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第3章
お土産選びは大事です!
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ヒルダはミレディアと離宮に来ていた。
朝の支度が終わった後にミレディアが迎えに来てくれたのだ。
ラハルトには後から念話を送ればいいから気にしなくてよいとミレディアに言われたヒルダだが、一応手紙を書いてから出かける事にした。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
♡♡ラハルト様へ
私、ちょっと魔界に行ってきますからね。
ミディ姉様も一緒だし、メリーアン様からお守りを頂いたので安全対策はバッチリですから心配無用ですからね!
しっかり祈りの儀をこなして下さいませ。
お土産いっぱい買ってきますから。
ヒルダより
よし!これで大丈夫よね?
ジュリから渡して貰えば完璧!
ヒルダは今から念願の魔界に行けるとあって心が浮き立っているのだ。
この手紙を後から読んだラハルトが暴走して側近達が大変な目に合う事をヒルダは知らない。
シャロン様は魔界に持っていくお土産を山のように積み上げていてミディ姉様から笑われている。
「シャロン様!
今の魔王様は甘党の可愛らしい女の子ですからね…
お酒はいらないのでは?
アーライの地酒は確かに美味しいですが…」とミディ姉様が言ったのに対して…
シャロン様は…
「ミディは桜庵の和菓子を持っていくんだから、私もそれに対抗したのよ?
ヒルダはしろうさぎの里の名産品を渡すのでしょ?
それなら私は実家の名産の炎酒しかないじゃない?
炎酒はね。
お菓子に使うとよいのよ。
あちらには優秀なパティシエがいるとメリーアンが言ってたからね。
炎酒を隠し味に使って新しいスイーツを開発して欲しいのよ」
力説するシャロン様なのだけど、だからといって炎酒を100本は一気に使わないよね?と確認し合う私とミディ姉様なのでした。
普段はおっとりされているシャロン様ですが、スイーツの事になると我を忘れてしまうようです。
では、シャロン様の準備も整いましたので私たち魔界に遊びに行ってきますね!
人化したパミラ様も一緒に行くので私はとっても楽しみです。
魔界スイーツ堪能してきますから!
皆様!
お留守番お願いしますね。
ラハルト様が拗ねたら対処宜しくお願いします!
朝の支度が終わった後にミレディアが迎えに来てくれたのだ。
ラハルトには後から念話を送ればいいから気にしなくてよいとミレディアに言われたヒルダだが、一応手紙を書いてから出かける事にした。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
♡♡ラハルト様へ
私、ちょっと魔界に行ってきますからね。
ミディ姉様も一緒だし、メリーアン様からお守りを頂いたので安全対策はバッチリですから心配無用ですからね!
しっかり祈りの儀をこなして下さいませ。
お土産いっぱい買ってきますから。
ヒルダより
よし!これで大丈夫よね?
ジュリから渡して貰えば完璧!
ヒルダは今から念願の魔界に行けるとあって心が浮き立っているのだ。
この手紙を後から読んだラハルトが暴走して側近達が大変な目に合う事をヒルダは知らない。
シャロン様は魔界に持っていくお土産を山のように積み上げていてミディ姉様から笑われている。
「シャロン様!
今の魔王様は甘党の可愛らしい女の子ですからね…
お酒はいらないのでは?
アーライの地酒は確かに美味しいですが…」とミディ姉様が言ったのに対して…
シャロン様は…
「ミディは桜庵の和菓子を持っていくんだから、私もそれに対抗したのよ?
ヒルダはしろうさぎの里の名産品を渡すのでしょ?
それなら私は実家の名産の炎酒しかないじゃない?
炎酒はね。
お菓子に使うとよいのよ。
あちらには優秀なパティシエがいるとメリーアンが言ってたからね。
炎酒を隠し味に使って新しいスイーツを開発して欲しいのよ」
力説するシャロン様なのだけど、だからといって炎酒を100本は一気に使わないよね?と確認し合う私とミディ姉様なのでした。
普段はおっとりされているシャロン様ですが、スイーツの事になると我を忘れてしまうようです。
では、シャロン様の準備も整いましたので私たち魔界に遊びに行ってきますね!
人化したパミラ様も一緒に行くので私はとっても楽しみです。
魔界スイーツ堪能してきますから!
皆様!
お留守番お願いしますね。
ラハルト様が拗ねたら対処宜しくお願いします!
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