113 / 153
第3章
呪いの解除は得意です!
しおりを挟む
初依頼をサクッとこなしたヒルダ様と私達が次に向かったのは、呪われた屋敷…
王都の貴族街と商業地区の境い目位に位置する古めかしいお屋敷。
呪われていると言うだけあってお屋敷全体が黒い霧状のモヤモヤに包まれております!
多分…一般の方には見えないと思われますが、ヒルダ様や私のように聖魔力があると見えちゃいますね…
ヒルダ様やパミラ様になると、モヤモヤの正体も見えちゃってますね…
ヒルダ様が気持ち悪いからとりあえず浄化ね!と屋敷内に入る前に軽く聖魔法を放った結果…
屋敷の周りのモヤモヤは消失したようです。
さて…
中に入りますか?
以前の屋敷の持ち主が最愛の妻を病気で失い、落ち込んでいるところに実の弟に嵌められて爵位を奪われて失意の中…
最後に妻と過ごしたこのお屋敷で自害したらしいのです。
その後、弟が屋敷を売り払うのですが…
この屋敷に住むと毎日のように奇怪な現象に悩まされたり、事業が失敗したりとろくな事がないので、奉公人も居着かずに…
いつの間にか忘れられた屋敷になっていたようです。
遺産相続で屋敷を受け継いだ貴族がギルドに呪い解除の依頼を出したようですが、依頼料が少ない為にずっとそのままになっていたところを私達が見つけたんですね。
さて…
中はどんな感じかな?
「パミラ様!マリッサどう?
何か感じる?」
「私は、だいじょぶだよ?
マリッサは?」
「私も何も感じませんね?
もう悪しきものは昇天したのでは?」
「うーん…わからないかも?
もう一回浄化してみるね?」
ヒルダ様は外に出て、庭の状態を確認した。
「あれ?この薔薇達…誰かお世話してるみたい?」
薔薇が植えられた中庭は雑草もなく、綺麗に整えられていてピンクを中心とした薔薇が美しく咲いております。
「呪いって…ここに誰かが住むのが嫌で誰かが屋敷に呪いに見えるような術をかけていたのかも?」
「悪いモノが集まってただけで呪いじゃなかったの?難しいね?ヒルダ…」
「本当に難しいです!
このお屋敷の元の持ち主の関係者を調べてみなくてはいけませんね…」
コテンと首を傾げたパミラ様の可愛さに私とヒルダ様はキュンとしながらも、この依頼についてどうするか考え中です!
「とりあえずギルドマスターに報告してみましょう!」
私の意見にパミラ様とヒルダ様が納得してくれたようなので…
ギルドに帰る事にします!
討伐依頼とかと違って面倒だなぁ…
だからみんな依頼受けないんだね。と納得した私です。
王都の貴族街と商業地区の境い目位に位置する古めかしいお屋敷。
呪われていると言うだけあってお屋敷全体が黒い霧状のモヤモヤに包まれております!
多分…一般の方には見えないと思われますが、ヒルダ様や私のように聖魔力があると見えちゃいますね…
ヒルダ様やパミラ様になると、モヤモヤの正体も見えちゃってますね…
ヒルダ様が気持ち悪いからとりあえず浄化ね!と屋敷内に入る前に軽く聖魔法を放った結果…
屋敷の周りのモヤモヤは消失したようです。
さて…
中に入りますか?
以前の屋敷の持ち主が最愛の妻を病気で失い、落ち込んでいるところに実の弟に嵌められて爵位を奪われて失意の中…
最後に妻と過ごしたこのお屋敷で自害したらしいのです。
その後、弟が屋敷を売り払うのですが…
この屋敷に住むと毎日のように奇怪な現象に悩まされたり、事業が失敗したりとろくな事がないので、奉公人も居着かずに…
いつの間にか忘れられた屋敷になっていたようです。
遺産相続で屋敷を受け継いだ貴族がギルドに呪い解除の依頼を出したようですが、依頼料が少ない為にずっとそのままになっていたところを私達が見つけたんですね。
さて…
中はどんな感じかな?
「パミラ様!マリッサどう?
何か感じる?」
「私は、だいじょぶだよ?
マリッサは?」
「私も何も感じませんね?
もう悪しきものは昇天したのでは?」
「うーん…わからないかも?
もう一回浄化してみるね?」
ヒルダ様は外に出て、庭の状態を確認した。
「あれ?この薔薇達…誰かお世話してるみたい?」
薔薇が植えられた中庭は雑草もなく、綺麗に整えられていてピンクを中心とした薔薇が美しく咲いております。
「呪いって…ここに誰かが住むのが嫌で誰かが屋敷に呪いに見えるような術をかけていたのかも?」
「悪いモノが集まってただけで呪いじゃなかったの?難しいね?ヒルダ…」
「本当に難しいです!
このお屋敷の元の持ち主の関係者を調べてみなくてはいけませんね…」
コテンと首を傾げたパミラ様の可愛さに私とヒルダ様はキュンとしながらも、この依頼についてどうするか考え中です!
「とりあえずギルドマスターに報告してみましょう!」
私の意見にパミラ様とヒルダ様が納得してくれたようなので…
ギルドに帰る事にします!
討伐依頼とかと違って面倒だなぁ…
だからみんな依頼受けないんだね。と納得した私です。
0
お気に入りに追加
616
あなたにおすすめの小説
勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!
石のやっさん
ファンタジー
皆さまの応援のお陰でなんと【書籍化】しました。
応援本当に有難うございました。
イラストはサクミチ様で、アイシャにアリス他美少女キャラクターが絵になりましたのでそれを見るだけでも面白いかも知れません。
書籍化に伴い、旧タイトル「パーティーを追放された挙句、幼馴染も全部取られたけど「ざまぁ」なんてしない!だって俺の方が幸せ確定だからな!」
から新タイトル「勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!」にタイトルが変更になりました。
書籍化に伴いまして設定や内容が一部変わっています。
WEB版と異なった世界が楽しめるかも知れません。
この作品を愛して下さった方、長きにわたり、私を応援をし続けて下さった方...本当に感謝です。
本当にありがとうございました。
【以下あらすじ】
パーティーでお荷物扱いされていた魔法戦士のケインは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことを悟った彼は、一人さった...
ここから、彼は何をするのか? 何もしないで普通に生活するだけだ「ざまぁ」なんて必要ない、ただ生活するだけで幸せなんだ...俺にとって勇者パーティーも幼馴染も離れるだけで幸せになれるんだから...
第13回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞作品。
何と!『現在3巻まで書籍化されています』
そして書籍も堂々完結...ケインとは何者か此処で正体が解ります。
応援、本当にありがとうございました!
転生したけど平民でした!もふもふ達と楽しく暮らす予定です。
まゆら
ファンタジー
回収が出来ていないフラグがある中、一応完結しているというツッコミどころ満載な初めて書いたファンタジー小説です。
温かい気持ちでお読み頂けたら幸い至極であります。
異世界に転生したのはいいけど悪役令嬢とかヒロインとかになれなかった私。平民でチートもないらしい‥どうやったら楽しく異世界で暮らせますか?
魔力があるかはわかりませんが何故か神様から守護獣が遣わされたようです。
平民なんですがもしかして私って聖女候補?
脳筋美女と愛猫が繰り広げる行きあたりばったりファンタジー!なのか?
常に何処かで大食いバトルが開催中!
登場人物ほぼ甘党!
ファンタジー要素薄め!?かもしれない?
母ミレディアが実は隣国出身の聖女だとわかったので、私も聖女にならないか?とお誘いがくるとか、こないとか‥
◇◇◇◇
現在、ジュビア王国とアーライ神国のお話を見やすくなるよう改稿しております。
しばらくは、桜庵のお話が中心となりますが影の薄いヒロインを忘れないで下さい!
転生もふもふのスピンオフ!
アーライ神国のお話は、国外に追放された聖女は隣国で…
母ミレディアの娘時代のお話は、婚約破棄され国外追放になった姫は最強冒険者になり転生者の嫁になり溺愛される
こちらもよろしくお願いします。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話7話。
「無加護」で孤児な私は追い出されたのでのんびりスローライフ生活!…のはずが精霊王に甘く溺愛されてます!?
白井
恋愛
誰もが精霊の加護を受ける国で、リリアは何の精霊の加護も持たない『無加護』として生まれる。
「魂の罪人め、呪われた悪魔め!」
精霊に嫌われ、人に石を投げられ泥まみれ孤児院ではこき使われてきた。
それでも生きるしかないリリアは決心する。
誰にも迷惑をかけないように、森でスローライフをしよう!
それなのに―……
「麗しき私の乙女よ」
すっごい美形…。えっ精霊王!?
どうして無加護の私が精霊王に溺愛されてるの!?
森で出会った精霊王に愛され、リリアの運命は変わっていく。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる