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第2章
祈りの効果は絶大です!
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朝のお祈りを終えて普通科クラスに行こうとするヒルダを引きとめるのは…
「あの!ヒルダ様!私、バラッドから留学している者なのですが…
ヒルダ様に憧れて、聖女への道を進みたいとこちらに来たのです。
まさか、ヒルダ様にお会い出来て一緒に祈りを捧げる事が出来るなんて…私!感激です」
神学科の聖女コースは、熱い聖女見習いで溢れているようだ。
「貴女も聖女への道を歩き始めたのですから、これからは貴女がみんなに憧れられるようになるのですよ。
私は聖女をお休みしているようなものですし、同じ学園に通っているのですから気軽に声をかけて頂いて結構ですわ。
それでは、ご機嫌よう」
「ヤバい!オーラが違う!」
「アーライ神様に選ばれし乙女はひと味違うね」
「ヒルダ様!!」
◇◇◇◇◇
アーライ神様と婚約した事により、益々美しさに磨きがかかったヒルダ様を神学科の乙女たちは憧れの眼差しで見つめるのでした。
朝のお祈りの効果で清らかな空気に満ち溢れた学園内は、悪しき者が入って来られるはずはなく
某伯爵令嬢は、門から入る事が出来なかったようです。
朝のお祈り効果…
恐るべし。
「あの!ヒルダ様!私、バラッドから留学している者なのですが…
ヒルダ様に憧れて、聖女への道を進みたいとこちらに来たのです。
まさか、ヒルダ様にお会い出来て一緒に祈りを捧げる事が出来るなんて…私!感激です」
神学科の聖女コースは、熱い聖女見習いで溢れているようだ。
「貴女も聖女への道を歩き始めたのですから、これからは貴女がみんなに憧れられるようになるのですよ。
私は聖女をお休みしているようなものですし、同じ学園に通っているのですから気軽に声をかけて頂いて結構ですわ。
それでは、ご機嫌よう」
「ヤバい!オーラが違う!」
「アーライ神様に選ばれし乙女はひと味違うね」
「ヒルダ様!!」
◇◇◇◇◇
アーライ神様と婚約した事により、益々美しさに磨きがかかったヒルダ様を神学科の乙女たちは憧れの眼差しで見つめるのでした。
朝のお祈りの効果で清らかな空気に満ち溢れた学園内は、悪しき者が入って来られるはずはなく
某伯爵令嬢は、門から入る事が出来なかったようです。
朝のお祈り効果…
恐るべし。
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