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きみとぼくのなつやすみ
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「もう夏休み終わっちゃうね。嫌だなぁ。来年迄夏休みないのかぁ。」
残念そうに云う君の隣でぼんやりと空を眺める僕。
「ねぇ。聞いてる?さっきからボーッとしてるけど大丈夫なん?まさか、熱中症?」
隣で君がワタワタしてる。
「何か今日疲れてるだけだから気にせんで。それより、夏休みの宿題全部終わったん?」
「えっ?やってないよ。やるわけないやん?」
「そっかぁ。宿題終わってるんなら明日水族館行こうって誘いたかったんやけどな。」
「うそやん。めっちゃ行きたいし!宿題終わってないけど連れてってや!」
「そんなに行きたいん?」
「当たり前やん!リニューアルされてからまだ行ってないもん。行きたいに決まってるし!」
「わかった!そんなら明日迄に何か一個終わらせたら連れてくわ。」
「やったぁ。じゃあもう帰るわ。明日の予定決まったらLINEしてや。」
バタバタと走り去る君を笑いながら見送る。
いつだってマイペースで隣にいる僕の切ない想いには全く気づかない君である。
明日の水族館でちょっと勇気出そうかな。
何て思いながら君の後を追う。
無邪気で可愛くて鈍感力が素晴らしい君は僕の大好きな人。
そろそろ幼馴染みの看板外したいなぁって僕は思ってる。
残念そうに云う君の隣でぼんやりと空を眺める僕。
「ねぇ。聞いてる?さっきからボーッとしてるけど大丈夫なん?まさか、熱中症?」
隣で君がワタワタしてる。
「何か今日疲れてるだけだから気にせんで。それより、夏休みの宿題全部終わったん?」
「えっ?やってないよ。やるわけないやん?」
「そっかぁ。宿題終わってるんなら明日水族館行こうって誘いたかったんやけどな。」
「うそやん。めっちゃ行きたいし!宿題終わってないけど連れてってや!」
「そんなに行きたいん?」
「当たり前やん!リニューアルされてからまだ行ってないもん。行きたいに決まってるし!」
「わかった!そんなら明日迄に何か一個終わらせたら連れてくわ。」
「やったぁ。じゃあもう帰るわ。明日の予定決まったらLINEしてや。」
バタバタと走り去る君を笑いながら見送る。
いつだってマイペースで隣にいる僕の切ない想いには全く気づかない君である。
明日の水族館でちょっと勇気出そうかな。
何て思いながら君の後を追う。
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