【完結】婚約破棄され国外追放された姫は隣国で最強冒険者になる

朝の鍛錬はしっかりと！

魔の森でのキャンプ2日め。

早朝からパミラと森に入ったミディはお祖父様から頼まれた薬草と魔獣を狩りに‥

新作を作るのに至急必要らしい。

「ディオンがほしいのたぶんこれ！ミディはやく！」

ミディの先を行くパミラがお目当ての薬草を見つけたようだ。

「ありがとう！パミラ。本当だ。葉っぱがハート形で白い花だ！合ってる！」

「ミディ！次は？」

「緑色で数珠状の花が垂れ下がるグリーンドロップだって！」

ミディが答えると、

「あっちにたくさん！」と走り出すパミラ。

‥‥速くてついてけない‥

へたるミディ。

「ミディ！はやく！」

諦めて身体強化してやっと追いつくのだった。

後は‥

プリティバードの羽根とロックラビットの毛皮かぁ。

ちょっと疲れてきたミディは、残りは朝食後にまわす事にした。

リューさん‥

パンケーキ焼いてくれてたらいいな‥

パミラに負けないように全速力で走るミディである。

「たのしーミディさっきよりはやい！」

パミラはまだまだ力があまってるようである。

◇◇◇◇◇

みんなの元に帰ると

ロペスとリューが朝食準備。

ジルとマティスは魔法剣の手入れをしていた。

「わぁ。ふたりの剣綺麗だね。私、武器使わないから羨ましいな」

そう言ったミディだが

ふたりは心の中で

素手で自分より強いとか‥

貴女様は本当に女子ですか？とツッコンでいた。


◇◇◇◇◇◇

「あんたたち！今日の夕方には帰るわよ！

お嬢は一回魔力検査受けて！後はジルと昇給試験も受けるのよ？これは、ギルマスとしての決定だからね！わかったかしら？」

「「はーい！ギルマス！」」


「はい！は、短くよ！」

「「はいっ！」」

ロペスは機嫌がよいらしい。

というのも、SランクからSSランクに昇給しそうな将来性のあるふたりを鍛えるのが楽しみだからである。

マティスとこれからどうやってふたりを鍛えていくか計画に夢中である。

ミディとジルは、マティスのシゴキに耐えて昇給出来るのか？

リューが美味しい朝食を作ってくれたので今日はこの辺で。

次回に続く！