夕暮れカフェ◆ 公園通り恋物語◆

こたつでもふもふ

雪が降って寒い夜。

凍結してる道を転びそうになりながら帰ってきた凪です。

夕陽ちゃんが作った特製の生姜たっぷりのココアを飲んでちょっと温まったのかな？

凪ちゃん！風邪引かないようにね。


「お姉ちゃん。最近、しましまとふうたんが夜一緒に寝てくれないけど‥何処にいるんだか知ってる？」


確認はしてないけど、美紅姉の部屋のこたつで寝てるんじゃないかな？

この前、掃除するのに美紅姉の部屋に入ったら両方ともおこたの中にいたよ？

「そうなんか？今さらやけどうちの部屋にもこたつ導入しようかな？倉庫にちっちゃいのあったよね？」

あったはずやけど？見てきたら？こたつ布団とセットにしてあるからすぐ見つかるはずやわ。
　
こたつ導入するのはいいけど、こたつで寝たら風邪引くからやめてよ。

「部屋にこたつ置きたいだけやから！多分大丈夫！」

◇◇◇◇◇

倉庫でこたつを見つけた凪はすぐに自分の部屋にこたつをセットしたようです。

あとは、ミカンとお煎餅と！

猫だよ！

ふうたーん？しまじろー！

美紅姉と交渉してふうたんを譲ってもらって一緒におこたに入って幸せ気分の凪でした。

こたつの中でぬくぬくするふうたんをこねこねしながら寝そうになっていると夕陽ちゃんが熱々の鍋焼きうどんを持ってきてくれたよ。

夕陽ちゃん優しいお姉ちゃんやね。

冬はやっぱり猫とこたつでもふもふしないとダメやな。

猫飼いの醍醐味のひとつやわ。

ふうたんを撫でながら

熱々の鍋焼きうどんを冷ましてます。

うち猫舌やから熱々苦手なんやけどなぁ‥

お姉ちゃん知ってるくせに‥

凪ちゃんが風邪引かないように熱々にしたはずだよ？

嫌がらせじゃないと思うよ？

首を傾げながらふうたんが猫語でお返事してるのニャ。

ふうたんは夕陽ちゃんと一緒にいる時間が長いから

夕陽ちゃんが凪を心配してるのをよく知ってるんだよね。

ふうたんはいいこですねぇ。

思う存分もふもふしたら眠たくなった凪‥
　

こたつで寝落ちダメですよ？

おやすみなさいはベッドでね！

その前に歯磨きしてよ？

心配症の夕陽ちゃんが起こしに来るまで寝てるんだろうなぁ。

きっと‥