28 / 95
1年後
しおりを挟む
私とリカルド様が無事に結婚する事になりました!
婚約破棄される事なく、無事に結婚式を終える事が出来るのかまだ心配している私なのですが…
リカルド様に何回も本当に私と結婚して後悔はしないのですか?と聞いているので…
終いにはリカルド様も、レナ!私を試すのはその位にしておきなさい…
後悔などするわけがないだろう?
君と生涯を共に出来る事がどれだけ幸せな事か…
私の君への尽きる事のない想いをこれから毎日伝えていくつもりだから覚悟しておくといいよ。
私がどれだけ君の事が好きなのか、君に教えてあげなくてはいけないようだからね!
楽しみだよ。レナ!
◇◇◇◇◇
後ろで控えていた新人の側近は…
噂には聞いていたけど、殿下…婚約者様を溺愛し過ぎていらっしゃる…
婚約者様…
もう逃げられないので諦めて下さいね。
…と、リカルドに囲いこまれたレナに同情しております。
リカルドと長い付き合いの側近達は、殿下のレナ様への執着は昔からですからね…とあまり気にしていないようです。
それよりも、レナ様…
結婚後は、私と離婚して下さいって言わないで下さいよ…と新たな頭痛の種を心配しているようだ。
レナ様の思考回路は謎だから、わけのわからない事を言い出さないように…
ベテランの侍女と実家からついてくる侍女にレナのお世話を任せるらしい。
◇◇◇◇◇
シャルマン家では、レナの衣装の最終チェックで盛り上がっていた。
ドレスのすその広がりはもう少しボリューム感がある方がよいとか、レースはもっとたっぷりつけようとか…
当人であるレナよりも、母や姉や侍女達が盛り上がっている。
レナはおとなしく着せ替え人形になっている。
「レナはこれでいいの?結婚式は花嫁が主役なんだからね!
鏡を見て!納得いかないところはない?」
姉上から言われて、鏡に映る私をじっくり見たのですが…
いつもとは違うメイクに違う髪形、そして白く輝く花嫁衣装を身に着けた私は…
びっくりする程に…
いつもとは違ってキレイに見えます!
「お姉さま…
私に魔法をかけたのですか?
私…キレイになってますよ?」
「「「レナ様はいつもお綺麗です!」」」
私付きの侍女は私に甘いのです…
地味で大した事ない容貌の私をいつも褒めてくれるのです。
「レナ…花嫁衣装を着たムスメは一生で一番輝くの!
綺麗に決まってるのよ!」
姉上が言葉の魔法をかけてくれました。
リカルド様も私の事を綺麗だと思ってくれるとよいなぁと思いながら、私は鏡に映る私に微笑みかけました。
私…リカルド様の妻になります!
婚約破棄される事なく、無事に結婚式を終える事が出来るのかまだ心配している私なのですが…
リカルド様に何回も本当に私と結婚して後悔はしないのですか?と聞いているので…
終いにはリカルド様も、レナ!私を試すのはその位にしておきなさい…
後悔などするわけがないだろう?
君と生涯を共に出来る事がどれだけ幸せな事か…
私の君への尽きる事のない想いをこれから毎日伝えていくつもりだから覚悟しておくといいよ。
私がどれだけ君の事が好きなのか、君に教えてあげなくてはいけないようだからね!
楽しみだよ。レナ!
◇◇◇◇◇
後ろで控えていた新人の側近は…
噂には聞いていたけど、殿下…婚約者様を溺愛し過ぎていらっしゃる…
婚約者様…
もう逃げられないので諦めて下さいね。
…と、リカルドに囲いこまれたレナに同情しております。
リカルドと長い付き合いの側近達は、殿下のレナ様への執着は昔からですからね…とあまり気にしていないようです。
それよりも、レナ様…
結婚後は、私と離婚して下さいって言わないで下さいよ…と新たな頭痛の種を心配しているようだ。
レナ様の思考回路は謎だから、わけのわからない事を言い出さないように…
ベテランの侍女と実家からついてくる侍女にレナのお世話を任せるらしい。
◇◇◇◇◇
シャルマン家では、レナの衣装の最終チェックで盛り上がっていた。
ドレスのすその広がりはもう少しボリューム感がある方がよいとか、レースはもっとたっぷりつけようとか…
当人であるレナよりも、母や姉や侍女達が盛り上がっている。
レナはおとなしく着せ替え人形になっている。
「レナはこれでいいの?結婚式は花嫁が主役なんだからね!
鏡を見て!納得いかないところはない?」
姉上から言われて、鏡に映る私をじっくり見たのですが…
いつもとは違うメイクに違う髪形、そして白く輝く花嫁衣装を身に着けた私は…
びっくりする程に…
いつもとは違ってキレイに見えます!
「お姉さま…
私に魔法をかけたのですか?
私…キレイになってますよ?」
「「「レナ様はいつもお綺麗です!」」」
私付きの侍女は私に甘いのです…
地味で大した事ない容貌の私をいつも褒めてくれるのです。
「レナ…花嫁衣装を着たムスメは一生で一番輝くの!
綺麗に決まってるのよ!」
姉上が言葉の魔法をかけてくれました。
リカルド様も私の事を綺麗だと思ってくれるとよいなぁと思いながら、私は鏡に映る私に微笑みかけました。
私…リカルド様の妻になります!
0
お気に入りに追加
288
あなたにおすすめの小説
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
【完結】「私は善意に殺された」
まほりろ
恋愛
筆頭公爵家の娘である私が、母親は身分が低い王太子殿下の後ろ盾になるため、彼の婚約者になるのは自然な流れだった。
誰もが私が王太子妃になると信じて疑わなかった。
私も殿下と婚約してから一度も、彼との結婚を疑ったことはない。
だが殿下が病に倒れ、その治療のため異世界から聖女が召喚され二人が愛し合ったことで……全ての運命が狂い出す。
どなたにも悪意はなかった……私が不運な星の下に生まれた……ただそれだけ。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※他サイトにも投稿中。
※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※小説家になろうにて2022年11月19日昼、日間異世界恋愛ランキング38位、総合59位まで上がった作品です!

この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが

【完結】ずっと、ずっとあなたを愛していました 〜後悔も、懺悔も今更いりません〜
高瀬船
恋愛
リスティアナ・メイブルムには二歳年上の婚約者が居る。
婚約者は、国の王太子で穏やかで優しく、婚約は王命ではあったが仲睦まじく関係を築けていた。
それなのに、突然ある日婚約者である王太子からは土下座をされ、婚約を解消して欲しいと願われる。
何故、そんな事に。
優しく微笑むその笑顔を向ける先は確かに自分に向けられていたのに。
婚約者として確かに大切にされていたのに何故こうなってしまったのか。
リスティアナの思いとは裏腹に、ある時期からリスティアナに悪い噂が立ち始める。
悪い噂が立つ事など何もしていないのにも関わらず、リスティアナは次第に学園で、夜会で、孤立していく。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
君は妾の子だから、次男がちょうどいい
月山 歩
恋愛
侯爵家のマリアは婚約中だが、彼は王都に住み、彼女は片田舎で遠いため会ったことはなかった。でもある時、マリアは妾の子であると知られる。そんな娘は大事な子息とは結婚させられないと、病気療養中の次男との婚約に一方的に変えさせられる。そして次の日には、迎えの馬車がやって来た。

悪役令嬢の涙
拓海のり
恋愛
公爵令嬢グレイスは婚約者である王太子エドマンドに卒業パーティで婚約破棄される。王子の側には、癒しの魔法を使え聖女ではないかと噂される子爵家に引き取られたメアリ―がいた。13000字の短編です。他サイトにも投稿します。

〖完結〗幼馴染みの王女様の方が大切な婚約者は要らない。愛してる? もう興味ありません。
藍川みいな
恋愛
婚約者のカイン様は、婚約者の私よりも幼馴染みのクリスティ王女殿下ばかりを優先する。
何度も約束を破られ、彼と過ごせる時間は全くなかった。約束を破る理由はいつだって、「クリスティが……」だ。
同じ学園に通っているのに、私はまるで他人のよう。毎日毎日、二人の仲のいい姿を見せられ、苦しんでいることさえ彼は気付かない。
もうやめる。
カイン様との婚約は解消する。
でもなぜか、別れを告げたのに彼が付きまとってくる。
愛してる? 私はもう、あなたに興味はありません!
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
沢山の感想ありがとうございます。返信出来ず、申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる