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第3章

閑話◇クラウディア先生は婚活中

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最近のクラウディア先生のお悩みは周りが結婚ラッシュな事もあり、

実家の父からそろそろ身を固めなさいとやんわりと言われ、お見合い相手を見繕われる事である。

決して結婚したくないわけではないのだが、クラウディアは恋愛よりも魔法学を学ぶ方が楽しい魔法バカなので…

まだしばらくは独身を満喫するか、魔法学に集中していても気にしないような相手がいいなぁと無理そうな希望を持ちつつも

父から送られてきたお見合い相手一覧を眺めている。

えっ?

これ理事長?

どうやら、見合い相手にイシス理事長が入っているらしい。

クラウディアはイシス理事長に詳細を確認しに行く事にした。

◇◇◇◇◇

「理事長、ちょっとお話しがあるのですが…」

理事長室に入るなり、切り出すクラウディアにイシスは笑いながら

「もしかして、お見合いの話?俺は別に受けてもいいよ!

クラウディア先生が結婚願望無いのは知ってるから…付き合う事にして、しばらく見合い話が来ないようにするって手もあるけど?

見合いしてみる?俺と?」

理事長…俺って言ってるから今は素なんだ…

いいかも!

お見合い話がしばらく来ないようにするにはお付き合いしてる事にすれば、時間稼ぎになるよね。

「わかりました!お見合いします!宜しくお願いします!では、私仕事に戻りますね」

クラウディアは安易にお見合いをOKしちゃったけど、大丈夫なのかな?

何か…成り行きで結婚しちゃいそうじゃない?

気になるふたりのその後のお話は、また今度!
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