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第1章
お友達が出来ました!
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パリスに学園の事や授業について教えてもらいながら、気づいたらお昼休みになっていた。
お昼ってどうしたらよいのかな?
ぼんやりとしていたら、前の席に座っていた女の子達が話かけてきた。
「ねぇ。貴女ってもしかしたら光の聖女ロザンナ様の娘さんではなくて?」
ピンクブロンドに赤い瞳の女の子がヒルダに問いかけた。
「はい。私の母は確かそう呼ばれていますが‥ご存知なんですか?」
「光の聖女はアーライでも有名だよね!ミリア?」
「そうよ!ロザンナ様が起こした聖女の奇跡はアーライにも伝わっているわ!それに、私‥今は辞めたけど、ちょっと前まで聖女だったのよ?だからね。ロザンナ様にもお会いした事があるのよ。」
キラキラした赤い髪に赤い瞳の彼女はミリア姫!アーライで彼女を知らない人はいない位に有名な元三大聖女のひとりである。
残念ながら‥ヒルダは知らない!
「あの‥私もほんの少し前まで聖女やってたんですけどね。何か首にされちゃったからアーライに来たんです。この機会に普通の女の子に戻ろうと思って‥」
「わぁ。貴女の気持ちわかる!私もなの!私ね。聖女向いてなくて悩んでた時に初恋の相手に再会して、その方に嫁ぐ為に花嫁修業中なのよ」
「いいなぁ‥私、まだ恋した事がないんです!貴女が羨ましい!」
ヒルダは、はにかみながらも幸せそうに初恋が実った話をする彼女を見て
自分もこの学園で恋を見つけたいと思っていた。
「ねぇ。お腹空かない?一緒にお昼を食べに行きましょう?案内するわ!」
ピンクブロンドの方はラレーヌ様というらしい。
ピンクブロンドって‥マリッサと一緒だ!ピンクブロンド可愛い!と心の中ではしゃぐヒルダだが、
「有り難うございます!ご一緒させてください!」
と、普通の女の子っぽく答えたつもり!
普通の女の子になりたい元聖女様がふたりと王族の女の子ひとり。
周りからは、ミリア姫、ラレーヌ姫とヒルダ様とか‥尊すぎる!
ヤバい‥推せる!と信者を増やしていた。
ヒルダは未だ、気さくな赤い髪の乙女が王女様だと知らない‥ピンクブロンドの乙女が王族である事も‥
◇◇◇◇◇
ミリアとラレーヌに連れられて学食へやってきたヒルダの元へ、マリッサとクラウディアがやってきた。
ミリアとラレーヌと仲良く話ながらランチを楽しむヒルダを見たクラウディアは‥
「流石!うちの姫さん!友達にするのも王族とか‥」
マリッサは、普通の女の子になりたいふたりがどう足掻いても普通になれないと理解した!
「姉さん‥みんなが遠巻きにしながらもチラチラ見ているのに全く気にしてないですもん!3人とも常に見られる事になれていますからね」
「楽しそうだし!ミリア姫たちといればついでにヒルダ様も守られるから一石二鳥じゃないのか?」
「確かに‥」
ふたりは、ヒルダに声をかけるのをやめておく事にした。
神殿や領地関連以外の人と関わるのが初めてのヒルダを温かく見守るのだ!
周囲からずっと見守られながら3人の乙女はデザートのプリンまで堪能したようだ。
「ヒルダ様はミリア様がアーライの王女っていつ気づくんだろうね?」
「ミリア姫もわざわざ私は王女ですって自己紹介しないだろうな‥ミリア姫を知らない人は中々いないだろうし‥」
クラウディア姉さんの言葉に笑いながらもヒルダ様なら私王女なの!って言われても‥
何処の国のですか?と返しそうで恐いな‥と思ったマリッサでした。
マリッサとクラウディアは今からランチなので‥
次回に続く!
お昼ってどうしたらよいのかな?
ぼんやりとしていたら、前の席に座っていた女の子達が話かけてきた。
「ねぇ。貴女ってもしかしたら光の聖女ロザンナ様の娘さんではなくて?」
ピンクブロンドに赤い瞳の女の子がヒルダに問いかけた。
「はい。私の母は確かそう呼ばれていますが‥ご存知なんですか?」
「光の聖女はアーライでも有名だよね!ミリア?」
「そうよ!ロザンナ様が起こした聖女の奇跡はアーライにも伝わっているわ!それに、私‥今は辞めたけど、ちょっと前まで聖女だったのよ?だからね。ロザンナ様にもお会いした事があるのよ。」
キラキラした赤い髪に赤い瞳の彼女はミリア姫!アーライで彼女を知らない人はいない位に有名な元三大聖女のひとりである。
残念ながら‥ヒルダは知らない!
「あの‥私もほんの少し前まで聖女やってたんですけどね。何か首にされちゃったからアーライに来たんです。この機会に普通の女の子に戻ろうと思って‥」
「わぁ。貴女の気持ちわかる!私もなの!私ね。聖女向いてなくて悩んでた時に初恋の相手に再会して、その方に嫁ぐ為に花嫁修業中なのよ」
「いいなぁ‥私、まだ恋した事がないんです!貴女が羨ましい!」
ヒルダは、はにかみながらも幸せそうに初恋が実った話をする彼女を見て
自分もこの学園で恋を見つけたいと思っていた。
「ねぇ。お腹空かない?一緒にお昼を食べに行きましょう?案内するわ!」
ピンクブロンドの方はラレーヌ様というらしい。
ピンクブロンドって‥マリッサと一緒だ!ピンクブロンド可愛い!と心の中ではしゃぐヒルダだが、
「有り難うございます!ご一緒させてください!」
と、普通の女の子っぽく答えたつもり!
普通の女の子になりたい元聖女様がふたりと王族の女の子ひとり。
周りからは、ミリア姫、ラレーヌ姫とヒルダ様とか‥尊すぎる!
ヤバい‥推せる!と信者を増やしていた。
ヒルダは未だ、気さくな赤い髪の乙女が王女様だと知らない‥ピンクブロンドの乙女が王族である事も‥
◇◇◇◇◇
ミリアとラレーヌに連れられて学食へやってきたヒルダの元へ、マリッサとクラウディアがやってきた。
ミリアとラレーヌと仲良く話ながらランチを楽しむヒルダを見たクラウディアは‥
「流石!うちの姫さん!友達にするのも王族とか‥」
マリッサは、普通の女の子になりたいふたりがどう足掻いても普通になれないと理解した!
「姉さん‥みんなが遠巻きにしながらもチラチラ見ているのに全く気にしてないですもん!3人とも常に見られる事になれていますからね」
「楽しそうだし!ミリア姫たちといればついでにヒルダ様も守られるから一石二鳥じゃないのか?」
「確かに‥」
ふたりは、ヒルダに声をかけるのをやめておく事にした。
神殿や領地関連以外の人と関わるのが初めてのヒルダを温かく見守るのだ!
周囲からずっと見守られながら3人の乙女はデザートのプリンまで堪能したようだ。
「ヒルダ様はミリア様がアーライの王女っていつ気づくんだろうね?」
「ミリア姫もわざわざ私は王女ですって自己紹介しないだろうな‥ミリア姫を知らない人は中々いないだろうし‥」
クラウディア姉さんの言葉に笑いながらもヒルダ様なら私王女なの!って言われても‥
何処の国のですか?と返しそうで恐いな‥と思ったマリッサでした。
マリッサとクラウディアは今からランチなので‥
次回に続く!
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