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第2章
花嫁修業とウサギマカロン
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長らく独身を貫いていたアーライ神様の婚約者が決まった!
このニュースが王都に流れると国民たちは歓喜した。
神王になってからずっと国の為に尽くしてきた若き王の婚約を祝福しようと道沿いには、美しい花が飾られ
未婚の娘たちは、聖女である婚約者にあやかろうと
聖女ヒルダが好む白いドレスを新調し、彼女のプラチナブロンドを真似て髪を染めるのが流行した。
ヒルダがお菓子作りが趣味だという情報が流れたら娘たちはみなお菓子作りに夢中になった。
聖女ヒルダは、アーライ全土に住む女性の憧れの存在となったのだ。
◇◇◇◇
みんなの憧れの聖女ヒルダとは‥
のんびりしていて、周りの空気を柔らかくする、ずっと一緒にいたいと思う人。
温かく、優しく、時に厳しい女性であるとアーライ神は、ヒルダについて答えたらしい。
ラハルト様‥
たまには、真面目に答えるんだね?
◇◇◇◇◇
王宮暮らしに慣れたヒルダ様は、ミリア様、ラレーヌ様と共に花嫁修業中なのです。
三人とも、学園卒業後に結婚が決まっているので
スパルタコースで修行の毎日。
今日もダンスレッスンでミリア様は心が折れたご様子です。
ラレーヌ様とヒルダ様はなんとか合格。
ミリア様!
頑張って!
◇◇◇◇◇
スパルタなダンスレッスンの後には、お待ちかねのティータイムです。
今日は、どんなお菓子かな?
「あっ!ウサギマカロンだ!それにウサギ桜のクッキー!これ、ジュビアから送ってきたの?」
ミリアがジュリに尋ねると
「今日は、私が作りました!レシピを教えてもらいましたから!」と張り切っている。
ジュリはしろうさぎ獣人である。
ジュリは、ミリアがジュビアに家出した時も着いていく位にミリアを慕っている。
ミリアが聖女だった時からの侍女なのだ。
「ジュリ有り難う!ラビにお礼をお願いね。また、ジュビアに遊びに行きたいものだわ」
ミリアは懐かしそうにマカロンとクッキーを食べている。
それを見たヒルダとラレーヌもマカロンをひとくち。
「「あっ?懐かしい味?」」
ふたりにも懐かしい味だったらしい。
ジュリは中に何を入れたのかな?
ウサギマカロンは、ラハルト様も大好物のお菓子なんですよ!
みんながマカロンとクッキーに夢中なので‥
今日はこの辺で!
このニュースが王都に流れると国民たちは歓喜した。
神王になってからずっと国の為に尽くしてきた若き王の婚約を祝福しようと道沿いには、美しい花が飾られ
未婚の娘たちは、聖女である婚約者にあやかろうと
聖女ヒルダが好む白いドレスを新調し、彼女のプラチナブロンドを真似て髪を染めるのが流行した。
ヒルダがお菓子作りが趣味だという情報が流れたら娘たちはみなお菓子作りに夢中になった。
聖女ヒルダは、アーライ全土に住む女性の憧れの存在となったのだ。
◇◇◇◇
みんなの憧れの聖女ヒルダとは‥
のんびりしていて、周りの空気を柔らかくする、ずっと一緒にいたいと思う人。
温かく、優しく、時に厳しい女性であるとアーライ神は、ヒルダについて答えたらしい。
ラハルト様‥
たまには、真面目に答えるんだね?
◇◇◇◇◇
王宮暮らしに慣れたヒルダ様は、ミリア様、ラレーヌ様と共に花嫁修業中なのです。
三人とも、学園卒業後に結婚が決まっているので
スパルタコースで修行の毎日。
今日もダンスレッスンでミリア様は心が折れたご様子です。
ラレーヌ様とヒルダ様はなんとか合格。
ミリア様!
頑張って!
◇◇◇◇◇
スパルタなダンスレッスンの後には、お待ちかねのティータイムです。
今日は、どんなお菓子かな?
「あっ!ウサギマカロンだ!それにウサギ桜のクッキー!これ、ジュビアから送ってきたの?」
ミリアがジュリに尋ねると
「今日は、私が作りました!レシピを教えてもらいましたから!」と張り切っている。
ジュリはしろうさぎ獣人である。
ジュリは、ミリアがジュビアに家出した時も着いていく位にミリアを慕っている。
ミリアが聖女だった時からの侍女なのだ。
「ジュリ有り難う!ラビにお礼をお願いね。また、ジュビアに遊びに行きたいものだわ」
ミリアは懐かしそうにマカロンとクッキーを食べている。
それを見たヒルダとラレーヌもマカロンをひとくち。
「「あっ?懐かしい味?」」
ふたりにも懐かしい味だったらしい。
ジュリは中に何を入れたのかな?
ウサギマカロンは、ラハルト様も大好物のお菓子なんですよ!
みんながマカロンとクッキーに夢中なので‥
今日はこの辺で!
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