【完結】追放された聖女は隣国で…神王に愛され求婚される

まゆら

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第2章

兄妹

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今日は、花嫁修業はお休みなので3人でお茶してる!

女子会ってやつ?

私‥普通の女子っぽい?

マリッサに確認したいのに、マリッサはミリア様の侍女であるジュリちゃんと話してる。


私‥拗ねてないよ?

ちょっとさみしいだけかな?

私のちょっと拗ねましたオーラに気づいたマリッサが

「ヒルダ様!ジュリさんが美味しいお菓子を作ってくれましたよ?ウサギクリームパイですよ!」

「わぁ‥可愛い!ジュリちゃんはお菓子作りが上手ね!」

「お褒め頂き光栄です!ヒルダ様がパイ好きと聞いたのでお作り致しましたので是非ご賞味を!」

「ヒルダ様!食べて!ジュリが作るクリームが!ヤバイの!私も大好きだし、ラル兄も好きなんだ!」

それを聞いたヒルダ様は、ジュリさんにお願いしてウサギクリームパイを分けてもらい

ラハルト様の執務室へと届けに行った。

ミリアはラレーヌに

「ヒルダ様はラル兄と一緒にいる時間が長いから羨ましいなぁ‥私も早くムスティと暮らしたいよ‥ラレーヌはそうは思わない?」

「勿論よ!だから彼は私のところに一緒に住んでるわよ?うちに婿入りするんだから早めになれないといけないからって去年からうちにいるけど?」

「えーっ。知らなかった‥いいなぁ‥さみしいの私だけ?」

拗ねるミリア姫であった。

その頃、執務室では‥

お菓子を届けにきただけのヒルダだったが‥

仕事したくない!と愚図るラハルトをなだめていた。

最近忙しくてふたりの時間が十分でないとじいに訴えて‥

スルーされている。

拗ね方がミリア様とそっくり!

クスクス笑うヒルダに、

「君に笑いを提供出来て幸せだよ?そろそろ帰らないとミリアに突撃されそうだから嫌だけど‥君を返さないと‥」

今日のラハルト様は甘えたいモードらしい‥

「お兄様!ヒルダ様を独り占めはズルいわよ?」

ミリア様がやってきた!

兄妹ケンカが始まったので放置!

なんやかんや仲良しなお二人なのです。
 
ラレーヌ様をお待たせしているので‥

次回に続く!




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