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イケメンの正体は?

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凪、あゆむ、夕陽の三人で女子会っぽくなってる夕暮れカフェ。

あゆむと凪が鬼まんじゅうに夢中になってますよ。 

「「これめっちゃ美味しい!おかわり!」」

あんたらが双子ですか?って位にシンクロしてる凪とあゆむです。

あんたら太るからもうダメ!

これでも食べといて!と鰯の焼いたやつを出されてムスッとしてた二人ですがひとくち食べたら美味しかったみたいで無言で食べ続けてるよ。

食べ物与えといたら静かなとこもそっくりだな。

妹と幼馴染みを眺めながら自分用に珈琲を入れる夕陽ちゃんです。

「今晩は!あれっ?ミルクがいる?」

いらっしゃいませ。海里さんはこの子の知り合い?

「あっ。ほーちゃんの彼氏の海里くん!今晩は!海里くんもここに来るんやね。」

「あっ。お姉さんどうも。おじさんからここの鬼まんじゅうを買ってくるように頼まれて。隣に座ってもいいですか?」

「「どうぞ。」」

また、はもってる。

「海里!お前忘れてるぞ?」

遅れて入ってきたのは?

◇◇◇◇◇

海里が持っていくように頼まれていた低糖質のパン用のミックス粉を忘れていたのを届けに来てくれた人が

なんと!この前、凪が公園に忘れた帽子を届けてくれたイケメンだったのですよ。

「裕翔兄さんごめん。俺、鬼まんじゅうが気になっちゃって」

「「「えっ?ゆうくん?ゆうくんなん?」」」

「何?裕翔兄さんて三人と知り合いなの?」

一応、幼馴染みかな?ゆうくんは体弱くて中学の途中からお母さんの実家に預けられてたから。

「「ゆうくん!久しぶり!」」

「三人とも相変わらずだね。凪は俺の事忘れてただろ?店にケーキ買いに来ても知らん顔してたし。」

「えー。ゆうくんが声かけてくれないからだよ。おじさんもゆうくんが帰ってきたの教えてくれないしさ。」

ゆうくん!凪の横に座ったらいいから。とりあえず何か飲む?

「夕陽も相変わらず強引だね。じゃあブレンドお願い。」

了解です。海里くんは?

「俺はロイヤルミルクティーと鬼まんじゅうで。」

かしこまりました。

◇◇◇◇◇

「凪?その食べかけの鬼まんじゅうくれよ。」

「えーっ。ゆうくん新しいの食べたら?」

「ちょっとしかいらんから。」

「もう。しかたないな。あげるよ。」

◇◇◇◇◇

なんかゆうくんと凪がいい雰囲気なのであとの三人は内心にやにやしてます。

「あっ。ほーちゃん待ってるから私帰るわ。」

「お姉さん!暗いから俺送りますよ。」

「有難う。海里くん。」

あゆと海里くんは帰って行きました。

カウンターのはしっこで凪とゆうくんは二人の世界を育んでます。

私はいないと思ってね。

夕陽ちゃんはさざなみハイツの住人の賄いの小豆汁と鰯の香味焼き、恵方巻きと菜花のお浸しを盛り付けてます。

◇◇◇◇◇

ちょっと賄い届けてくるから留守番してて。

夕陽ちゃんからお留守番を頼まれた凪とゆうくんは‥‥

二人の仲は進展するのか?

次回に続く!

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