私は、ゲームの中の悪役令嬢フォルトナに転生していた。自分は、婚約者のルジェク王子殿下と、ヒロインのクレアを邪魔する悪役令嬢。そして、ふと気が付いた。私は今、強大な権力と、惚れ惚れするほどの美貌と身体、そして、かなり出来の良い頭を持っていた。王子も確かにカッコイイけど、この世界には他にもカッコイイ男性はいる、王子はヒロインにお任せします。え? 当て馬がいないと物語が進まない? ごめんなさい、王子殿下、私、自分のことを優先させて頂きまぁ~す♡
※マルチエンディングです!!
コルネリウス(兄)&ルジェク(王子)好きなエンディングをお迎えください m(_ _)m
2024.11.14アイク(誰?)ルートをスタートいたしました。
楽しんで頂けると幸いです。
護国の聖女、婚約破棄の上、国外追放される。〜もう護らなくていいんですね〜
ココちゃん
恋愛
平民出身と蔑まれつつも、聖女として10年間一人で護国の大結界を維持してきたジルヴァラは、学園の卒業式で、冤罪を理由に第一王子に婚約を破棄され、国外追放されてしまう。
護国の大結界は、聖女が結界の外に出た瞬間、消滅してしまうけれど、王子の新しい婚約者さんが次の聖女だっていうし大丈夫だよね。
がんばれ。
…テンプレ聖女モノです。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる