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奮闘する脳筋とシスコン神官
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イケメンで軽くシスコンな神官ロナウドを召喚したエリックは、マンツーマンでラシュダナ語レッスン中!
事務員が言っていた舌のストレッチを教えてもらった後に発音してみると…
いつもより、滑らかに話せている気がした!
「ロナウド!
さっきより上手くなったように聞こえないか?
どうだ??」
「エリック様!
一気に上手くなりましたね。
素晴らしい!では、もう一度!
あなた達を歓迎します!をラシュダナ語でお願い出来ますか?」
「じゃあ、聞いてくれ!
○○△△○○○○!!
どうだった?」
「完璧です!
次は、長い文に挑戦しましょうか?
テキストの上から順にお願い出来ますか?
ゆっくり丁寧に発音してみてください!」
「ロナウド…
一度、発音してみてくれないか?
覚えたつもりだが自信がなくて…」
「エリック様、それでは私が発音した後に続いて発音してみましょうか?」
◇◇◇◇◇
ロナウドは、素晴らしい先生だった。
ライラの教え方が悪いわけではないのだが…
ライラが相手だと、出来るふりをしてしまっていたのかもしれない。
ロナウドには、遠慮なく何でも言えるのだ。
エリックの頑張りとロナウドのアドバイスにより、エリックのラシュダナ語はゆっくりであるが聴き取れるレベルに成長した。
「ロナウド!
君は素晴らしい教師だな!
神官にしておくのは勿体ない!
来期から、ラシュダナ語を学べるコースを作るという提案をしているのだ君を講師として迎えたい。
考えておいてくれないか?」
「エリック様…
有難うございます。
大神殿に籍を置いたまま、出向という形でもよいのでしたらお受けします。」
ロナウドも、エリックにラシュダナ語を教える事で、何らかの手応えを感じたようだ。
「ところで、ロナウド…
この特訓は、ライラには内緒にしておいてくれないか?
ライラの教え方が悪かったわけではなく、私と彼女は上司と部下であるからお互いに遠慮があったみたいなのだ。
私も、ロナウドになら遠慮なく何でも言えて良かったよ。
これから、ラシュダナとの関わりが深くなると、また君を頼る事になるだろう。
その時は、よろしく頼むよ」
「私でよければお力になります!
いつでも声をかけてください」
ふたりは固く握手を交わした。
「君とは長い付き合いになりそうだ!
今日は本当に、有難う。
助かったよ。
これから、大神官に君を引き抜く話をしないとな」
エリックとロナウドは和やかに話ながら、大神殿に向かうのだった。
◇◇◇◇
エリック様は、何とかラシュダナ語の挨拶をマスターしたようです。
ライラの兄とも、話せたようですし…
後は、ライラにいいとこ見せないと!
事務員が言っていた舌のストレッチを教えてもらった後に発音してみると…
いつもより、滑らかに話せている気がした!
「ロナウド!
さっきより上手くなったように聞こえないか?
どうだ??」
「エリック様!
一気に上手くなりましたね。
素晴らしい!では、もう一度!
あなた達を歓迎します!をラシュダナ語でお願い出来ますか?」
「じゃあ、聞いてくれ!
○○△△○○○○!!
どうだった?」
「完璧です!
次は、長い文に挑戦しましょうか?
テキストの上から順にお願い出来ますか?
ゆっくり丁寧に発音してみてください!」
「ロナウド…
一度、発音してみてくれないか?
覚えたつもりだが自信がなくて…」
「エリック様、それでは私が発音した後に続いて発音してみましょうか?」
◇◇◇◇◇
ロナウドは、素晴らしい先生だった。
ライラの教え方が悪いわけではないのだが…
ライラが相手だと、出来るふりをしてしまっていたのかもしれない。
ロナウドには、遠慮なく何でも言えるのだ。
エリックの頑張りとロナウドのアドバイスにより、エリックのラシュダナ語はゆっくりであるが聴き取れるレベルに成長した。
「ロナウド!
君は素晴らしい教師だな!
神官にしておくのは勿体ない!
来期から、ラシュダナ語を学べるコースを作るという提案をしているのだ君を講師として迎えたい。
考えておいてくれないか?」
「エリック様…
有難うございます。
大神殿に籍を置いたまま、出向という形でもよいのでしたらお受けします。」
ロナウドも、エリックにラシュダナ語を教える事で、何らかの手応えを感じたようだ。
「ところで、ロナウド…
この特訓は、ライラには内緒にしておいてくれないか?
ライラの教え方が悪かったわけではなく、私と彼女は上司と部下であるからお互いに遠慮があったみたいなのだ。
私も、ロナウドになら遠慮なく何でも言えて良かったよ。
これから、ラシュダナとの関わりが深くなると、また君を頼る事になるだろう。
その時は、よろしく頼むよ」
「私でよければお力になります!
いつでも声をかけてください」
ふたりは固く握手を交わした。
「君とは長い付き合いになりそうだ!
今日は本当に、有難う。
助かったよ。
これから、大神官に君を引き抜く話をしないとな」
エリックとロナウドは和やかに話ながら、大神殿に向かうのだった。
◇◇◇◇
エリック様は、何とかラシュダナ語の挨拶をマスターしたようです。
ライラの兄とも、話せたようですし…
後は、ライラにいいとこ見せないと!
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