93 / 113
未来へ続く道
しおりを挟む
エディアスがブレンドしたハーブティーを楽しみながら少し緊張が解れ、笑顔を取り戻したマリアはエディアスの話を聞く事にした。
「エディアス様、お話を聞く前にこの間の返事なのですが…私はこの国で聖女になりたいので帝国には行きません!
せっかくお話を頂いたのに申し訳ございません」
頭を下げるにマリアに苦笑したエディアスだが…
「実は自分も3日前とは少し気持ちに変化があったのであらためて話してもよいかな?」とマリアに確認して話出すのだった。
◇◇◇◇◇◇
エディアスはマリアに対して、恋愛感情を抱いている事に自分では気づいておらず、兄から指摘され初めて気づいたと言う話や、兄であるエリックが自分の気持ちを知ってマリアを諦めたのではないかと心配している事…
その他、色々な事を一気にマリアに伝えた。
エディアスの話をじっくり聞いて、全てを受け止めたマリアは幸せそうにしている。
マリアの中でずっと燻っていたモノがスッキリしたみたいだ。
◇◇◇◇◇◇◇
「エディアス様!有難うございます。私の事を想っていただいて…私はエディアス様の事、最初にお会いした時から信頼出来る男性だと思っておりました。
その気持ちは今も変わりはないです。
私は、まだ女として未熟なようで恋愛がよくわからないのです。
エディアス様をお慕いする気持ちが恋愛なのか、尊敬から来るモノなのか、自分でもわからないのです」
「マリアさん…」
「なので…エディアス様ともう少しお話したり、お会いする機会を作ってもらえませんか?」
マリアからの予想外の好意的な言葉にエディアスは、夢じゃないのかと自分の頬を抓ってみる。
「イタイ!痛いよ?マリアさん!」
「エディアス様…どうなさいましたの?
ご自分で頬を抓るだなんて…」
「君が俺に会いたいとか言うからじゃないか!
不意打ちには弱いんだ…」
恥ずかしそうに頬を染めるエディアスは少年のようで可愛らしいなと思ったマリアである。
いつも澄まし顔のクールな魔導師のエディアス様とも、近寄りがたい王子様のエディアスとも違ってはにかみ屋の可愛らしい少年のようなエディアスの姿を愛しいと思っている自分に気づくのだった。
こんな初々しいふたりのその後のお話はまた次の機会に!
「エディアス様、お話を聞く前にこの間の返事なのですが…私はこの国で聖女になりたいので帝国には行きません!
せっかくお話を頂いたのに申し訳ございません」
頭を下げるにマリアに苦笑したエディアスだが…
「実は自分も3日前とは少し気持ちに変化があったのであらためて話してもよいかな?」とマリアに確認して話出すのだった。
◇◇◇◇◇◇
エディアスはマリアに対して、恋愛感情を抱いている事に自分では気づいておらず、兄から指摘され初めて気づいたと言う話や、兄であるエリックが自分の気持ちを知ってマリアを諦めたのではないかと心配している事…
その他、色々な事を一気にマリアに伝えた。
エディアスの話をじっくり聞いて、全てを受け止めたマリアは幸せそうにしている。
マリアの中でずっと燻っていたモノがスッキリしたみたいだ。
◇◇◇◇◇◇◇
「エディアス様!有難うございます。私の事を想っていただいて…私はエディアス様の事、最初にお会いした時から信頼出来る男性だと思っておりました。
その気持ちは今も変わりはないです。
私は、まだ女として未熟なようで恋愛がよくわからないのです。
エディアス様をお慕いする気持ちが恋愛なのか、尊敬から来るモノなのか、自分でもわからないのです」
「マリアさん…」
「なので…エディアス様ともう少しお話したり、お会いする機会を作ってもらえませんか?」
マリアからの予想外の好意的な言葉にエディアスは、夢じゃないのかと自分の頬を抓ってみる。
「イタイ!痛いよ?マリアさん!」
「エディアス様…どうなさいましたの?
ご自分で頬を抓るだなんて…」
「君が俺に会いたいとか言うからじゃないか!
不意打ちには弱いんだ…」
恥ずかしそうに頬を染めるエディアスは少年のようで可愛らしいなと思ったマリアである。
いつも澄まし顔のクールな魔導師のエディアス様とも、近寄りがたい王子様のエディアスとも違ってはにかみ屋の可愛らしい少年のようなエディアスの姿を愛しいと思っている自分に気づくのだった。
こんな初々しいふたりのその後のお話はまた次の機会に!
0
お気に入りに追加
230
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
愛のゆくえ【完結】
春の小径
恋愛
私、あなたが好きでした
ですが、告白した私にあなたは言いました
「妹にしか思えない」
私は幼馴染みと婚約しました
それなのに、あなたはなぜ今になって私にプロポーズするのですか?
☆12時30分より1時間更新
(6月1日0時30分 完結)
こう言う話はサクッと完結してから読みたいですよね?
……違う?
とりあえず13日後ではなく13時間で完結させてみました。
他社でも公開
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる