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第1章
祈りの儀
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大神殿の祈りの間でロレッタとヒルダが神に祈りを捧げている間に‥
神殿の最奥部では、密談が行われていた。
アーライ神様と大司教シャダイン様とパトリス様の三人で何やらコソコソと‥
密談の内容ですか?
ヒルダ様をアーライ四大聖女のひとりに祭り上げる迄のシナリオ制作ですかね?
バラッド王国で王族の私欲により、聖女を首にされて国外追放された悲劇の聖女である白薔薇の乙女ヒルダがアーライへ亡命し、身分を隠しながら国立魔法学園に通い普通の女の子として静かに暮らしていたが彼女の行く先々で起こる聖女の奇跡から
彼女を探していた神殿関係者の目に止まり、やがて四大聖女となっていく!というストーリーらしいよ。
何か無理やり感がヤバくない?
先ず‥身分隠してたら魔法学園入れないし!
その前に亡命も無理でしょ?
三人とも?
シナリオライターには不向きだよね?
あらすじはこんな感じでふんわり適当にやるみたいだけど‥
こんなんで国民が共感するのかな?
祈りの間からふたりが出てきたところでロレッタ様の侍女であるエリサがふたりを呼び止め
ロレッタ様はシャダイン様のところへ、ヒルダ様は大事なお話があるのでとエリサに強引に連れられていった。
◇◇◇◇◇
「初めまして!貴女が誉れ高いバラッドの聖女白薔薇の乙女ヒルダかな?私はこの国を統治してる現アーライ神だよ。これからよろしくね!」
「初めまして、アーライ神様。バラッドから救い出して頂き有り難うございました!アーライ神様とルイス様のお導きがなければ‥私‥今頃は怒りのあまり魔力を暴走させてバラッドは水の底に沈んでいたかもしれませんわ」
「ヒルダ‥君の主神は‥もしやあの方なのかい?」
「はい!お察しの通りです。水の神シェイル様が私の主神ですわ。」
「やはり‥私の主神であるカファル様の双子の姉上であるシェイル様か‥」
「アーライ神様はシェイル様を御存じなのですね?」
「あぁ 以前、お会いしたよ。私は火の気性たがらか嫌われているみたいだな。妹がシェイル様のお気に入りなんだよ。君ときっと気が合うんじゃないかな?」
「まぁ シェイル様のお気に入りですか?そのうちお会い出来たらシェイル様についてお話したいですわ。楽しみです!」
◇◇◇◇◇
何だかほのぼのしていますが、本題はこれから!
「ヒルダ‥君にお願いがあるのだが、魔法学園の普通科に編入して空いた時間でいいから神殿でアルバイトしてみない?今、ちょっと聖女が足りなくて困ってるんだよね。聖水とか、聖石とか、お守りを作るのに興味ないかな?」
「まぁ!私、アルバイトを探していましたの。いつまでもリーガル邸にお世話になるのも心苦しいですから」
「それなら、特待生として学園の寮に入るのはどうかな?特待生は学食で使える無料チケットが配布されるから基本食費もいらないし‥寮の部屋には家具も設置されているから最低限の物を持っていけば生活出来るよ」
「私!明日からでも寮に入りたいです!しかし、魔法学園の試験に合格してないですし‥」
ひとり難しい顔をして悩むヒルダを微笑ましく見守るアーライ神は今までうちにいなかったタイプだからいいな!とアイドルのプロデューサー目線だ。
ヒルダがひとりシンキングタイム?瞑想?に入ってしまったので‥
次回に続く!
神殿の最奥部では、密談が行われていた。
アーライ神様と大司教シャダイン様とパトリス様の三人で何やらコソコソと‥
密談の内容ですか?
ヒルダ様をアーライ四大聖女のひとりに祭り上げる迄のシナリオ制作ですかね?
バラッド王国で王族の私欲により、聖女を首にされて国外追放された悲劇の聖女である白薔薇の乙女ヒルダがアーライへ亡命し、身分を隠しながら国立魔法学園に通い普通の女の子として静かに暮らしていたが彼女の行く先々で起こる聖女の奇跡から
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◇◇◇◇◇
「初めまして!貴女が誉れ高いバラッドの聖女白薔薇の乙女ヒルダかな?私はこの国を統治してる現アーライ神だよ。これからよろしくね!」
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「ヒルダ‥君の主神は‥もしやあの方なのかい?」
「はい!お察しの通りです。水の神シェイル様が私の主神ですわ。」
「やはり‥私の主神であるカファル様の双子の姉上であるシェイル様か‥」
「アーライ神様はシェイル様を御存じなのですね?」
「あぁ 以前、お会いしたよ。私は火の気性たがらか嫌われているみたいだな。妹がシェイル様のお気に入りなんだよ。君ときっと気が合うんじゃないかな?」
「まぁ シェイル様のお気に入りですか?そのうちお会い出来たらシェイル様についてお話したいですわ。楽しみです!」
◇◇◇◇◇
何だかほのぼのしていますが、本題はこれから!
「ヒルダ‥君にお願いがあるのだが、魔法学園の普通科に編入して空いた時間でいいから神殿でアルバイトしてみない?今、ちょっと聖女が足りなくて困ってるんだよね。聖水とか、聖石とか、お守りを作るのに興味ないかな?」
「まぁ!私、アルバイトを探していましたの。いつまでもリーガル邸にお世話になるのも心苦しいですから」
「それなら、特待生として学園の寮に入るのはどうかな?特待生は学食で使える無料チケットが配布されるから基本食費もいらないし‥寮の部屋には家具も設置されているから最低限の物を持っていけば生活出来るよ」
「私!明日からでも寮に入りたいです!しかし、魔法学園の試験に合格してないですし‥」
ひとり難しい顔をして悩むヒルダを微笑ましく見守るアーライ神は今までうちにいなかったタイプだからいいな!とアイドルのプロデューサー目線だ。
ヒルダがひとりシンキングタイム?瞑想?に入ってしまったので‥
次回に続く!
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