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まさかの婚約破棄
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「ミレディア、お前との婚約は破棄する。私には真実の愛で結ばれた女性がいるのだ。」
今日は、私の17歳のバースデーパーティーが開催中なのですが‥
これは婚約者からの余興の一種ですかね?
元から頭がちょっとイカれてましたけど‥
冗談もいきすぎると‥収集がつかなくなりますよ?
私をエスコートしている父がすでに切れそうですが‥
となりで
「あいつは何アホな事言ってるんだ?今日が愛しい娘ミレディアの誕生日とわかっているはずだが‥ミレディアと婚約破棄すればあいつは王太子ではなくなるのにな?」
「本当にどうなさったのかしら?ねぇ。お父様!バルド様のとなりにいるご令嬢って最近うわさになっている方ではなくて?」
婚約破棄されても冷静な私は王太子バルド様のとなりで薄ら笑いを浮かべているピンク頭の伯爵令嬢を見つめていた。
彼女は2年になってからバルド様と同じクラスになり、王妃教育で忙しく中々学園には行けない私の代わりなのか?
常にバルド様の周りをうろついているらしいのだ。
仲良しの侯爵令嬢の方々から、貴女がいない間におかしい女がバルド様にまとわりついている。と教えてもらってはいたんだけど‥
まさか‥その女と婚約すると言いだすのでしょうか?
バルド様‥
せっかくの次の神王の椅子を不意にされるおつもりなんですね。
◇◇◇◇◇
「ミレディア!お前は本当に可愛げのない女だな。婚約破棄すると言われても泣きもしないのだな。私は今日から可愛いマナと真実の愛を育むのだ!
お前は目障りだから国外追放にする!早くこの国から出ていけ!」
言いたい事を言って満足したのか、バルド様は横にいたマナとイチャイチャしだした。
えっと?
あいつらここがうちの屋敷だとわかってるんですかね?
今の発言で周りは全て敵になりましたけど?
アーライきっての武人である父上と剣聖と誉れ高い兄が貴方をロックオンしましたが?
消される覚悟は出来てますか?
「バルド様!婚約破棄の件は承知致しましたが、理由をお聞かせ願えますか?」
「はっ?理由だと?お前がマナに今までしてきた嫌がらせを私が知らないとでも思っているのか?」
「お言葉ですがバルド様!私、その方とは面識がございませんが?」
「何を白々しい事を!お前が直接手を下していないだけであろう。お前の命令でマナを害したと名乗り出る者もいるのだからな、言い逃れは出来ないぞ?」
「‥だそうですよ?お父様?」
となりで今にもバルド様を切りすてそうな父上に話をふると冷静に戻ったのか、
「バルド様。今日のところはお帰りになって下さいませんか?婚約破棄の件は承りました。私、これから王宮に向かい神王に今回の件についてお話を伺ってきますので」
「ふん!まぁいいだろう。さぁ。マナ一緒に帰ろうか?私の両親にようやく君を紹介出来るよ」
「まぁ!バルド様‥マナ嬉しい!」
伯爵令嬢なのに‥
淑女教育がされていないらしく人前で王太子に抱きついてキスしてますけど‥
あの方‥色街の出身なのでは?
色街の女性は馴染みのお客様を喜ばせる為に、カラダ全体を使い喜びをアピールすると侍女から聞いた事がありますが‥
まさか‥
自分の婚約者が色街式のテクニックに惑わされる愚か者だとは知らなかったです。
国外追放と言われた事ですし、今まで叶えられなかった夢を叶える為に
ちょっと旅に出てもいいですかね?
兄上が怒りを隠しながら何とかお花畑カップルを外に出すのに成功したようなので
私はお父様が帰ってくるまでに旅に出るとしましょうか。
自主的に国外追放されちゃいます!
それでは、準備があるのでこの辺で!
今日は、私の17歳のバースデーパーティーが開催中なのですが‥
これは婚約者からの余興の一種ですかね?
元から頭がちょっとイカれてましたけど‥
冗談もいきすぎると‥収集がつかなくなりますよ?
私をエスコートしている父がすでに切れそうですが‥
となりで
「あいつは何アホな事言ってるんだ?今日が愛しい娘ミレディアの誕生日とわかっているはずだが‥ミレディアと婚約破棄すればあいつは王太子ではなくなるのにな?」
「本当にどうなさったのかしら?ねぇ。お父様!バルド様のとなりにいるご令嬢って最近うわさになっている方ではなくて?」
婚約破棄されても冷静な私は王太子バルド様のとなりで薄ら笑いを浮かべているピンク頭の伯爵令嬢を見つめていた。
彼女は2年になってからバルド様と同じクラスになり、王妃教育で忙しく中々学園には行けない私の代わりなのか?
常にバルド様の周りをうろついているらしいのだ。
仲良しの侯爵令嬢の方々から、貴女がいない間におかしい女がバルド様にまとわりついている。と教えてもらってはいたんだけど‥
まさか‥その女と婚約すると言いだすのでしょうか?
バルド様‥
せっかくの次の神王の椅子を不意にされるおつもりなんですね。
◇◇◇◇◇
「ミレディア!お前は本当に可愛げのない女だな。婚約破棄すると言われても泣きもしないのだな。私は今日から可愛いマナと真実の愛を育むのだ!
お前は目障りだから国外追放にする!早くこの国から出ていけ!」
言いたい事を言って満足したのか、バルド様は横にいたマナとイチャイチャしだした。
えっと?
あいつらここがうちの屋敷だとわかってるんですかね?
今の発言で周りは全て敵になりましたけど?
アーライきっての武人である父上と剣聖と誉れ高い兄が貴方をロックオンしましたが?
消される覚悟は出来てますか?
「バルド様!婚約破棄の件は承知致しましたが、理由をお聞かせ願えますか?」
「はっ?理由だと?お前がマナに今までしてきた嫌がらせを私が知らないとでも思っているのか?」
「お言葉ですがバルド様!私、その方とは面識がございませんが?」
「何を白々しい事を!お前が直接手を下していないだけであろう。お前の命令でマナを害したと名乗り出る者もいるのだからな、言い逃れは出来ないぞ?」
「‥だそうですよ?お父様?」
となりで今にもバルド様を切りすてそうな父上に話をふると冷静に戻ったのか、
「バルド様。今日のところはお帰りになって下さいませんか?婚約破棄の件は承りました。私、これから王宮に向かい神王に今回の件についてお話を伺ってきますので」
「ふん!まぁいいだろう。さぁ。マナ一緒に帰ろうか?私の両親にようやく君を紹介出来るよ」
「まぁ!バルド様‥マナ嬉しい!」
伯爵令嬢なのに‥
淑女教育がされていないらしく人前で王太子に抱きついてキスしてますけど‥
あの方‥色街の出身なのでは?
色街の女性は馴染みのお客様を喜ばせる為に、カラダ全体を使い喜びをアピールすると侍女から聞いた事がありますが‥
まさか‥
自分の婚約者が色街式のテクニックに惑わされる愚か者だとは知らなかったです。
国外追放と言われた事ですし、今まで叶えられなかった夢を叶える為に
ちょっと旅に出てもいいですかね?
兄上が怒りを隠しながら何とかお花畑カップルを外に出すのに成功したようなので
私はお父様が帰ってくるまでに旅に出るとしましょうか。
自主的に国外追放されちゃいます!
それでは、準備があるのでこの辺で!
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