【完結】婚約破棄され国外追放された姫は隣国で最強冒険者になる

まゆら

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別荘に行きましょう!

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みんなで魔獣肉の解体ショーを見てたんだけど‥

ロペスの秘書さんが、ミレディア様のお迎えの方がお待ちです!って呼びに来たから私とラル兄は帰る事にしたの。

「ロペスとリューさんも早く引っ越して来てね!じゃあね」

ラル兄と一緒にギルドを出たら‥

懐かしい顔が私たちを待ってたの。

「じいや?どうしたの?何でジュビアにいるの?」

アーライの屋敷にいるはずのじいやが私たちを迎えに来ていたの。

「ディオン様からミディ様を叱れる人材を選りすぐって直ぐにジュビアへ向かわせろとお達しがありましたのでな!私に白羽の矢が立った次第です!おや?ラハルト様もご一緒ですか?」

「あぁ、私もなんだよ。ミディのお目付け役だ!明日には引っ越すつもりだよ。今から学園の寮に帰って準備を、しないと!」

「では、学園迄お送りします!」

「じいや!眠いから着いたら起こして!」

ミディは眠いらしく馬車に乗ると直ぐにラハルトの肩にもたれて寝てしまった。

「ミディが寝ちゃったから別荘まで一緒に行くよ!起こすのも可哀想だし‥」

「ラハルト様は相変わらずミディ様にお優しい!ラハルト様が婚約者であればミディ様が悲しい想いをする事もなかったでしょうに‥」

「みんな私にそう言うんだよね。兄はどうしてミディを大切に出来なかったんだろうね?ミディはこんなに愛らしいのに!」

ラハルトは安心して眠るミディの頭をそっと撫でた。

「相性としか言えませんな!ミディ様は女性としては遅咲きでまだ幼い少女ですから‥バルド様には物足りなく感じたのではないでしょうか?ラハルト様のように成長していく姿を愛でるようなお方がミディ様には合っているのではないか?と私は思っておりますよ!」

じいやはどうやらラハルト推しのようですね。

強い味方が出来て良かったねラル兄!

「有り難う!ミディが将来誰を選んでも私はずっとミディの味方だよ。これからもずっと!」

ラル兄‥格好いい!

惚れるわ♡

◇◇◇◇◇

「ミディ様?着きましたぞ!」

じいやに起こされてやっと起きたミディが見たのは‥

「ねぇ?別荘にしては大きすぎない?掃除するだけで1週間位かかりそうよ?」

アーライの城にある迎賓館を大きくしたような建物がそこにあった。

「さぁさぁ。ミディ様中に入らないと‥ラハルト様は夕食の後にお送り致しましょう」

◇◇◇◇◇

別荘の中に入ると‥アーライの屋敷にいるはずの顔ぶればかりが‥

ミレディア付きを長年している侍女のゼルダからは

「私が休みの日にミディ様がいなくなってショックだったんですよ!もういなくならないで下さいね!」と泣かれ

執事のハイドからは、ミディ様がいないお屋敷は退屈ですからこちらに参りました!と言われ‥

料理長のジムからはお嬢様がいないと食材が余るから困りますし、美味しいと言われないと作る張り合いがなくてモチベが上がりません!と語られた。

みんな‥ミディ好き過ぎる‥勝てない‥と思ってしまったラハルトでした。

ミディが家を出て2日でミディロスって‥

ラハルトが悩み出したので‥

次回に続く!

    
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