【完結】婚約破棄しろとうるさい幼なじみを溺愛して幸せな結婚を目指します!

まゆら

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1年後

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私とリカルド様が無事に結婚する事になりました!

婚約破棄される事なく、無事に結婚式を終える事が出来るのかまだ心配している私なのですが…

リカルド様に何回も本当に私と結婚して後悔はしないのですか?と聞いているので…

終いにはリカルド様も、レナ!私を試すのはその位にしておきなさい…

後悔などするわけがないだろう?

君と生涯を共に出来る事がどれだけ幸せな事か…

私の君への尽きる事のない想いをこれから毎日伝えていくつもりだから覚悟しておくといいよ。

私がどれだけ君の事が好きなのか、君に教えてあげなくてはいけないようだからね!

楽しみだよ。レナ!

◇◇◇◇◇

後ろで控えていた新人の側近は…

噂には聞いていたけど、殿下…婚約者様を溺愛し過ぎていらっしゃる…

婚約者様…

もう逃げられないので諦めて下さいね。

…と、リカルドに囲いこまれたレナに同情しております。

リカルドと長い付き合いの側近達は、殿下のレナ様への執着は昔からですからね…とあまり気にしていないようです。

それよりも、レナ様…

結婚後は、私と離婚して下さいって言わないで下さいよ…と新たな頭痛の種を心配しているようだ。

レナ様の思考回路は謎だから、わけのわからない事を言い出さないように…

ベテランの侍女と実家からついてくる侍女にレナのお世話を任せるらしい。

◇◇◇◇◇

シャルマン家では、レナの衣装の最終チェックで盛り上がっていた。

ドレスのすその広がりはもう少しボリューム感がある方がよいとか、レースはもっとたっぷりつけようとか…

当人であるレナよりも、母や姉や侍女達が盛り上がっている。

レナはおとなしく着せ替え人形になっている。

「レナはこれでいいの?結婚式は花嫁が主役なんだからね!

鏡を見て!納得いかないところはない?」

姉上から言われて、鏡に映る私をじっくり見たのですが…

いつもとは違うメイクに違う髪形、そして白く輝く花嫁衣装を身に着けた私は…

びっくりする程に…

いつもとは違ってキレイに見えます!

「お姉さま…

私に魔法をかけたのですか?

私…キレイになってますよ?」

「「「レナ様はいつもお綺麗です!」」」

私付きの侍女は私に甘いのです…

地味で大した事ない容貌の私をいつも褒めてくれるのです。

「レナ…花嫁衣装を着たムスメは一生で一番輝くの!

綺麗に決まってるのよ!」

姉上が言葉の魔法をかけてくれました。

リカルド様も私の事を綺麗だと思ってくれるとよいなぁと思いながら、私は鏡に映る私に微笑みかけました。

私…リカルド様の妻になります!





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