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風邪は引き始めが肝心!
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もふもふが足りないなぁと思いながらも仕込みは順調ですよ。月雲の分は終わったから後はさざなみハイツのメンバーのまかないとお弁当詰めないと‥‥
急に寒くなったから風邪引いちゃったり、風邪気味の人多いのかな。
さっきから続々と、さざなみハイツの住人から体調不良につき、ご飯は消化の良いものが食べたいとか色々メッセージが来て献立に悩み中の凪である。
よし。とりあえずお粥炊いて、おにぎり量産してめった汁と粕汁作ろう!
お惣菜は色々あるからマキが来たらお弁当箱に詰めてもらってまゆちゃんに配ってもらうか。
お粥は三種類。白粥、芋粥、中華粥。
おにぎりは新米の美味しさを味わう為に塩にぎりのみとする。月雲を始める前に、美味しいおにぎりを握れるようにかなり練習したせいか今では自分で握った塩にぎりが一番好きになったのだ。
やはり、毎日食べて飽きない美味しさって大事だなと思うのだ。
ふんわりした食感を損なわないように!ご飯がバラバラにならないように!優しく!程好く!
最初の一個は味見として食べるのだが焚きたての火傷しそうな位のご飯で握る塩にぎりは最高に旨いのだ!
それともうひとつのお楽しみは、お焦げのおにぎり。
お焦げに醤油をたらして混ぜて握るだけなんだが、このお焦げが最高に旨いのだ。バターやチーズを混ぜるとこれまたヤバい旨さに泣きそうになるので、食べ過ぎ注意なのである。
粕汁用に下味を付けた豚肉を炒めながら切った根菜を入れていく‥出汁をひたひた迄入れて具材がやわらかくなる迄煮込んだら酒粕と白味噌で味付けして出来上がりだ。
アルコールがダメな人の為に半分はよけておいて合わせ味噌で調味しておく。これはめった汁。凪の地元では具沢山の豚汁はめった汁というのだ。
沢山作っておけば忙しい時はこれとご飯があればおかずはそんなにいらないからよいのである。
さざなみハイツのめんどくさがりの男衆なんかは粕汁やめった汁を丼メシにぶっかけて、直ぐにかきこむと熱いからとそこに生卵を落として混ぜ、調度いい温度にして食べたりする。
この猫まんまは栄養的には優秀なんだが、噛まずにかきこむのは体によくないよ!と思いながら見てる凪である。
そんなめんどくさがりの男衆からは今は手がはなせないから部屋の前にめった汁と粕汁とご飯沢山と日持ちするおかずを数種類置いていって欲しいとお知らせがあったのでまゆちゃんに届けてもらう事にする。
次は取りに行くから三食分別々に詰めて欲しいと希望する人たち用におにぎりと白飯を詰めていく。おかずセットはマキに頼もうと思ってるのだが、そのマキが中々来ないのだ。
まさかマキも風邪?仕方ないので三食かぶらないように考えながらおかずセットを量産して行く。
「凪ちゃんおはよう!」
タロさんと一緒にやってきたのは、マキの妹のレナだ。どうやら凪の予感は的中したみたい。
おはよう!レナちゃん久々!あれ?マキは?
「早朝からタロと散歩しに行って砂利道で転んで血塗れやし休ませた。タロが撃退したけど変な男がうろうろしてて気持ち悪いから早く帰ろうとして慌てて転んだみたいねん。」
えっ?大丈夫なん?わざわざ知らせに来てくれて有難う。ご飯まだなら何か好きなん持っていけばいいよ。
「うん。有難う。それがな。自分の代わりに凪ちゃんのお手伝いしてこいってたのまれてん。やし、何か手伝うよ。」
有難う!手伝う事は沢山あるけど先にご飯食べちゃって。レナちゃんが食べてる間にやること段取りするから。
「はーい。ねぇ。凪ちゃん何食べてもいいの?」
勿論!何でも好きなだけ食べたらいいよ。マキもいつもそうだから。
「じゃあ朝やけどガッツリカレーいくわ!凪ちゃんのバターチキンカレー好きなんだよね。」
レナちゃん‥流石はマキの妹!朝カレーかぁ。猫舌やからカレーは冷たいままで温かいご飯にかけて温度調節するのか!成る程ね。
大盛りのバターチキンカレーを嬉しそうに食べるレナをじっくり観察する凪でした。
本日はムーンクラウドもお休みさせてくださいね。
その代わり、月雲は延長営業してますよ。
それでは、本日も皆様のお越しをお待ちしております。
急に寒くなったから風邪引いちゃったり、風邪気味の人多いのかな。
さっきから続々と、さざなみハイツの住人から体調不良につき、ご飯は消化の良いものが食べたいとか色々メッセージが来て献立に悩み中の凪である。
よし。とりあえずお粥炊いて、おにぎり量産してめった汁と粕汁作ろう!
お惣菜は色々あるからマキが来たらお弁当箱に詰めてもらってまゆちゃんに配ってもらうか。
お粥は三種類。白粥、芋粥、中華粥。
おにぎりは新米の美味しさを味わう為に塩にぎりのみとする。月雲を始める前に、美味しいおにぎりを握れるようにかなり練習したせいか今では自分で握った塩にぎりが一番好きになったのだ。
やはり、毎日食べて飽きない美味しさって大事だなと思うのだ。
ふんわりした食感を損なわないように!ご飯がバラバラにならないように!優しく!程好く!
最初の一個は味見として食べるのだが焚きたての火傷しそうな位のご飯で握る塩にぎりは最高に旨いのだ!
それともうひとつのお楽しみは、お焦げのおにぎり。
お焦げに醤油をたらして混ぜて握るだけなんだが、このお焦げが最高に旨いのだ。バターやチーズを混ぜるとこれまたヤバい旨さに泣きそうになるので、食べ過ぎ注意なのである。
粕汁用に下味を付けた豚肉を炒めながら切った根菜を入れていく‥出汁をひたひた迄入れて具材がやわらかくなる迄煮込んだら酒粕と白味噌で味付けして出来上がりだ。
アルコールがダメな人の為に半分はよけておいて合わせ味噌で調味しておく。これはめった汁。凪の地元では具沢山の豚汁はめった汁というのだ。
沢山作っておけば忙しい時はこれとご飯があればおかずはそんなにいらないからよいのである。
さざなみハイツのめんどくさがりの男衆なんかは粕汁やめった汁を丼メシにぶっかけて、直ぐにかきこむと熱いからとそこに生卵を落として混ぜ、調度いい温度にして食べたりする。
この猫まんまは栄養的には優秀なんだが、噛まずにかきこむのは体によくないよ!と思いながら見てる凪である。
そんなめんどくさがりの男衆からは今は手がはなせないから部屋の前にめった汁と粕汁とご飯沢山と日持ちするおかずを数種類置いていって欲しいとお知らせがあったのでまゆちゃんに届けてもらう事にする。
次は取りに行くから三食分別々に詰めて欲しいと希望する人たち用におにぎりと白飯を詰めていく。おかずセットはマキに頼もうと思ってるのだが、そのマキが中々来ないのだ。
まさかマキも風邪?仕方ないので三食かぶらないように考えながらおかずセットを量産して行く。
「凪ちゃんおはよう!」
タロさんと一緒にやってきたのは、マキの妹のレナだ。どうやら凪の予感は的中したみたい。
おはよう!レナちゃん久々!あれ?マキは?
「早朝からタロと散歩しに行って砂利道で転んで血塗れやし休ませた。タロが撃退したけど変な男がうろうろしてて気持ち悪いから早く帰ろうとして慌てて転んだみたいねん。」
えっ?大丈夫なん?わざわざ知らせに来てくれて有難う。ご飯まだなら何か好きなん持っていけばいいよ。
「うん。有難う。それがな。自分の代わりに凪ちゃんのお手伝いしてこいってたのまれてん。やし、何か手伝うよ。」
有難う!手伝う事は沢山あるけど先にご飯食べちゃって。レナちゃんが食べてる間にやること段取りするから。
「はーい。ねぇ。凪ちゃん何食べてもいいの?」
勿論!何でも好きなだけ食べたらいいよ。マキもいつもそうだから。
「じゃあ朝やけどガッツリカレーいくわ!凪ちゃんのバターチキンカレー好きなんだよね。」
レナちゃん‥流石はマキの妹!朝カレーかぁ。猫舌やからカレーは冷たいままで温かいご飯にかけて温度調節するのか!成る程ね。
大盛りのバターチキンカレーを嬉しそうに食べるレナをじっくり観察する凪でした。
本日はムーンクラウドもお休みさせてくださいね。
その代わり、月雲は延長営業してますよ。
それでは、本日も皆様のお越しをお待ちしております。
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