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続・永遠の誓いを君と…
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花火が終わった後も、ふたりは夜空を眺めながら
ただ寄り添いあって、この世界で、再び出逢えた奇跡をかみしめ…
心配したラル兄とパミラが探しに来るまで話こんでいたのです。
◇◇◇◇◇
「ミディ!
ちゃんと伝えたの?」
パミラに言われて、慌ててペアリングとペアブレスレットを取り出してデイブに渡すミディ。
「コレは、私とパミラがダンジョンで見つけた石で作ったの。
アーライでは、婚約したらペアアクセサリーをつけるのが決まりなんだよ!
この石の中に、竜がいるから私達にピッタリだと思って竜星石のリングにしたの。
どうかな?」
「竜星石って初めて見たよ!
本当だ!
星の中に竜がいるね。
有難う!嬉しいよ。
ダンジョンに潜って自ら指輪と腕輪用の石を調達してくるなんてミディとパミラしか出来ないよ!
しかも、まだ誰も入ってないダンジョンを最初に制覇するなんて…
俺の婚約者は素晴らしいな!
勿論、パミラも!」
デイブは嬉しそうに指輪を眺めている。
「やったね!ミディ!
デイブ嬉しいって!」
パミラは、デイブとミディの周りを走り回っている。
白くてもふもふの尻尾をブンブンふりながら…
「あのね。私達が制覇したダンジョンの主が…あんこが好きなホーリーナイトベアなの。
今度一緒に遊びに行かない?
最下層のフリーパスもらったからいつでも遊びに行けるの」
ミディがデイブをダンジョン探索に誘うと、
「君ってヒトは…
神獣に好かれやすいのかな?
ちょっと妬けるな!
あんこが好きなんだね。
それじゃ、今度ミディの好きなどら焼きを持って遊びに行こう!
お願いを叶えてくれるんだよな?
ふたりがいつまでも一緒にいられますように!ってお願いしに行こうか?」
「どら焼き!私も食べたいな…」
さり気なく訴えるパミラを抱っこして撫でるデイブ。
「勿論、パミラの分も作るよ!」
「わーい。デイブ有難う
うれしー。ミディもいっぱい食べたいよね?」
パミラとデイブさん…いつのまにか、めっちゃ仲良しになってる…
「うん!私もどら焼き食べたいし!ダンジョンでお願いもしたいな!
私は、次の世界でも巡り会えますように!ってお願いしようかな」
前世では結ばれなかったふたりだったけど…
これからはずっと一緒だからね!
私って実は案外乙女なのかも?
花火見てたらお腹が空いてきたので、次回に続く!
ただ寄り添いあって、この世界で、再び出逢えた奇跡をかみしめ…
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どうかな?」
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