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閑話◇俺の行く道
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倭国に残っていたリューさんとマティス先生がアーライに帰る事になった。
リューさんは…
ギルマスと結婚して宿屋を営むらしい…
マティス先生は、宿屋の経理担当としてミディのじいちゃんからヘッドハンティングされたらしい。
冒険者専用の宿屋は、アーライにはなかったので試しに作ってみる事にしたんだとか…
オネェマスとサブマスが引退したジュビアの冒険ギルドは現在国からギルマス代行の元冒険者が派遣されているんだけど…
姉上から、早くギルドランクを上げなさいな?
お前が次期ギルマスになるのよ?と言われたんだけど…
あのヒト…
国の人事まで牛耳ってんのかな?
あのヒトに言われなくても俺はギルマスになる為に頑張ってるんだからな!
俺はひとり倭国で忍びの修行をして、その後はアーライで影の修行をするつもりでいるのだ。
ジュビアは基本平和な国で冒険者ものんびりしているし、国の暗部も大した仕事は無いらしいから…
ラハルトにお願いして、ラハルトの影としてしばらく働く事になっている。
次期神王に指名されてから命を狙われまくりらしいから…
俺様がラハルトを守ってやるぜ!
本当は、可愛らしいお姫様の警護をしたいんだけど…
アーライの女性はみんな逞しいらしくて…
ラハルトの妹担当の影も苦労しているらしい…
ローゼンボルク家の嫡男としての仕事はしばらくは姉上にお任せして…
俺は次期ギルマスになる為に…修行します!
お嫁さんはいつ来るのか?と母上から聞かれましたが…
そのうち連れて行くから気長に待ってくれ!と言ったら泣かれました…
「アマンダも貴方も私に早く孫を抱かせて!
私をおばあちゃんにさせて!」とウソ泣きする母上…
「母上は、まだ若いですし…ジュビアの社交界でもローゼンボルクの妖精姫と言われてますから…
おばあちゃんになるのはお待ち下さい!」となだめておきました。
「ジル…いつからそんなに軽口がきけるようになったの?
仕方ないわね…妖精姫と呼ばれているうちは頑張るわよ?
貴方もせっかく綺麗な顔に産んだのだから…その美貌を生かして可愛らしいお姫様を捕まえなさいよ?
アマンダは…結婚する気がないみたいだからね。
アマンダより、強い男じゃないと結婚しないというから…
もし、ジルが強そうな男を見つけたら教えなさいよ!
アマンダに紹介するから…」
「…母上!人外になりますよ!姉上よりも強い人間なんて…多分いないでしょ?
精神力が強いヒトの方がよいのでは?」
「確かに…あの娘と一生を共にするには、図太くないと無理ね!
もう人外でも構わないわよ?
あの娘を好きになって守ってくれるなら…」
「母上…守られなくても問題ないでしょ?無敵ですよ?
使い魔は天使ですから!」
「…そうだったわね。もうあの娘の事は考えない事にするわ。
その分、貴方に期待しているわよ?」
…結局、母上からプレッシャーをかけられた俺です。
しばらくは結婚とか無理だと思うんだけど…
まぁいいか。
リューさんは…
ギルマスと結婚して宿屋を営むらしい…
マティス先生は、宿屋の経理担当としてミディのじいちゃんからヘッドハンティングされたらしい。
冒険者専用の宿屋は、アーライにはなかったので試しに作ってみる事にしたんだとか…
オネェマスとサブマスが引退したジュビアの冒険ギルドは現在国からギルマス代行の元冒険者が派遣されているんだけど…
姉上から、早くギルドランクを上げなさいな?
お前が次期ギルマスになるのよ?と言われたんだけど…
あのヒト…
国の人事まで牛耳ってんのかな?
あのヒトに言われなくても俺はギルマスになる為に頑張ってるんだからな!
俺はひとり倭国で忍びの修行をして、その後はアーライで影の修行をするつもりでいるのだ。
ジュビアは基本平和な国で冒険者ものんびりしているし、国の暗部も大した仕事は無いらしいから…
ラハルトにお願いして、ラハルトの影としてしばらく働く事になっている。
次期神王に指名されてから命を狙われまくりらしいから…
俺様がラハルトを守ってやるぜ!
本当は、可愛らしいお姫様の警護をしたいんだけど…
アーライの女性はみんな逞しいらしくて…
ラハルトの妹担当の影も苦労しているらしい…
ローゼンボルク家の嫡男としての仕事はしばらくは姉上にお任せして…
俺は次期ギルマスになる為に…修行します!
お嫁さんはいつ来るのか?と母上から聞かれましたが…
そのうち連れて行くから気長に待ってくれ!と言ったら泣かれました…
「アマンダも貴方も私に早く孫を抱かせて!
私をおばあちゃんにさせて!」とウソ泣きする母上…
「母上は、まだ若いですし…ジュビアの社交界でもローゼンボルクの妖精姫と言われてますから…
おばあちゃんになるのはお待ち下さい!」となだめておきました。
「ジル…いつからそんなに軽口がきけるようになったの?
仕方ないわね…妖精姫と呼ばれているうちは頑張るわよ?
貴方もせっかく綺麗な顔に産んだのだから…その美貌を生かして可愛らしいお姫様を捕まえなさいよ?
アマンダは…結婚する気がないみたいだからね。
アマンダより、強い男じゃないと結婚しないというから…
もし、ジルが強そうな男を見つけたら教えなさいよ!
アマンダに紹介するから…」
「…母上!人外になりますよ!姉上よりも強い人間なんて…多分いないでしょ?
精神力が強いヒトの方がよいのでは?」
「確かに…あの娘と一生を共にするには、図太くないと無理ね!
もう人外でも構わないわよ?
あの娘を好きになって守ってくれるなら…」
「母上…守られなくても問題ないでしょ?無敵ですよ?
使い魔は天使ですから!」
「…そうだったわね。もうあの娘の事は考えない事にするわ。
その分、貴方に期待しているわよ?」
…結局、母上からプレッシャーをかけられた俺です。
しばらくは結婚とか無理だと思うんだけど…
まぁいいか。
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