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第2章

時には違うふたりで…

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最近…

一緒にいる時間が減っているから寂しいと…

ラハルト様から…

 
そう言われてみると、私が勉強中なせいで一緒に過ごす時間は少なくなっているのかも?

私としては、王宮という同じ空間にラハルト様がいるだけで安心するし…

常に隣にいないと!というようなタイプではなくて…

もしかしたら私…

冷たい女だと思われてますか?

大変!

マリッサに相談しないと…

あっ…

マリッサいないんだ!

これは、メイさんに相談だ!

◇◇◇◇◇

王妃教育の休憩時間。

私は気合いを入れてメイさんに、ラハルト様が寂しがっているらしい事、私は冷たい女だと思われていたらどうしたらいいか?

などと、思いつくままにぶちまけた。

マリッサがそばにいない分、口に出していなかった事を沢山!

「ヒルダ様?大丈夫ですか?

思いつかれた時に何でもお話下さいね。

私に遠慮はいらないですよ?

ヒルダ様の専属侍女なんですからね?

そりゃ、マリッサのようにはいかないと思いますが…

私には、マリッサにはない経験がありますわ!

ドーンと私にお任せ下さい!」


「メイさん…」

感極まった私はメイさんに抱きついた。

メイさんは、とってもいい香りがして安心した私は眠たくなってしまい…

数十分後に、休憩終わりですよ?とメイさんに起こされるのだった。

◇◇◇◇◇◇

寂しがり屋ラハルト様対策は…

いつもと違った雰囲気でデートしてみてはどうか?とメイさんからの提案で、

ラハルト様と私の時間を調整してもらい

王宮の外でデートするという計画だ。

ラハルト様は、髪と瞳の色を変えて服装もラフな感じにしてもらう事にして、

私もいつもと違う服装にしようと考えていたら…

ミリア様から、ラハルト様に学園の制服を着てもらい


学生気分を楽しむ放課後デートはどうかと提案された。

それを聞いたメイさんは、ノリノリでラハルト様用の制服を調達するべくノティス商会に連絡していた。

ミリア様…

メイさん…

悪ノリが過ぎますよ?

私もラハルト様なら学園の制服は似合うと思いますが…

ラハルト様は了承してくれますかしら?

メイさんは、私にお任せあれ!とウインクをバッチリ決めてますが…


私とラハルト様の制服デートは実現するのでしょうか?

次回に続く!
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