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第終章 愛と心編
番外編 陰葉・陽葉の過去〜終〜
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~神社近くの森~
陰陽師1「はあ、はあ…アイツら、どこ
行ったんだ」
陰陽師2「確か、この山に逃げた筈ですが…見当たりませんね」
愛梨沙父「はあ…なんでこんな事に」
夢華父「気にしても仕方ないでしょう。
今はとにかくあの子達を見つけなければ」
黒苑「君達、愛梨沙達を探してるのかい?」
陰陽師1「え?あ、ああ。そうなんだ」
陰陽師2「というか、いつからそこに…」
黒苑「まあまあ。で、愛梨沙達を探してるなら、私知ってるよ?」
陰陽師1「ほ、本当か⁈」
黒苑「ほんとほんと」
愛梨沙父「あ、あの子達は何処にいるんだ⁈」
黒苑「うえ」
陰陽師1「…はあ?どういう事だ!」
黒苑「はははっ!そんな顔しなくても
いいじゃない」
黒苑「あの子達は死んだ。だから、上に行ったのさ」
陰陽師1「そ、そんな…」
黒苑「まあ、正確に言えば死んではないんだけど」
陰陽師1「どういう…?」
黒苑「あの子達はね、"愛梨沙"と"夢華"っていう、
名前を捨てた。名前がないってのは、半分死んでるのと変わらない」
黒苑「あの子達は私らの元で新しい名前で生きる。
そして…」
黒苑「お前らは、神殺害の現行犯で死ぬ」
陰陽師2「は…?なに、言って」
黒苑「冥土の土産だ。愛梨沙達が契約していた龍神は私。そして、あの子達は現人神の資格を得ている。神になる許可も一緒にね」
陰陽師1「神になる、だと…」
黒苑「そう。そして君らはあの子達の成長の
養分だ」
黒苑「霊力だけ残して、この世界から散れ」
ざくっ……
ーーーー☆ーーーー
~龍神楽土内、庭園~
黒苑「ただいま~」
魅白「ああ、おかえり~。で?ちゃんとやった?」
黒苑「私を誰だと思ってるの?勿論、完璧に
やったよ」
黒苑「歴史の完全削除」
魅白「うん。で、その玉?は?」
黒苑「これはアイツらの霊力込みの魂。禍々しい
感情とか性格とかを取った後、二人に渡す」
黒苑「そうすれば、強化できる。それに、存在を
完全に消せるからね」
魅白「浄化は私も得意分野だし、手伝うよ?」
黒苑「そう?ならお願いしよっかなあ」
陰葉「あ、おかえりなさい。黒苑様」
黒苑「ああ。ただいま。体調は?」
陰葉「神ですし、崩すとかないんですけど…って、それ、血痕…ですよね?何処行ってたんです?」
黒苑「…気にしないで。多分、果物の色素でも
付いたんでしょ」
陰葉「なら、いいのですが…」
★ーーーー☆ーーーー★
~??~ ♢日瑠暗視点♢
「…ん」
「っう……頭、痛い……」
「なんで、床で寝てんの?私…」
陰葉「…起きたか?」
「頭がめっちゃ痛いけどね…」
「あれ…?陰葉に陽葉、そんな、目の色だったっけ」
陰葉「これは…お前が私らの過去を見て来たから
起こったことだ」
「どういうこと…?」
陰葉「元々の色は覚えてるか?」
「確か…陰葉が右目が白で、左目が黒」
「陽葉は、その反対だったよね?右目が黒、
左目が白」
陽葉「ええ。その通りです」
「でも、じゃあ、なんで…」
「陰葉は、白かった目が金色で、……陽葉は
黒かった目が水色になってるの...?」
陰陽師1「はあ、はあ…アイツら、どこ
行ったんだ」
陰陽師2「確か、この山に逃げた筈ですが…見当たりませんね」
愛梨沙父「はあ…なんでこんな事に」
夢華父「気にしても仕方ないでしょう。
今はとにかくあの子達を見つけなければ」
黒苑「君達、愛梨沙達を探してるのかい?」
陰陽師1「え?あ、ああ。そうなんだ」
陰陽師2「というか、いつからそこに…」
黒苑「まあまあ。で、愛梨沙達を探してるなら、私知ってるよ?」
陰陽師1「ほ、本当か⁈」
黒苑「ほんとほんと」
愛梨沙父「あ、あの子達は何処にいるんだ⁈」
黒苑「うえ」
陰陽師1「…はあ?どういう事だ!」
黒苑「はははっ!そんな顔しなくても
いいじゃない」
黒苑「あの子達は死んだ。だから、上に行ったのさ」
陰陽師1「そ、そんな…」
黒苑「まあ、正確に言えば死んではないんだけど」
陰陽師1「どういう…?」
黒苑「あの子達はね、"愛梨沙"と"夢華"っていう、
名前を捨てた。名前がないってのは、半分死んでるのと変わらない」
黒苑「あの子達は私らの元で新しい名前で生きる。
そして…」
黒苑「お前らは、神殺害の現行犯で死ぬ」
陰陽師2「は…?なに、言って」
黒苑「冥土の土産だ。愛梨沙達が契約していた龍神は私。そして、あの子達は現人神の資格を得ている。神になる許可も一緒にね」
陰陽師1「神になる、だと…」
黒苑「そう。そして君らはあの子達の成長の
養分だ」
黒苑「霊力だけ残して、この世界から散れ」
ざくっ……
ーーーー☆ーーーー
~龍神楽土内、庭園~
黒苑「ただいま~」
魅白「ああ、おかえり~。で?ちゃんとやった?」
黒苑「私を誰だと思ってるの?勿論、完璧に
やったよ」
黒苑「歴史の完全削除」
魅白「うん。で、その玉?は?」
黒苑「これはアイツらの霊力込みの魂。禍々しい
感情とか性格とかを取った後、二人に渡す」
黒苑「そうすれば、強化できる。それに、存在を
完全に消せるからね」
魅白「浄化は私も得意分野だし、手伝うよ?」
黒苑「そう?ならお願いしよっかなあ」
陰葉「あ、おかえりなさい。黒苑様」
黒苑「ああ。ただいま。体調は?」
陰葉「神ですし、崩すとかないんですけど…って、それ、血痕…ですよね?何処行ってたんです?」
黒苑「…気にしないで。多分、果物の色素でも
付いたんでしょ」
陰葉「なら、いいのですが…」
★ーーーー☆ーーーー★
~??~ ♢日瑠暗視点♢
「…ん」
「っう……頭、痛い……」
「なんで、床で寝てんの?私…」
陰葉「…起きたか?」
「頭がめっちゃ痛いけどね…」
「あれ…?陰葉に陽葉、そんな、目の色だったっけ」
陰葉「これは…お前が私らの過去を見て来たから
起こったことだ」
「どういうこと…?」
陰葉「元々の色は覚えてるか?」
「確か…陰葉が右目が白で、左目が黒」
「陽葉は、その反対だったよね?右目が黒、
左目が白」
陽葉「ええ。その通りです」
「でも、じゃあ、なんで…」
「陰葉は、白かった目が金色で、……陽葉は
黒かった目が水色になってるの...?」
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