夕暮れカフェ◆ 公園通り恋物語◆

可愛いっていいよね？

バターチキンカレーの後にキーマカレーも食べてるレナを見ながらほのぼのする凪です。

凪は自分が作った物を美味しそうに沢山食べてくれる人が大好きなのだ。
レナちゃん抹茶プリン食べない？


「食べる！！レナ抹茶入ってるおかしな大好きねん！」

そっかぁ。抹茶クッキーと抹茶マロンマフィンもあるから帰りにあげるね。

「やったぁ。凪ちゃん有難う！レナ今日頑張る！」

抹茶スイーツがレナちゃんのモチベーションを上げたらしいので、色々細かい作業を頼みことにする。

さっき詰めたお弁当をさざなみハイツの住人ごとに袋に入れて部屋番号を貼り付けたり、人気のあるお惣菜が売り切れたら足したり。量り売り用のトレーを補充したり。

お客様対応も教えたら直ぐに覚えてくれて中々優秀なレナに思わず「レナちゃん暇な時でいいからバイト入ってくれん？マキと相談してマキからオッケーもらえたらでいいから。」と伝えると、

「レナ料理作れんけど大丈夫なん？レナはめっちゃバイトしたい！美味しいまかないとおやつも食べれて楽しいから！」

料理はうちとマキが作るから大丈夫！レナちゃんが来てくれたらマキも休み取れるから今より楽になると思うし‥

「今日帰ったらお姉ちゃんに相談してみるね。あっ。お客様だ。いらっしゃいませ！」

レナちゃん愛想いいし、可愛いから接客向いてるよなぁ。

寒くなったせいか、汁物は好評で粕汁がそろそろ売り切れそうである。

次は何作ろうかな？

即戦力になってるレナに接客を任せる事にして凪はどんどん追加でお惣菜を作って行く。

いつもはランチタイムに来るご近所さんも今日は早めにお惣菜を買いに来てくれてる。

初々しいレナの接客にほっこりしつつ、「カレー全て完売です！」と言われ慌ててスープカレーを仕込む凪です。大鍋にカットした具材をどんどん入れて煮込んでく。

カレー完売と聞いてガッカリしてる常連さんに、15分位したら秋野菜たっぷりスープカレー出来ますけど。と声かけすると‥

後から来るのでと取り置きをお願いされた。

「スープカレー希望の方はこちらにお並び下さい！限定20食になりますので先着順になります！」

早速レナが仕切っている。男性客にナンパされながらも上手くかわしていて中々の看板娘ぶりである。

スープカレーも完売し、客足もまばらになってきたので準備中にしようかとしていると

「凪ちゃん遅くなってごめん！」とまゆちゃんが駆け込んできた。

全然遅くないよ。来てくれて有難う。
まゆちゃんに持って行ってもらう分はそこにまとめてあるから確認してね。まゆちゃんの分のお弁当と夕陽ちゃんと美紅姉のは別になってるから宜しくね。

「今確認するね。あれ？マキちゃんいないんだ？あの子は新しいバイトさん？可愛い子やね！」

あの子はマキの妹だよ！可愛いでしょ？

「うん。マキちゃんとは違った可愛さだね。可愛い妹タイプだ！人気出そう！」

さっきからナンパをことごとくあしらってるわ！普段からモテてるんやろうな。

「いいなぁ。まゆもモテたいわ。」

本当になぁ。うちもモテたいわ！

可愛いレナちゃんを眺めながらしみじみする年長組である。

大丈夫だよ。お二人さん！まだモテ期が来てないだけ！と励ましておこうかな。

月雲の営業は二時までとなりますので皆様お早めに！

カレーはおかげ様で完売致しました！

豚汁は残り十食、粕汁は残り二十食となりましたので完売前にご来店お待ちしております。

明日も汁物充実させておくので、今日買えなかった方は明日を楽しみにしていて下さいね。

明日は、ビーフカレー、シーフードカレー、オニオングラタンスープ、ミネストローネを作る予定ですよ。

みんなのマキちゃんも復帰するのでお楽しみに！

本日ムーンクラウドはお休みですが持ち帰りのスイーツは販売してますよ！
プリンとチーズケーキは完売したので、後はマフィンとクッキー類がありますよ。

売り切れ次第閉店となりますので、お早めに！