190 / 221
番外編 家族愛の形
しおりを挟む 執務室空間では、フェイクが逃げ惑っていた。
部下天使たちは、武装をすべて使って抗戦しているが戦力が足りない。
どういう事だ!
なぜ!執務室空間の前に張ってある結界をすり抜けて、邪神共が進攻してきた?
フェイクの中の人格達は混乱した。
さっぱりわからない。
結界を何度も張り直したが、全く意味がない。
迫りくる部下バッタ100万匹に部下イナゴ100万匹が、ついに執務室前の扉を破壊した。
火炎放射器をぶっ放して対応する部下天使達に、防御を任せて神託を地上に降ろしまくる。
火力制限なんてつけない!早く対応させないと!
地上の戦いに目をそらせて、邪神達から逃げないといけない。
だが、フェイクは地上のガス王国貴族の軍が邪神軍団達に負けて新生ガス王国を頼って行ったが日頃の行いが悪過ぎるのと、ラッド国王に敵対していたので援助が得られなかったのを、これまで部下の報告なんて聞き流していたが、初めて真剣に聞いて神託の内容を変えた。
「世界が滅びるから、冒険者カザトに邪神を討伐されろ!」
だが、いくら聖女達に神託をおろしても、聖女達が司祭達が牧師達が全く動かない。
焦るフェイク!
部下天使達が、火炎放射器でイナゴ達を焼いた残骸が地上に落ちて行くのが見える。
部下達の報告で、既に100万を越えて500万のイナゴが来ていた。
バッタは?
げ?!
別の出入り口めがけて、突っ込んで来た。
部下天使達が、火炎放射器を持って土嚢を積み防衛線を張った。
クソ!
ババババババババ!
なんだこの音は?
黒い大軍が来た!
通称・G! 邪神部下ゴキブリの大群だ。
奴らが、上部出入り口をめがけてやって来る。
そして、空を駈け上がって来る何かの茶色い塊がやって来た。
ねずみ(部下ラット)だ!
奴らは、執務室空間の非常脱出口を狙って来たのだ。
そして、パシリ1号を戦闘にあの召喚した下僕勇者たちが、オークキングとなってオーク軍団を引き連れて透明な階段を登ってやってきたのだ!
悪夢だ!
逃げる場所がない!
逃げる出入り口がすべて封鎖された。
あ!そうだ!私だけが知っている亜空間の非常口を使って、戦闘は部下天使に任せて逃げよう!
このとき、フェイクはもっと真面目に考えるべきであった。
なぜ、フェイクの500倍強くても許可が無いと入れない執務室空間の結界を、やすやすと突破して攻めてきたのかを、もっと真面目に考えるべきであった。
だが、そんなに邪神達は甘くなかった。
執務室空間を球場に包囲したのだ。
まるで示し合わせたように各エリアに別れて日頃は、組むことなんてしない邪神達がまるで作戦実行しているかのように包囲したのだ!
そしてその包囲隊を指揮する、各邪神軍から一体の主級邪神が空間魔法でフェイクの逃走切り札の可変型亜空間の非常通路を遮断してしまった。
フェイク内部全ての王女王妃
「な!なにーーーーーー!どういうことよ!どういうことなのよ!ここまでする?
まるで私達が、完全に狙われているみたいじゃない!」
部下天使からマシンガンを持たされた。
部下天使
「現実逃避してないで、通信室を取り返さないと、神託すら降ろせませんよ!」
フェイク内部全ての王女王妃
「しまった、逃げるつもりであそこの警備をおろそかにしていた。」
本音が声に出ていたフェイク。
白い目で部下天使達から見られる。
しかし、プライドレベル高さだけは東京スカイツリーなんて超えてしまうフェイクには、そんな事気にしない。
もっと自分の職務を忠実に熟す事に、そのプライドを維持する精神力を流し込めたら、たとえ魂の構成が不正でも正式な管理者神になる道が開けたのに、やはり狂った廃レベルなプライドがそうさせないのである。
おい!誤字だぞ。
ハイレベルのハイが、産業廃棄物の廃だぞ?という読者様。
高いを通り越して廃人レベルの狂った領域だと言う事で、廃人の廃の廃レベルです!
フェイク内部全ての王女王妃
「チキショー!」
ドドドドドドドドドドドドドドド!
マシンガンを叫びながら撃つフェイク。
ふつうマシンガンは、反動が凄くてしかも弾丸なんて真っ直ぐ飛ばないらしいのだが、なんと2~3発撃っただけですぐに修正して、フェイクは全ての巨大イナゴの眉間にヒットさせてぶっ殺していく。
ハァ??何それ?
部下天使達は、びっくりする。
そう!フェイクは元々科学大国の王妃と王女なのである。殺しの教育も受けていた。
核爆弾のボタンしか持たないなんて事は無い。
マシンガン、ロケットランチャー、戦車、音速戦闘機に、高速UFOや、ビームサーベルなんてすべて使えるのだ。
特にスナイパーライフルを使わせたら2000m射撃競技という種目がもし、あるなら満点を叩き出す能力を持つ者が王女達の中に2人もいるのだ。
フェイク内部全ての王女王妃
「マガジンがない!その銃をよこせ!ウラーーーーーー!死ねやコラーーーーーー!」
とても、おしとやかな王女達の集合体とは思えない。
たった100発の弾丸で通信室を取り戻したフェイクは、トイレに行きたいから邪神の部下ラットを狙撃しながら、トイレに急ぐ。
なんと、あと1時間で陥落との状態から執務室の主要な場所を取り戻して、武器も取り戻した。
「こいつ、日頃から真面目に働けよ!」という、部下達からのツッコミの視線を無視してフェイクは通信室に一時間おきに聖女や、司祭や牧師をノイローゼで殺すつもりで神託をおろし始めたのである。
そして、モールス信号表を見て片手でずっとどこかに救難信号を打っていた。
全ての顔が鬼気迫る顔をしたフェイクが、作業に没頭する。
その頃、邪神イナゴの拠点の城では。
邪神イナゴ
「戦況の報告をしてくれ!」
部下イナゴクイーン1(元ブレーダーの母親)
「陛下!フェイクは、マシンガン乱射して押し返してきたらしいのです。」
部下イナゴクイーン2(元ブレーダーの祖母)
「戦線が押し返されました。自爆隊の突入準備はできています。」
自爆隊は、自爆したあとすぐに魂と砕けた体がが邪神イナゴの元に戻って来て、すぐに復活するという、厄介な部隊である。
邪神イナゴ
「兄貴達も来てくれたな。ククククク、フロンターレの王女共!まずは積年の恨みの利子を払ってもらおうか!」
邪神イナゴの兄弟たちが、次々と降臨していた。
30体いる殺人と人の不幸が大好きだった元人間のイナゴクイーンたちが生む特大卵に降臨してくる邪神イナゴの兄弟達とジェネラル以上のクラスのイナゴが続々と増えていったのである。
あまりにも、オーバーパワー!
フェイクをぶっ殺すのに有り余る戦力!
だが、全く邪神イナゴの顔には余裕が無かったのだ。
それは、他の邪神達も同じ顔をしていた。
どういうことなのだろうか?
つづく
部下天使たちは、武装をすべて使って抗戦しているが戦力が足りない。
どういう事だ!
なぜ!執務室空間の前に張ってある結界をすり抜けて、邪神共が進攻してきた?
フェイクの中の人格達は混乱した。
さっぱりわからない。
結界を何度も張り直したが、全く意味がない。
迫りくる部下バッタ100万匹に部下イナゴ100万匹が、ついに執務室前の扉を破壊した。
火炎放射器をぶっ放して対応する部下天使達に、防御を任せて神託を地上に降ろしまくる。
火力制限なんてつけない!早く対応させないと!
地上の戦いに目をそらせて、邪神達から逃げないといけない。
だが、フェイクは地上のガス王国貴族の軍が邪神軍団達に負けて新生ガス王国を頼って行ったが日頃の行いが悪過ぎるのと、ラッド国王に敵対していたので援助が得られなかったのを、これまで部下の報告なんて聞き流していたが、初めて真剣に聞いて神託の内容を変えた。
「世界が滅びるから、冒険者カザトに邪神を討伐されろ!」
だが、いくら聖女達に神託をおろしても、聖女達が司祭達が牧師達が全く動かない。
焦るフェイク!
部下天使達が、火炎放射器でイナゴ達を焼いた残骸が地上に落ちて行くのが見える。
部下達の報告で、既に100万を越えて500万のイナゴが来ていた。
バッタは?
げ?!
別の出入り口めがけて、突っ込んで来た。
部下天使達が、火炎放射器を持って土嚢を積み防衛線を張った。
クソ!
ババババババババ!
なんだこの音は?
黒い大軍が来た!
通称・G! 邪神部下ゴキブリの大群だ。
奴らが、上部出入り口をめがけてやって来る。
そして、空を駈け上がって来る何かの茶色い塊がやって来た。
ねずみ(部下ラット)だ!
奴らは、執務室空間の非常脱出口を狙って来たのだ。
そして、パシリ1号を戦闘にあの召喚した下僕勇者たちが、オークキングとなってオーク軍団を引き連れて透明な階段を登ってやってきたのだ!
悪夢だ!
逃げる場所がない!
逃げる出入り口がすべて封鎖された。
あ!そうだ!私だけが知っている亜空間の非常口を使って、戦闘は部下天使に任せて逃げよう!
このとき、フェイクはもっと真面目に考えるべきであった。
なぜ、フェイクの500倍強くても許可が無いと入れない執務室空間の結界を、やすやすと突破して攻めてきたのかを、もっと真面目に考えるべきであった。
だが、そんなに邪神達は甘くなかった。
執務室空間を球場に包囲したのだ。
まるで示し合わせたように各エリアに別れて日頃は、組むことなんてしない邪神達がまるで作戦実行しているかのように包囲したのだ!
そしてその包囲隊を指揮する、各邪神軍から一体の主級邪神が空間魔法でフェイクの逃走切り札の可変型亜空間の非常通路を遮断してしまった。
フェイク内部全ての王女王妃
「な!なにーーーーーー!どういうことよ!どういうことなのよ!ここまでする?
まるで私達が、完全に狙われているみたいじゃない!」
部下天使からマシンガンを持たされた。
部下天使
「現実逃避してないで、通信室を取り返さないと、神託すら降ろせませんよ!」
フェイク内部全ての王女王妃
「しまった、逃げるつもりであそこの警備をおろそかにしていた。」
本音が声に出ていたフェイク。
白い目で部下天使達から見られる。
しかし、プライドレベル高さだけは東京スカイツリーなんて超えてしまうフェイクには、そんな事気にしない。
もっと自分の職務を忠実に熟す事に、そのプライドを維持する精神力を流し込めたら、たとえ魂の構成が不正でも正式な管理者神になる道が開けたのに、やはり狂った廃レベルなプライドがそうさせないのである。
おい!誤字だぞ。
ハイレベルのハイが、産業廃棄物の廃だぞ?という読者様。
高いを通り越して廃人レベルの狂った領域だと言う事で、廃人の廃の廃レベルです!
フェイク内部全ての王女王妃
「チキショー!」
ドドドドドドドドドドドドドドド!
マシンガンを叫びながら撃つフェイク。
ふつうマシンガンは、反動が凄くてしかも弾丸なんて真っ直ぐ飛ばないらしいのだが、なんと2~3発撃っただけですぐに修正して、フェイクは全ての巨大イナゴの眉間にヒットさせてぶっ殺していく。
ハァ??何それ?
部下天使達は、びっくりする。
そう!フェイクは元々科学大国の王妃と王女なのである。殺しの教育も受けていた。
核爆弾のボタンしか持たないなんて事は無い。
マシンガン、ロケットランチャー、戦車、音速戦闘機に、高速UFOや、ビームサーベルなんてすべて使えるのだ。
特にスナイパーライフルを使わせたら2000m射撃競技という種目がもし、あるなら満点を叩き出す能力を持つ者が王女達の中に2人もいるのだ。
フェイク内部全ての王女王妃
「マガジンがない!その銃をよこせ!ウラーーーーーー!死ねやコラーーーーーー!」
とても、おしとやかな王女達の集合体とは思えない。
たった100発の弾丸で通信室を取り戻したフェイクは、トイレに行きたいから邪神の部下ラットを狙撃しながら、トイレに急ぐ。
なんと、あと1時間で陥落との状態から執務室の主要な場所を取り戻して、武器も取り戻した。
「こいつ、日頃から真面目に働けよ!」という、部下達からのツッコミの視線を無視してフェイクは通信室に一時間おきに聖女や、司祭や牧師をノイローゼで殺すつもりで神託をおろし始めたのである。
そして、モールス信号表を見て片手でずっとどこかに救難信号を打っていた。
全ての顔が鬼気迫る顔をしたフェイクが、作業に没頭する。
その頃、邪神イナゴの拠点の城では。
邪神イナゴ
「戦況の報告をしてくれ!」
部下イナゴクイーン1(元ブレーダーの母親)
「陛下!フェイクは、マシンガン乱射して押し返してきたらしいのです。」
部下イナゴクイーン2(元ブレーダーの祖母)
「戦線が押し返されました。自爆隊の突入準備はできています。」
自爆隊は、自爆したあとすぐに魂と砕けた体がが邪神イナゴの元に戻って来て、すぐに復活するという、厄介な部隊である。
邪神イナゴ
「兄貴達も来てくれたな。ククククク、フロンターレの王女共!まずは積年の恨みの利子を払ってもらおうか!」
邪神イナゴの兄弟たちが、次々と降臨していた。
30体いる殺人と人の不幸が大好きだった元人間のイナゴクイーンたちが生む特大卵に降臨してくる邪神イナゴの兄弟達とジェネラル以上のクラスのイナゴが続々と増えていったのである。
あまりにも、オーバーパワー!
フェイクをぶっ殺すのに有り余る戦力!
だが、全く邪神イナゴの顔には余裕が無かったのだ。
それは、他の邪神達も同じ顔をしていた。
どういうことなのだろうか?
つづく
0
お気に入りに追加
692
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

運命の番?棄てたのは貴方です
ひよこ1号
恋愛
竜人族の侯爵令嬢エデュラには愛する番が居た。二人は幼い頃に出会い、婚約していたが、番である第一王子エリンギルは、新たに番と名乗り出たリリアーデと婚約する。邪魔になったエデュラとの婚約を解消し、番を引き裂いた大罪人として追放するが……。一方で幼い頃に出会った侯爵令嬢を忘れられない帝国の皇子は、男爵令息と身分を偽り竜人国へと留学していた。
番との運命の出会いと別離の物語。番でない人々の貫く愛。
※自己設定満載ですので気を付けてください。
※性描写はないですが、一線を越える個所もあります
※多少の残酷表現あります。
以上2点からセルフレイティング
婚約破棄されましたが、帝国皇女なので元婚約者は投獄します
けんゆう
ファンタジー
「お前のような下級貴族の養女など、もう不要だ!」
五年間、婚約者として尽くしてきたフィリップに、冷たく告げられたソフィア。
他の貴族たちからも嘲笑と罵倒を浴び、社交界から追放されかける。
だが、彼らは知らなかった――。
ソフィアは、ただの下級貴族の養女ではない。
そんな彼女の元に届いたのは、隣国からお兄様が、貿易利権を手土産にやってくる知らせ。
「フィリップ様、あなたが何を捨てたのかーー思い知らせて差し上げますわ!」
逆襲を決意し、華麗に着飾ってパーティーに乗り込んだソフィア。
「妹を侮辱しただと? 極刑にすべきはお前たちだ!」
ブチギレるお兄様。
貴族たちは青ざめ、王国は崩壊寸前!?
「ざまぁ」どころか 国家存亡の危機 に!?
果たしてソフィアはお兄様の暴走を止め、自由な未来を手に入れられるか?
「私の未来は、私が決めます!」
皇女の誇りをかけた逆転劇、ここに開幕!

妹から冷酷非情と恐れられる婚約者を押し付けられたけど、実は優しい男でした
平山和人
恋愛
伯爵令嬢のエレナは、生まれつき「加護」を持たず、そのせいで蔑まれながらも、国立魔法学校に奨学生として通っていた。そんなある日、義妹が「婚約者とは結婚したくない」と駄々をこねたせいで、代わりにエレナが婚約者へと差し出されることになったのだ。父親は可愛い妹を守るために、加護無しのエレナを犠牲にすることを選んだ。
しかし、エレナにとってそれはむしろ好都合だった。父や義妹とは縁を切りたかったし、家を出る絶好の機会でもある。そうして彼女は、恐れられる婚約者の元へと嫁ぐことを決意する。
その相手――レオン=フォン=ラインハルトは、王国最強の騎士にして、「雷帝」と称される男だった。彼の視線は稲妻のように鋭く、戦場では一切の情けをかけない苛烈な性格。敵だけでなく、味方からも恐れられている存在だった。
だが、エレナはレオンをまったく怖がらず、夫を支える妻として接し続けた。始めは拒絶していたレオンだが、彼女に心を開き始め、冷酷だった態度も少しずつ和らいでいく。そして、気づけば二人は愛し合うようになっていた。

【完結】王太子殿下が幼馴染を溺愛するので、あえて応援することにしました。
かとるり
恋愛
王太子のオースティンが愛するのは婚約者のティファニーではなく、幼馴染のリアンだった。
ティファニーは何度も傷つき、一つの結論に達する。
二人が結ばれるよう、あえて応援する、と。
神のいとし子は追放された私でした〜異母妹を選んだ王太子様、今のお気持ちは如何ですか?〜
星里有乃
恋愛
「アメリアお姉様は、私達の幸せを考えて、自ら身を引いてくださいました」
「オレは……王太子としてではなく、一人の男としてアメリアの妹、聖女レティアへの真実の愛に目覚めたのだ!」
(レティアったら、何を血迷っているの……だって貴女本当は、霊感なんてこれっぽっちも無いじゃない!)
美貌の聖女レティアとは対照的に、とにかく目立たない姉のアメリア。しかし、地味に装っているアメリアこそが、この国の神のいとし子なのだが、悪魔と契約した妹レティアはついに姉を追放してしまう。
やがて、神のいとし子の祈りが届かなくなった国は災いが増え、聖女の力を隠さなくなったアメリアに救いの手を求めるが……。
* 2023年01月15日、連載完結しました。
* ヒロインアメリアの相手役が第1章は精霊ラルド、第2章からは隣国の王子アッシュに切り替わります。最終章に該当する黄昏の章で、それぞれの関係性を決着させています。お読みくださった読者様、ありがとうございました!
* 初期投稿ではショートショート作品の予定で始まった本作ですが、途中から長編版に路線を変更して完結させました。
* この作品は小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しております。
* ブクマ、感想、ありがとうございます。
【完結】聖獣もふもふ建国記 ~国外追放されましたが、我が領地は国を興して繁栄しておりますので御礼申し上げますね~
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
婚約破棄、爵位剥奪、国外追放? 最高の褒美ですね。幸せになります!
――いま、何ておっしゃったの? よく聞こえませんでしたわ。
「ずいぶんと巫山戯たお言葉ですこと! ご自分の立場を弁えて発言なさった方がよろしくてよ」
すみません、本音と建て前を間違えましたわ。国王夫妻と我が家族が不在の夜会で、婚約者の第一王子は高らかに私を糾弾しました。両手に花ならぬ虫を這わせてご機嫌のようですが、下の緩い殿方は嫌われますわよ。
婚約破棄、爵位剥奪、国外追放。すべて揃いました。実家の公爵家の領地に戻った私を出迎えたのは、溺愛する家族が興す新しい国でした。領地改め国土を繁栄させながら、スローライフを楽しみますね。
最高のご褒美でしたわ、ありがとうございます。私、もふもふした聖獣達と幸せになります! ……余計な心配ですけれど、そちらの国は傾いていますね。しっかりなさいませ。
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
※2022/05/10 「HJ小説大賞2021後期『ノベルアップ+部門』」一次選考通過
※2022/02/14 エブリスタ、ファンタジー 1位
※2022/02/13 小説家になろう ハイファンタジー日間59位
※2022/02/12 完結
※2021/10/18 エブリスタ、ファンタジー 1位
※2021/10/19 アルファポリス、HOT 4位
※2021/10/21 小説家になろう ハイファンタジー日間 17位

【完結】白い結婚なのでさっさとこの家から出ていきます~私の人生本番は離婚から。しっかり稼ぎたいと思います~
Na20
恋愛
ヴァイオレットは十歳の時に両親を事故で亡くしたショックで前世を思い出した。次期マクスター伯爵であったヴァイオレットだが、まだ十歳ということで父の弟である叔父がヴァイオレットが十八歳になるまでの代理として爵位を継ぐことになる。しかし叔父はヴァイオレットが十七歳の時に縁談を取り付け家から追い出してしまう。その縁談の相手は平民の恋人がいる侯爵家の嫡男だった。
「俺はお前を愛することはない!」
初夜にそう宣言した旦那様にヴァイオレットは思った。
(この家も長くはもたないわね)
貴族同士の結婚は簡単には離婚することができない。だけど離婚できる方法はもちろんある。それが三年の白い結婚だ。
ヴァイオレットは結婚初日に白い結婚でさっさと離婚し、この家から出ていくと決めたのだった。
6話と7話の間が抜けてしまいました…
7*として投稿しましたのでよろしければご覧ください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる