【完結】婚約破棄され国外追放された姫は隣国で最強冒険者になる

まゆら

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朱雀様はお昼寝中?

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帝にお呼ばれしたミディとパミラは和国グルメを堪能中!

帝は宮廷料理みたいな、改まった料理よりも、B級グルメが好きなんだってさ。

色々なモノを食べたい!ってパミラの願いを聞いて手巻き寿司としゃぶしゃぶをご馳走になったの。

パミラなんて…

帝が巻いてくれたお寿司を食べてたんだから…

パミラはやっぱり大物だわ。

しゃぶしゃぶって、極薄切りのお肉をだしにくぐらせてから好きなタレにつけて食べるんだけど…


美味しくて止まらないんだけど!

これは、アーライでも流行らせないと…

「帝くん!このお肉おいしいね!」

パミラも気に入ったみたい!

帝様をくん付けで呼ぶパミラ…

パミラは神獣なんだからよいのかな。

「パミラ様が気に入ってくれるとは嬉しいことですね。

この肉は特別な飼料で育てた和牛なのですよ。

今のところ、和牛は和国にしか流通していないので…

また、ここに食べに来てくれますか?

パミラ様のように、私と普通に話をしてくれる存在はこの和国にはいないんでね。

時々遊びに来て欲しいのですよ」


「いいよ!

ミディも一緒でいい?」

「勿論ですよ!一緒にどうぞ。次回も何か美味しい物を用意しますよ!」

パミラ…

和国の帝とお友達になってる…

やっぱ偉いヒトは大変なんだね。

本音で話してくれるヒトが周りにいないのはキツイね。

しゃぶしゃぶのお肉を帝様にしゃぶしゃぶしてもらい、食べさせてもらってるパミラ…

帝様…

もしや?ロリコンなのでは?

人化したパミラは、美少女ですからね。

◇◇◇◇◇

沢山食べて満足したのか、パミラは眠そう…

そんなパミラを帝様は優しく身守っている。

ふたりの世界に入ってるとこ邪魔して悪いけど…

ちょっと帝様には、守り神様の事を聞かないとね!

私達…ただ飯を食べに来たんじゃないし?

「帝様…守り神様についてなのですが、差支えのない程度に教えていただいても宜しいですか」

「あぁ、勿論だよ。

答えられる事なら何なりと」

食後のお茶を飲みながら、帝様に質問タイム。

「和国の守り神様は朱雀様なのですか?」

「そうだよ。朱雀で間違いないよ。」

「お昼寝中の朱雀様はいつ頃起きられます?」

「それがわからないのさ。眠りにつく前に、もっと平和でいい国になるまでは起きない!って宣言して寝ちゃったんだよ…困った姉さんだろ?」

「朱雀様は姉さんて呼ばれてるのですか?」

「私が小さい時に母が亡くなったからね。その頃から私の使い魔だった朱雀は私の姉みたいな存在なんだよ。

姉さんて呼ぶとスゴく嫌がるんだけどね…」

「朱雀様は幼少期から帝様を守られてたのですね…私とパミラの場合、パミラが妹みたいなんですけど…」

「ふふふっ。君たちは可愛らしい姉妹みたいだよ。見た目は似てないけど、気性が真っ直ぐなとこが似てるね」

「有難うございます!では、朱雀様については、いつ起きてこられるかわからないのですね。

では、そのように伝えます。

パミラ寝ちゃいましたね…」

帝様に抱っこされたまま、寝てしまったパミラ。

「パミラ様も寝てしまった事だし、今日はこの城に泊まって行きませんか?

退屈なら、城下町を案内させますよ?」

ミディは、和国の城下町探検に出かける事になりそうです。

続きはまた明日!
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