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第3章
呪いの解除は得意です!
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初依頼をサクッとこなしたヒルダ様と私達が次に向かったのは、呪われた屋敷…
王都の貴族街と商業地区の境い目位に位置する古めかしいお屋敷。
呪われていると言うだけあってお屋敷全体が黒い霧状のモヤモヤに包まれております!
多分…一般の方には見えないと思われますが、ヒルダ様や私のように聖魔力があると見えちゃいますね…
ヒルダ様やパミラ様になると、モヤモヤの正体も見えちゃってますね…
ヒルダ様が気持ち悪いからとりあえず浄化ね!と屋敷内に入る前に軽く聖魔法を放った結果…
屋敷の周りのモヤモヤは消失したようです。
さて…
中に入りますか?
以前の屋敷の持ち主が最愛の妻を病気で失い、落ち込んでいるところに実の弟に嵌められて爵位を奪われて失意の中…
最後に妻と過ごしたこのお屋敷で自害したらしいのです。
その後、弟が屋敷を売り払うのですが…
この屋敷に住むと毎日のように奇怪な現象に悩まされたり、事業が失敗したりとろくな事がないので、奉公人も居着かずに…
いつの間にか忘れられた屋敷になっていたようです。
遺産相続で屋敷を受け継いだ貴族がギルドに呪い解除の依頼を出したようですが、依頼料が少ない為にずっとそのままになっていたところを私達が見つけたんですね。
さて…
中はどんな感じかな?
「パミラ様!マリッサどう?
何か感じる?」
「私は、だいじょぶだよ?
マリッサは?」
「私も何も感じませんね?
もう悪しきものは昇天したのでは?」
「うーん…わからないかも?
もう一回浄化してみるね?」
ヒルダ様は外に出て、庭の状態を確認した。
「あれ?この薔薇達…誰かお世話してるみたい?」
薔薇が植えられた中庭は雑草もなく、綺麗に整えられていてピンクを中心とした薔薇が美しく咲いております。
「呪いって…ここに誰かが住むのが嫌で誰かが屋敷に呪いに見えるような術をかけていたのかも?」
「悪いモノが集まってただけで呪いじゃなかったの?難しいね?ヒルダ…」
「本当に難しいです!
このお屋敷の元の持ち主の関係者を調べてみなくてはいけませんね…」
コテンと首を傾げたパミラ様の可愛さに私とヒルダ様はキュンとしながらも、この依頼についてどうするか考え中です!
「とりあえずギルドマスターに報告してみましょう!」
私の意見にパミラ様とヒルダ様が納得してくれたようなので…
ギルドに帰る事にします!
討伐依頼とかと違って面倒だなぁ…
だからみんな依頼受けないんだね。と納得した私です。
王都の貴族街と商業地区の境い目位に位置する古めかしいお屋敷。
呪われていると言うだけあってお屋敷全体が黒い霧状のモヤモヤに包まれております!
多分…一般の方には見えないと思われますが、ヒルダ様や私のように聖魔力があると見えちゃいますね…
ヒルダ様やパミラ様になると、モヤモヤの正体も見えちゃってますね…
ヒルダ様が気持ち悪いからとりあえず浄化ね!と屋敷内に入る前に軽く聖魔法を放った結果…
屋敷の周りのモヤモヤは消失したようです。
さて…
中に入りますか?
以前の屋敷の持ち主が最愛の妻を病気で失い、落ち込んでいるところに実の弟に嵌められて爵位を奪われて失意の中…
最後に妻と過ごしたこのお屋敷で自害したらしいのです。
その後、弟が屋敷を売り払うのですが…
この屋敷に住むと毎日のように奇怪な現象に悩まされたり、事業が失敗したりとろくな事がないので、奉公人も居着かずに…
いつの間にか忘れられた屋敷になっていたようです。
遺産相続で屋敷を受け継いだ貴族がギルドに呪い解除の依頼を出したようですが、依頼料が少ない為にずっとそのままになっていたところを私達が見つけたんですね。
さて…
中はどんな感じかな?
「パミラ様!マリッサどう?
何か感じる?」
「私は、だいじょぶだよ?
マリッサは?」
「私も何も感じませんね?
もう悪しきものは昇天したのでは?」
「うーん…わからないかも?
もう一回浄化してみるね?」
ヒルダ様は外に出て、庭の状態を確認した。
「あれ?この薔薇達…誰かお世話してるみたい?」
薔薇が植えられた中庭は雑草もなく、綺麗に整えられていてピンクを中心とした薔薇が美しく咲いております。
「呪いって…ここに誰かが住むのが嫌で誰かが屋敷に呪いに見えるような術をかけていたのかも?」
「悪いモノが集まってただけで呪いじゃなかったの?難しいね?ヒルダ…」
「本当に難しいです!
このお屋敷の元の持ち主の関係者を調べてみなくてはいけませんね…」
コテンと首を傾げたパミラ様の可愛さに私とヒルダ様はキュンとしながらも、この依頼についてどうするか考え中です!
「とりあえずギルドマスターに報告してみましょう!」
私の意見にパミラ様とヒルダ様が納得してくれたようなので…
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だからみんな依頼受けないんだね。と納得した私です。
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