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第1章
お迎えは麗しの風使い様!
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お友達になったミリア様とラレーヌ様はとっても気配り上手でお優しい方々だったので安心しました。
これまではずっと一緒だったマリッサと離れたのが寂しすぎて泣きそうだった私にアーライの色々なお話をしてくれて、
バリバリに聖女やってた頃のお母様の話も聞かせてくれましたよ。
学園がお休みの時にミリア様のところに遊びに行く計画も立てました!
お友達のおうちに遊びに行くって経験が無い私なので‥
本当に嬉しくて‥
泣いてしまってミリア様からは、ヒルダ様は泣き虫ね!
私の従妹と少し似てるわね。真面目なとこや、食前の祈りが長いとことか‥
って笑われました。
私‥少しずつ普通の女の子っぽくなれてるみたい?
◇◇◇◇◇
マリッサとクラウディアから思いっきりツッコミ入りそう‥
初めてのお友達が元三大聖女で王女のミリア様とそのいとこって、先ず普通じゃないから!
しかも‥アーライ神国の王族の特徴がハッキリとわかる赤髪に真っ赤なルビーのような瞳の持ち主であるミリア様をジックリ見ているのに
それと気づかない世間知らずっぷり!
本来なら学園に通う際は、誘拐や拉致等の危険を避ける為に髪の色や瞳の色を変えている事が多いのだが‥
ミリアは既に顔も名前もアーライ神国で知らない者はいないのと、無闇に近づいたら問答無用で焼かれて炭化するので近づく愚か者はほぼいないのである。
ヒルダが編入してくるまで、ミリアも親しい友人が出来ずに寂しい想いをしていたのだ。
放課後になり、ヒルダがマリッサが迎えに来るのを待っていると
先程お別れしたばかりのミリア様が戻ってきたのだ。
「ヒルダ様!私の婚約者を紹介するわね。風の賢者のムスティよ。今日は風魔法を教えにこっちに来てたのよ」
ミリア様の婚約者は輝く銀髪に涼やかなアイスブルーの瞳を持つイケメン様でした!
めちゃくちゃクールな雰囲気を醸し出しているのに‥
ミリア様を見る目付きは甘ったるくて‥私‥ちっ息しそうです‥
「ムスティ様初めまして!隣国からこちらに留学しておりますヒルダ・シュタルトと申します。」
ヒルダが緊張しながら何とか自己紹介すると
「初めまして!貴女は白薔薇の乙女ですね?うちのおてんば姫に振り回されないように気をつけて下さい!困った事があれば私に言って下さいませ」
頭を下げるムスティに困惑を隠せないヒルダ。
「あの‥その通り名は恥ずかしいので出来れば普通に呼んで頂ければ‥」
「それが誰か女性を名前で呼ぶだけでうちの婚約者様が焼きもちを焼くものですから‥では、シュタルト嬢と呼ばせて頂きますね」
礼儀正しいイケメン様である。
それにしても‥姫って?
ミリア様はお姫様?
ムスティ様のお姫様って事?
ようやくヒルダ様がミリア様がお姫様だとうっすら理解したところで‥
次回に続く!
これまではずっと一緒だったマリッサと離れたのが寂しすぎて泣きそうだった私にアーライの色々なお話をしてくれて、
バリバリに聖女やってた頃のお母様の話も聞かせてくれましたよ。
学園がお休みの時にミリア様のところに遊びに行く計画も立てました!
お友達のおうちに遊びに行くって経験が無い私なので‥
本当に嬉しくて‥
泣いてしまってミリア様からは、ヒルダ様は泣き虫ね!
私の従妹と少し似てるわね。真面目なとこや、食前の祈りが長いとことか‥
って笑われました。
私‥少しずつ普通の女の子っぽくなれてるみたい?
◇◇◇◇◇
マリッサとクラウディアから思いっきりツッコミ入りそう‥
初めてのお友達が元三大聖女で王女のミリア様とそのいとこって、先ず普通じゃないから!
しかも‥アーライ神国の王族の特徴がハッキリとわかる赤髪に真っ赤なルビーのような瞳の持ち主であるミリア様をジックリ見ているのに
それと気づかない世間知らずっぷり!
本来なら学園に通う際は、誘拐や拉致等の危険を避ける為に髪の色や瞳の色を変えている事が多いのだが‥
ミリアは既に顔も名前もアーライ神国で知らない者はいないのと、無闇に近づいたら問答無用で焼かれて炭化するので近づく愚か者はほぼいないのである。
ヒルダが編入してくるまで、ミリアも親しい友人が出来ずに寂しい想いをしていたのだ。
放課後になり、ヒルダがマリッサが迎えに来るのを待っていると
先程お別れしたばかりのミリア様が戻ってきたのだ。
「ヒルダ様!私の婚約者を紹介するわね。風の賢者のムスティよ。今日は風魔法を教えにこっちに来てたのよ」
ミリア様の婚約者は輝く銀髪に涼やかなアイスブルーの瞳を持つイケメン様でした!
めちゃくちゃクールな雰囲気を醸し出しているのに‥
ミリア様を見る目付きは甘ったるくて‥私‥ちっ息しそうです‥
「ムスティ様初めまして!隣国からこちらに留学しておりますヒルダ・シュタルトと申します。」
ヒルダが緊張しながら何とか自己紹介すると
「初めまして!貴女は白薔薇の乙女ですね?うちのおてんば姫に振り回されないように気をつけて下さい!困った事があれば私に言って下さいませ」
頭を下げるムスティに困惑を隠せないヒルダ。
「あの‥その通り名は恥ずかしいので出来れば普通に呼んで頂ければ‥」
「それが誰か女性を名前で呼ぶだけでうちの婚約者様が焼きもちを焼くものですから‥では、シュタルト嬢と呼ばせて頂きますね」
礼儀正しいイケメン様である。
それにしても‥姫って?
ミリア様はお姫様?
ムスティ様のお姫様って事?
ようやくヒルダ様がミリア様がお姫様だとうっすら理解したところで‥
次回に続く!
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