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第2章

デートの後は…◇マリッサside

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夢のようだったジュリアーノ様とのデートから帰ると好奇心旺盛な侍女チームの皆様からの質問攻めに合いながら…

お風呂で磨かれる私です!

ラハルト様がジュリアーノ様とラレーヌ様を夕食に招待されているらしく、その席に私もジュリアーノ様の恋人として招かれる事になるようです。

ジュリアーノ様と私のおつき合いは先程始まったばかりなのに!

何だかガンガン外堀が埋まってるのは気のせいでしょうか?

デートの時よりもふんだんにれーがヒラヒラしているドレスを無理やりに着せられ…

ガッツリメイクされ…

みんなは楽しんでいるのですが…

私は楽しくない!

もう1度言います!

楽しくないです!!

お隣で澄ました顔でメイクされているヒルダ様は、

「マリッサのきっちりメイクした姿は久しぶりだわ!

綺麗!ねっ?みんなもそう思うでしょ?」

「「「「はい!ヒルダ様!マリッサさんは綺麗です!」」」」

みんな…

裏切り者!

「マリッサ!

これからは、学園に行く時もちゃんとメイクして行くのよ?

明日からね!」

ヒルダ様…

前から私がほぼスッピンで学園に行くのを注意してましたけど…

みんなに綺麗って言われたからって毎日メイクするのは…

簡単にメイクが完成するクリームとか…

クラウディア先生に作ってもらおうかな?

◇◇◇◇◇◇

「ヒルダ様!

マリッサ様の学園用メイクは私が指導しますわ!

ジュリアーノ様に見初められたマリッサ様はこれから王宮へ勤務する少女達の憧れの女性になるのですから。

私がしっかりバッチリお教えします!」

侍女頭のメイさんの侍女魂に火がついてしまったらしい…

ヒルダ様や侍女チームからは生贄の子羊を見るような目で見られている私です。

メイさん…

私…明日から1時間早起きですかね?

「メイさん!

お願いね。

私にも、時間がある時に自分で簡単に出来るメイク教えて欲しいのですが…」

ヒルダ様…

これ以上、メイさんの侍女魂に火を点けないで!


メイさんが燃えてますから!

明日の朝からメイさんの綺麗になれるメイク講座が始まるようです…

受講者は、私とヒルダ様、ミリア様の3人のようですよ。

ラレーヌ様は…上手く逃げたようです!

本日のディナーは、多分ジュリアーノ様と私のおつき合い記念の宴になるのでしょうか?

料理長からは、デザートを2種類出すから頑張っておいで!と肩をポンと叩かれました。

料理長…お父さんみたいですよ?

何だか、侍女チームのみんなからもマリッサさん!応援してます!って言われたけど…

私…ご飯を上品に食べて、ニコニコするだけじゃダメなのかな?

何があるんだろ?

心配になってきた…

マリッサが悩みだしたところで、次回に続く!
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