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第十八話
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リカルドside
3日間意識不明だったレナがようやく目覚めたと、シャルマン家から連絡があった。
私のレナは…
眠り姫になってしまうのか?
それなら、私も隣で眠りにつこう!と、生命と若さを維持したまま眠りにつける魔法を探していたのだが…
王家に伝わる古の魔法学の本の古代文字が読めずにめげていたところだったので、レナが目覚めてくれて良かった。
リリス先生が不眠不休で回復魔法をかけ続けてくれたと聞き、リリス先生に特大のもふもふしたぬいぐるみをプレゼントする事にしたのだが…
レナにも贈らないと拗ねるだろうか?
リリス先生は、もふもふした物を偏愛しているので頼み事がある時や謝りたい時はもふもふをプレゼントしろ!
そうすれば機嫌よく事は進む!と父上から教えて貰ったのだが…
本当なのだろうか?
私は色々悩んだのだが、側近達に意見を聞き解決策として色違いのもふもふをレナ、リリス先生、マイラ夫人の3人に贈る事にした。
レナには快気祝いとして、彼女が大好きな薔薇と私からの愛のメッセージを…
早くレナに直接私からの愛の言葉を伝えたい!
ただそれだけを願い、私は側近達ともふもふ選びに向かうのであった。
王家&貴族御用達のファンシーショップがあるのだが…
新作が今日出ると聞いた私は店を貸し切りにしてもらい、意見を聞くために母上にも来てもらう事にした。
「今回はリリスちゃんメインで考えてるの?
それなら、このふわふわのくまさんか、もふもふの猫はどうかしら?
抱き心地はくまさんだけど…
猫さんは、ちょっとレナちゃんに似ているからリリスちゃんが喜ぶかもね?
マイラは、娘とオソロイならどれでもよいだろうし、レナちゃんには別に薔薇の花束をあげるのなら…
この猫の愛らしさにアナタを思い出します!とメッセージに添えたらよいわよ?」
大きなふわふわのくまのぬいぐるみを抱きしめ、うっとりしている母上…
これは、くまが気に入ったんだよな?
「では母上には、そのくまさんをプレゼント致します!
忙しい中、私用に付き合わせてしまったせめてものお詫びです。
母上の助言に従い、早速シャルマン家にこの猫さん達を贈ろうと思います!
これからも、助言宜しくお願い致します!」
「あら、私にくまさんをくれるの?嬉しいわ!
癒やされる抱き心地よ?
リカルド!アナタもくまさんを抱っこしてみたら?
小さい時のアナタ…くまさんといつも一緒に寝てたのよ?
覚えていないかしら?」といきなり幼少期の事を語りだしたので…
母上のお気に入りのイケメンであるアランに目配せをして、王宮に連れて帰ってもらう事にした。
母上…
私はひとりっ子だからなのか、いつまでも子供扱いなんだよな…
もう結婚出来る年齢なんだけど…
◇◇◇◇◇◇
もふもふプレゼント作戦は上手くいくのか?
続きはまた明日!
3日間意識不明だったレナがようやく目覚めたと、シャルマン家から連絡があった。
私のレナは…
眠り姫になってしまうのか?
それなら、私も隣で眠りにつこう!と、生命と若さを維持したまま眠りにつける魔法を探していたのだが…
王家に伝わる古の魔法学の本の古代文字が読めずにめげていたところだったので、レナが目覚めてくれて良かった。
リリス先生が不眠不休で回復魔法をかけ続けてくれたと聞き、リリス先生に特大のもふもふしたぬいぐるみをプレゼントする事にしたのだが…
レナにも贈らないと拗ねるだろうか?
リリス先生は、もふもふした物を偏愛しているので頼み事がある時や謝りたい時はもふもふをプレゼントしろ!
そうすれば機嫌よく事は進む!と父上から教えて貰ったのだが…
本当なのだろうか?
私は色々悩んだのだが、側近達に意見を聞き解決策として色違いのもふもふをレナ、リリス先生、マイラ夫人の3人に贈る事にした。
レナには快気祝いとして、彼女が大好きな薔薇と私からの愛のメッセージを…
早くレナに直接私からの愛の言葉を伝えたい!
ただそれだけを願い、私は側近達ともふもふ選びに向かうのであった。
王家&貴族御用達のファンシーショップがあるのだが…
新作が今日出ると聞いた私は店を貸し切りにしてもらい、意見を聞くために母上にも来てもらう事にした。
「今回はリリスちゃんメインで考えてるの?
それなら、このふわふわのくまさんか、もふもふの猫はどうかしら?
抱き心地はくまさんだけど…
猫さんは、ちょっとレナちゃんに似ているからリリスちゃんが喜ぶかもね?
マイラは、娘とオソロイならどれでもよいだろうし、レナちゃんには別に薔薇の花束をあげるのなら…
この猫の愛らしさにアナタを思い出します!とメッセージに添えたらよいわよ?」
大きなふわふわのくまのぬいぐるみを抱きしめ、うっとりしている母上…
これは、くまが気に入ったんだよな?
「では母上には、そのくまさんをプレゼント致します!
忙しい中、私用に付き合わせてしまったせめてものお詫びです。
母上の助言に従い、早速シャルマン家にこの猫さん達を贈ろうと思います!
これからも、助言宜しくお願い致します!」
「あら、私にくまさんをくれるの?嬉しいわ!
癒やされる抱き心地よ?
リカルド!アナタもくまさんを抱っこしてみたら?
小さい時のアナタ…くまさんといつも一緒に寝てたのよ?
覚えていないかしら?」といきなり幼少期の事を語りだしたので…
母上のお気に入りのイケメンであるアランに目配せをして、王宮に連れて帰ってもらう事にした。
母上…
私はひとりっ子だからなのか、いつまでも子供扱いなんだよな…
もう結婚出来る年齢なんだけど…
◇◇◇◇◇◇
もふもふプレゼント作戦は上手くいくのか?
続きはまた明日!
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