【完結】婚約破棄され国外追放された姫は隣国で最強冒険者になる

まゆら

文字の大きさ
上 下
115 / 221

朱雀様の好きな物

しおりを挟む
お城で帝様の側近の皆様と集まって朱雀様に会いに行く準備中!

朱雀様が起きてくれるように説得する役目は白く気高きフェンリル様からのお使いであるパミラにお願いするとして、

その他に、朱雀様が起きたくなるような、朱雀様の興味を引くようなモノはないのかと…

帝様以外で、朱雀様と関わってきた側近チームに聞いてみたところ

朱雀様は、お煎餅が大好きなんだって!

お煎餅って私…食べた事無いかも?って言ったら、じいやさんが朱雀様がお気に入りだったお煎餅をくれたので食べてみたよ。

感想?

甘辛で懐かしい味?

パリパリして、噛みごたえがあって美味しい!!

これハマるね。

「ねぇ?じいやさん!

お煎餅屋さんに、新作ないのかな?

朱雀様が眠りについた間に新しいお煎餅出てない?

それを持っていこうよ。

でね?

朱雀様が起きたら、朱雀様印の記念のお煎餅作ったらよくない?」

食いしんぼうなミディが考えた単純な作戦ですが…

食いしんぼうにしかわからない気持ちありますよね?

「ミディ様!名案です!

じいは直ぐに新作を取り寄せてきますぞ。

朱雀様の記念お煎餅も頼んで参ります!

坊っちゃま!

後は頼みますぞ!」

じいやさんは颯爽と走り去ったんですが…

じいやさんの身のこなしが只者ではない感じが…

後…帝様…

坊ちゃまって呼ばれてるんだね?

側近チームも、何も気にしてないとこ見ると…

いつも呼ばれてるんだな、きっと…

これは、スルーしといてあげよう。

「あの…じいやさんって忍者ってヤツですか?あのお年にしては身のこなしが…」

「ふふっ、そう見えたかい?

じいやは忍者ではないよ。じいやは常に逃げ回る私を追いかけ回してるうちに色々と魔法を習得して…

肉体強化も得意だからね…

あぁ見えて、君のお祖父様と張り合う位の魔導師なんだよ。

アーライに帰ったらディオン様にミゲルって知ってるか聞いてごらんよ?

過去にあのふたりは魔導師の世界大会で会ってるはずだよ?

君のお祖父様は今は魔道具師としての顔が有名だが…
 
世界に名が轟く魔導師なんだよ?

君も魔法が得意なんじゃないか?

君の師はディオン様なんだろ?」

帝様…

私より、お祖父様に詳しそうだ。

お祖父様は若い頃の事は何もお話にならないし?

◇◇◇◇◇

みんなで考えた作戦は、朱雀様が寝ている間に和国で起こった事や帝様が行った政策等をまとめた年表とお土産のお煎餅を持って帝様と私とパミラが朱雀様を起こしに行くというモノだ。

お昼寝から覚めたパミラに聞いてみたところ、守り神様になる神獣は自分の守る国を自分の命にかえても守るって決めてるから…

国の事を心配してるに決まってるから、朱雀様の力が必要なのでお願いしますって頼めばよいと思うって!

朱雀様は自分が側にいたら帝様を甘やかしてしまうから寝たふりをしてるだけじゃないかな?って!

パミラ!

大人な意見だ!

パミラは守り神様の娘として、守り神様を見てきたんだものね。

私!ちょっと感動してるんだよ?

パミラは甘党で甘えんぼうなだけじゃないんだね?

◇◇◇◇

和国に来てふたりは少し成長してるとこを見せてくれてますね。

これからのミディとパミラに期待しましょうか?

朱雀様に会いに行くのにアーライの正装で行くので…

1度戻ってゼルダに紅薔薇姫にしてもらわないと!

パミラもお揃いのドレスにして…


準備に帰るからまたね!



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

運命の番?棄てたのは貴方です

ひよこ1号
恋愛
竜人族の侯爵令嬢エデュラには愛する番が居た。二人は幼い頃に出会い、婚約していたが、番である第一王子エリンギルは、新たに番と名乗り出たリリアーデと婚約する。邪魔になったエデュラとの婚約を解消し、番を引き裂いた大罪人として追放するが……。一方で幼い頃に出会った侯爵令嬢を忘れられない帝国の皇子は、男爵令息と身分を偽り竜人国へと留学していた。 番との運命の出会いと別離の物語。番でない人々の貫く愛。 ※自己設定満載ですので気を付けてください。 ※性描写はないですが、一線を越える個所もあります ※多少の残酷表現あります。 以上2点からセルフレイティング

婚約破棄されましたが、帝国皇女なので元婚約者は投獄します

けんゆう
ファンタジー
「お前のような下級貴族の養女など、もう不要だ!」  五年間、婚約者として尽くしてきたフィリップに、冷たく告げられたソフィア。  他の貴族たちからも嘲笑と罵倒を浴び、社交界から追放されかける。 だが、彼らは知らなかった――。 ソフィアは、ただの下級貴族の養女ではない。 そんな彼女の元に届いたのは、隣国からお兄様が、貿易利権を手土産にやってくる知らせ。 「フィリップ様、あなたが何を捨てたのかーー思い知らせて差し上げますわ!」 逆襲を決意し、華麗に着飾ってパーティーに乗り込んだソフィア。 「妹を侮辱しただと? 極刑にすべきはお前たちだ!」 ブチギレるお兄様。 貴族たちは青ざめ、王国は崩壊寸前!? 「ざまぁ」どころか 国家存亡の危機 に!? 果たしてソフィアはお兄様の暴走を止め、自由な未来を手に入れられるか? 「私の未来は、私が決めます!」 皇女の誇りをかけた逆転劇、ここに開幕!

妹から冷酷非情と恐れられる婚約者を押し付けられたけど、実は優しい男でした

平山和人
恋愛
伯爵令嬢のエレナは、生まれつき「加護」を持たず、そのせいで蔑まれながらも、国立魔法学校に奨学生として通っていた。そんなある日、義妹が「婚約者とは結婚したくない」と駄々をこねたせいで、代わりにエレナが婚約者へと差し出されることになったのだ。父親は可愛い妹を守るために、加護無しのエレナを犠牲にすることを選んだ。 しかし、エレナにとってそれはむしろ好都合だった。父や義妹とは縁を切りたかったし、家を出る絶好の機会でもある。そうして彼女は、恐れられる婚約者の元へと嫁ぐことを決意する。 その相手――レオン=フォン=ラインハルトは、王国最強の騎士にして、「雷帝」と称される男だった。彼の視線は稲妻のように鋭く、戦場では一切の情けをかけない苛烈な性格。敵だけでなく、味方からも恐れられている存在だった。 だが、エレナはレオンをまったく怖がらず、夫を支える妻として接し続けた。始めは拒絶していたレオンだが、彼女に心を開き始め、冷酷だった態度も少しずつ和らいでいく。そして、気づけば二人は愛し合うようになっていた。

【完結】王太子殿下が幼馴染を溺愛するので、あえて応援することにしました。

かとるり
恋愛
王太子のオースティンが愛するのは婚約者のティファニーではなく、幼馴染のリアンだった。 ティファニーは何度も傷つき、一つの結論に達する。 二人が結ばれるよう、あえて応援する、と。

神のいとし子は追放された私でした〜異母妹を選んだ王太子様、今のお気持ちは如何ですか?〜

星里有乃
恋愛
「アメリアお姉様は、私達の幸せを考えて、自ら身を引いてくださいました」 「オレは……王太子としてではなく、一人の男としてアメリアの妹、聖女レティアへの真実の愛に目覚めたのだ!」 (レティアったら、何を血迷っているの……だって貴女本当は、霊感なんてこれっぽっちも無いじゃない!)  美貌の聖女レティアとは対照的に、とにかく目立たない姉のアメリア。しかし、地味に装っているアメリアこそが、この国の神のいとし子なのだが、悪魔と契約した妹レティアはついに姉を追放してしまう。  やがて、神のいとし子の祈りが届かなくなった国は災いが増え、聖女の力を隠さなくなったアメリアに救いの手を求めるが……。 * 2023年01月15日、連載完結しました。 * ヒロインアメリアの相手役が第1章は精霊ラルド、第2章からは隣国の王子アッシュに切り替わります。最終章に該当する黄昏の章で、それぞれの関係性を決着させています。お読みくださった読者様、ありがとうございました! * 初期投稿ではショートショート作品の予定で始まった本作ですが、途中から長編版に路線を変更して完結させました。 * この作品は小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しております。 * ブクマ、感想、ありがとうございます。

【完結】聖獣もふもふ建国記 ~国外追放されましたが、我が領地は国を興して繁栄しておりますので御礼申し上げますね~

綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
 婚約破棄、爵位剥奪、国外追放? 最高の褒美ですね。幸せになります!  ――いま、何ておっしゃったの? よく聞こえませんでしたわ。 「ずいぶんと巫山戯たお言葉ですこと! ご自分の立場を弁えて発言なさった方がよろしくてよ」  すみません、本音と建て前を間違えましたわ。国王夫妻と我が家族が不在の夜会で、婚約者の第一王子は高らかに私を糾弾しました。両手に花ならぬ虫を這わせてご機嫌のようですが、下の緩い殿方は嫌われますわよ。  婚約破棄、爵位剥奪、国外追放。すべて揃いました。実家の公爵家の領地に戻った私を出迎えたのは、溺愛する家族が興す新しい国でした。領地改め国土を繁栄させながら、スローライフを楽しみますね。  最高のご褒美でしたわ、ありがとうございます。私、もふもふした聖獣達と幸せになります! ……余計な心配ですけれど、そちらの国は傾いていますね。しっかりなさいませ。 【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ ※2022/05/10  「HJ小説大賞2021後期『ノベルアップ+部門』」一次選考通過 ※2022/02/14  エブリスタ、ファンタジー 1位 ※2022/02/13  小説家になろう ハイファンタジー日間59位 ※2022/02/12  完結 ※2021/10/18  エブリスタ、ファンタジー 1位 ※2021/10/19  アルファポリス、HOT 4位 ※2021/10/21  小説家になろう ハイファンタジー日間 17位

【完結】白い結婚なのでさっさとこの家から出ていきます~私の人生本番は離婚から。しっかり稼ぎたいと思います~

Na20
恋愛
ヴァイオレットは十歳の時に両親を事故で亡くしたショックで前世を思い出した。次期マクスター伯爵であったヴァイオレットだが、まだ十歳ということで父の弟である叔父がヴァイオレットが十八歳になるまでの代理として爵位を継ぐことになる。しかし叔父はヴァイオレットが十七歳の時に縁談を取り付け家から追い出してしまう。その縁談の相手は平民の恋人がいる侯爵家の嫡男だった。 「俺はお前を愛することはない!」 初夜にそう宣言した旦那様にヴァイオレットは思った。 (この家も長くはもたないわね) 貴族同士の結婚は簡単には離婚することができない。だけど離婚できる方法はもちろんある。それが三年の白い結婚だ。 ヴァイオレットは結婚初日に白い結婚でさっさと離婚し、この家から出ていくと決めたのだった。 6話と7話の間が抜けてしまいました… 7*として投稿しましたのでよろしければご覧ください!

処理中です...