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第十一話
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レナside
あー。緊張する…
リカルド様に会うのが1か月ぶり位なんだもの。仕方ないわよね。
彼はただ晩餐会に来るだけよ!
レナ!落ち着くの!
レナは、自分を励ましていた。
そうよ…今夜の私は非の打ち所がない美しい令嬢なんだから!
みんな綺麗って言ってくれたから大丈夫!
レナ自信を持つのよ。
メイク後にレナが鏡の前から動かなくなったので、エライザが1言。
「レナ様には愛と美の女神の加護があるんですもの。
美しいに決まっております!
鏡に聞いてみたらどうです?」
「えっ?この鏡話せるの?」
「この鏡は、レナ様が生まれた時に女神から贈られものですからね。ちょっと聞いてみたらどうです?」
「鏡さん!あのね、ちょっといいかな?
今日の私どう?」
「りにゆーーんやわやわやわをわやわゆわやをやをやわやわわをやわわわやをややをわゆややわやよやーややわゆわわわわわゆやよわやわやよややわわょゃわわゆゆやわやややゆわややゆよややゃわやゆゆやゆよわゆよやややよ!!
こちら、鏡です。
レナ様は今日もとてもお綺麗です。
最高にお綺麗です。
私!嘘はつきませんから、ご安心下さい。
すにょーん。すにょー?ぶじゅっ。」
……鏡さん、話せたね?
前後の不思議な音はよくわかんないけど…
「レナ様!良かったですね。さぁさぁ、皆様お待ちになってますからね。行きましょうか」
「エライザ…私…緊張してるの。どうしよう…」
「レナ様は自信をお持ちになって下さい!私の自慢の美しい姫様なんですから」
エライザの言葉に背中を押され家族が揃う部屋に向かう。
緊張の余り、顔は青ざめ手足は震えるレナを見ながらエライザは…
レナ様の婚約者はこんなに可憐で可愛らしいレナ様を褒めないの?
何なの?王子って何様よ!
王子様か!と脳内で呟いていたとか…
◇◇◇◇◇
リカルドはレナを大好きでめちゃくちゃ愛してるんですが…
本人には、その気持ち全く届いてないんですよね。残念な事に。
早くレナにリカルドの気持ちが届くといいよね。
重すぎてレナが逃げない程度に気持ちを伝えないとね!
あー。緊張する…
リカルド様に会うのが1か月ぶり位なんだもの。仕方ないわよね。
彼はただ晩餐会に来るだけよ!
レナ!落ち着くの!
レナは、自分を励ましていた。
そうよ…今夜の私は非の打ち所がない美しい令嬢なんだから!
みんな綺麗って言ってくれたから大丈夫!
レナ自信を持つのよ。
メイク後にレナが鏡の前から動かなくなったので、エライザが1言。
「レナ様には愛と美の女神の加護があるんですもの。
美しいに決まっております!
鏡に聞いてみたらどうです?」
「えっ?この鏡話せるの?」
「この鏡は、レナ様が生まれた時に女神から贈られものですからね。ちょっと聞いてみたらどうです?」
「鏡さん!あのね、ちょっといいかな?
今日の私どう?」
「りにゆーーんやわやわやわをわやわゆわやをやをやわやわわをやわわわやをややをわゆややわやよやーややわゆわわわわわゆやよわやわやよややわわょゃわわゆゆやわやややゆわややゆよややゃわやゆゆやゆよわゆよやややよ!!
こちら、鏡です。
レナ様は今日もとてもお綺麗です。
最高にお綺麗です。
私!嘘はつきませんから、ご安心下さい。
すにょーん。すにょー?ぶじゅっ。」
……鏡さん、話せたね?
前後の不思議な音はよくわかんないけど…
「レナ様!良かったですね。さぁさぁ、皆様お待ちになってますからね。行きましょうか」
「エライザ…私…緊張してるの。どうしよう…」
「レナ様は自信をお持ちになって下さい!私の自慢の美しい姫様なんですから」
エライザの言葉に背中を押され家族が揃う部屋に向かう。
緊張の余り、顔は青ざめ手足は震えるレナを見ながらエライザは…
レナ様の婚約者はこんなに可憐で可愛らしいレナ様を褒めないの?
何なの?王子って何様よ!
王子様か!と脳内で呟いていたとか…
◇◇◇◇◇
リカルドはレナを大好きでめちゃくちゃ愛してるんですが…
本人には、その気持ち全く届いてないんですよね。残念な事に。
早くレナにリカルドの気持ちが届くといいよね。
重すぎてレナが逃げない程度に気持ちを伝えないとね!
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