27 / 153
第1章
お迎えは麗しの風使い様!
しおりを挟む
お友達になったミリア様とラレーヌ様はとっても気配り上手でお優しい方々だったので安心しました。
これまではずっと一緒だったマリッサと離れたのが寂しすぎて泣きそうだった私にアーライの色々なお話をしてくれて、
バリバリに聖女やってた頃のお母様の話も聞かせてくれましたよ。
学園がお休みの時にミリア様のところに遊びに行く計画も立てました!
お友達のおうちに遊びに行くって経験が無い私なので‥
本当に嬉しくて‥
泣いてしまってミリア様からは、ヒルダ様は泣き虫ね!
私の従妹と少し似てるわね。真面目なとこや、食前の祈りが長いとことか‥
って笑われました。
私‥少しずつ普通の女の子っぽくなれてるみたい?
◇◇◇◇◇
マリッサとクラウディアから思いっきりツッコミ入りそう‥
初めてのお友達が元三大聖女で王女のミリア様とそのいとこって、先ず普通じゃないから!
しかも‥アーライ神国の王族の特徴がハッキリとわかる赤髪に真っ赤なルビーのような瞳の持ち主であるミリア様をジックリ見ているのに
それと気づかない世間知らずっぷり!
本来なら学園に通う際は、誘拐や拉致等の危険を避ける為に髪の色や瞳の色を変えている事が多いのだが‥
ミリアは既に顔も名前もアーライ神国で知らない者はいないのと、無闇に近づいたら問答無用で焼かれて炭化するので近づく愚か者はほぼいないのである。
ヒルダが編入してくるまで、ミリアも親しい友人が出来ずに寂しい想いをしていたのだ。
放課後になり、ヒルダがマリッサが迎えに来るのを待っていると
先程お別れしたばかりのミリア様が戻ってきたのだ。
「ヒルダ様!私の婚約者を紹介するわね。風の賢者のムスティよ。今日は風魔法を教えにこっちに来てたのよ」
ミリア様の婚約者は輝く銀髪に涼やかなアイスブルーの瞳を持つイケメン様でした!
めちゃくちゃクールな雰囲気を醸し出しているのに‥
ミリア様を見る目付きは甘ったるくて‥私‥ちっ息しそうです‥
「ムスティ様初めまして!隣国からこちらに留学しておりますヒルダ・シュタルトと申します。」
ヒルダが緊張しながら何とか自己紹介すると
「初めまして!貴女は白薔薇の乙女ですね?うちのおてんば姫に振り回されないように気をつけて下さい!困った事があれば私に言って下さいませ」
頭を下げるムスティに困惑を隠せないヒルダ。
「あの‥その通り名は恥ずかしいので出来れば普通に呼んで頂ければ‥」
「それが誰か女性を名前で呼ぶだけでうちの婚約者様が焼きもちを焼くものですから‥では、シュタルト嬢と呼ばせて頂きますね」
礼儀正しいイケメン様である。
それにしても‥姫って?
ミリア様はお姫様?
ムスティ様のお姫様って事?
ようやくヒルダ様がミリア様がお姫様だとうっすら理解したところで‥
次回に続く!
これまではずっと一緒だったマリッサと離れたのが寂しすぎて泣きそうだった私にアーライの色々なお話をしてくれて、
バリバリに聖女やってた頃のお母様の話も聞かせてくれましたよ。
学園がお休みの時にミリア様のところに遊びに行く計画も立てました!
お友達のおうちに遊びに行くって経験が無い私なので‥
本当に嬉しくて‥
泣いてしまってミリア様からは、ヒルダ様は泣き虫ね!
私の従妹と少し似てるわね。真面目なとこや、食前の祈りが長いとことか‥
って笑われました。
私‥少しずつ普通の女の子っぽくなれてるみたい?
◇◇◇◇◇
マリッサとクラウディアから思いっきりツッコミ入りそう‥
初めてのお友達が元三大聖女で王女のミリア様とそのいとこって、先ず普通じゃないから!
しかも‥アーライ神国の王族の特徴がハッキリとわかる赤髪に真っ赤なルビーのような瞳の持ち主であるミリア様をジックリ見ているのに
それと気づかない世間知らずっぷり!
本来なら学園に通う際は、誘拐や拉致等の危険を避ける為に髪の色や瞳の色を変えている事が多いのだが‥
ミリアは既に顔も名前もアーライ神国で知らない者はいないのと、無闇に近づいたら問答無用で焼かれて炭化するので近づく愚か者はほぼいないのである。
ヒルダが編入してくるまで、ミリアも親しい友人が出来ずに寂しい想いをしていたのだ。
放課後になり、ヒルダがマリッサが迎えに来るのを待っていると
先程お別れしたばかりのミリア様が戻ってきたのだ。
「ヒルダ様!私の婚約者を紹介するわね。風の賢者のムスティよ。今日は風魔法を教えにこっちに来てたのよ」
ミリア様の婚約者は輝く銀髪に涼やかなアイスブルーの瞳を持つイケメン様でした!
めちゃくちゃクールな雰囲気を醸し出しているのに‥
ミリア様を見る目付きは甘ったるくて‥私‥ちっ息しそうです‥
「ムスティ様初めまして!隣国からこちらに留学しておりますヒルダ・シュタルトと申します。」
ヒルダが緊張しながら何とか自己紹介すると
「初めまして!貴女は白薔薇の乙女ですね?うちのおてんば姫に振り回されないように気をつけて下さい!困った事があれば私に言って下さいませ」
頭を下げるムスティに困惑を隠せないヒルダ。
「あの‥その通り名は恥ずかしいので出来れば普通に呼んで頂ければ‥」
「それが誰か女性を名前で呼ぶだけでうちの婚約者様が焼きもちを焼くものですから‥では、シュタルト嬢と呼ばせて頂きますね」
礼儀正しいイケメン様である。
それにしても‥姫って?
ミリア様はお姫様?
ムスティ様のお姫様って事?
ようやくヒルダ様がミリア様がお姫様だとうっすら理解したところで‥
次回に続く!
0
お気に入りに追加
616
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
国外追放を受けた聖女ですが、戻ってくるよう懇願されるけどイケメンの国王陛下に愛されてるので拒否します!!
真時ぴえこ
恋愛
「ルーミア、そなたとの婚約は破棄する!出ていけっ今すぐにだ!」
皇太子アレン殿下はそうおっしゃられました。
ならよいでしょう、聖女を捨てるというなら「どうなっても」知りませんからね??
国外追放を受けた聖女の私、ルーミアはイケメンでちょっとツンデレな国王陛下に愛されちゃう・・・♡
薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。
転生したけど平民でした!もふもふ達と楽しく暮らす予定です。
まゆら
ファンタジー
回収が出来ていないフラグがある中、一応完結しているというツッコミどころ満載な初めて書いたファンタジー小説です。
温かい気持ちでお読み頂けたら幸い至極であります。
異世界に転生したのはいいけど悪役令嬢とかヒロインとかになれなかった私。平民でチートもないらしい‥どうやったら楽しく異世界で暮らせますか?
魔力があるかはわかりませんが何故か神様から守護獣が遣わされたようです。
平民なんですがもしかして私って聖女候補?
脳筋美女と愛猫が繰り広げる行きあたりばったりファンタジー!なのか?
常に何処かで大食いバトルが開催中!
登場人物ほぼ甘党!
ファンタジー要素薄め!?かもしれない?
母ミレディアが実は隣国出身の聖女だとわかったので、私も聖女にならないか?とお誘いがくるとか、こないとか‥
◇◇◇◇
現在、ジュビア王国とアーライ神国のお話を見やすくなるよう改稿しております。
しばらくは、桜庵のお話が中心となりますが影の薄いヒロインを忘れないで下さい!
転生もふもふのスピンオフ!
アーライ神国のお話は、国外に追放された聖女は隣国で…
母ミレディアの娘時代のお話は、婚約破棄され国外追放になった姫は最強冒険者になり転生者の嫁になり溺愛される
こちらもよろしくお願いします。
政略より愛を選んだ結婚。~後悔は十年後にやってきた。~
つくも茄子
恋愛
幼い頃からの婚約者であった侯爵令嬢との婚約を解消して、学生時代からの恋人と結婚した王太子殿下。
政略よりも愛を選んだ生活は思っていたのとは違っていた。「お幸せに」と微笑んだ元婚約者。結婚によって去っていた側近達。愛する妻の妃教育がままならない中での出産。世継ぎの王子の誕生を望んだものの産まれたのは王女だった。妻に瓜二つの娘は可愛い。無邪気な娘は欲望のままに動く。断罪の時、全てが明らかになった。王太子の思い描いていた未来は元から無かったものだった。後悔は続く。どこから間違っていたのか。
他サイトにも公開中。
最強の職業は付与魔術師かもしれない
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。
召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。
しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる――
※今月は毎日10時に投稿します。
[完]本好き元地味令嬢〜婚約破棄に浮かれていたら王太子妃になりました〜
桐生桜月姫
恋愛
シャーロット侯爵令嬢は地味で大人しいが、勉強・魔法がパーフェクトでいつも1番、それが婚約破棄されるまでの彼女の周りからの評価だった。
だが、婚約破棄されて現れた本来の彼女は輝かんばかりの銀髪にアメジストの瞳を持つ超絶美人な行動過激派だった⁉︎
本が大好きな彼女は婚約破棄後に国立図書館の司書になるがそこで待っていたのは幼馴染である王太子からの溺愛⁉︎
〜これはシャーロットの婚約破棄から始まる波瀾万丈の人生を綴った物語である〜
夕方6時に毎日予約更新です。
1話あたり超短いです。
毎日ちょこちょこ読みたい人向けです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる