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第終章 愛と心編
6話 話したい事
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~城内の広間~ ♢エルリス視点♢
エレア「...」
(はあ...エレアスの殺気が凄い)
(レアの躾失敗したかな...あんな嫉妬深いとは
思ってなかった。それに、あの喋りよう...)
(契約済みだと気付いてなかったね)
エレア「はあ...日瑠暗ぁ...なんで猫神なんかに
構うんだよぉ...」
「"なんか"とは失礼だけど、まあ異論はないよね」
「どうしてか、契約してるのに気付いてなさそう
だったし」
エレア「また、何か覚醒したのか?見破る力に
続いて隠す力まで...」
「また後で身体検査かな~。あと、私らと身体を
重ねる事で日瑠暗ちゃんにどういう効果があるのかみないと」
エレア「それに関しちゃ、100%覚醒の手伝いを
してるんだろうけどな」
ーーーー☆ーーーー
~談話室~
レア「も、もう?契約してたんですか...?」
「はい...色々と乗せられて、雰囲気で...」
レア「...乗せられて?」
「あ、えっと...」
ミューズ「おおかた、嘘でもつかれたか媚薬入りの薬でも飲まされて半強制的にやられたんじゃない
ですか?」
「ああ、その通りです...」
レア「...なんだ」
レア「同じような被害者だったんですね」
「・・・? はい?被害者?」
レア「貴方も思ってるでしょう?エル様達上位
二人組の自由さ」
「...」
ミューズ「まあ、お二人は群を抜いて自由
ですよね」
ミューズ「詳しくは言いませんが、お二人の研究品の毒味役は従属がやるんですよね」
ミューズ「私は機械神といえど、機械なのは手足
だけ。体は生身なので、薬とか効いちゃうん
ですよね」
レア「ああ...猫又の尊厳を破壊されたあの時を
思い出してしまう...」
(何があった?何をやったらこうなるんだ...?)
レア「...そうだわ。色々話せたし、敬語も
外しちゃおっと」
「あ、付けてたんですね」
レア「人と話すときはお淑やかにって、猫又の時
から言われててね。外すのにだいぶ掛かったわ」
「...そういえば、猫の尊厳と言うのは」
レア「飲んだことあるかわからないけどね。
脳を少し麻痺させて、飲んだ時一番に目が合った
人物に所構わず甘えたくなる薬があるの」
「・・・あ」
レア「心当たりあるのね...それは最初、私が毒味
した故、エル様に凄く甘えてしまって...」
レア「気付いた時にはエル様の部屋で寝てたの」
レア「その後、何したのか聞いたらね」
レア「エル様は悪びれることなく、薬を飲んで
もらったと堂々と言ったからね!」
ミューズ「そうですね。そこんところの自由は
なくていいんですけどね...」
レア「まあ、その後。外にある森、『精獣の森』に逃げて、琴㮈さん達と過ごしてたんだよね」
「え?琴㮈と?」
レア「同じ猫同士、気が合うからね」
レア「まあ、その後一週間?くらいして城に
帰ったら、案の定お仕置きを喰らって...」
レア「もう2度とあんなこと言わないって、誓ったのよ...」
(思いの外被害者だった...)
(こんな人もいるんだな...)
エレア「...」
(はあ...エレアスの殺気が凄い)
(レアの躾失敗したかな...あんな嫉妬深いとは
思ってなかった。それに、あの喋りよう...)
(契約済みだと気付いてなかったね)
エレア「はあ...日瑠暗ぁ...なんで猫神なんかに
構うんだよぉ...」
「"なんか"とは失礼だけど、まあ異論はないよね」
「どうしてか、契約してるのに気付いてなさそう
だったし」
エレア「また、何か覚醒したのか?見破る力に
続いて隠す力まで...」
「また後で身体検査かな~。あと、私らと身体を
重ねる事で日瑠暗ちゃんにどういう効果があるのかみないと」
エレア「それに関しちゃ、100%覚醒の手伝いを
してるんだろうけどな」
ーーーー☆ーーーー
~談話室~
レア「も、もう?契約してたんですか...?」
「はい...色々と乗せられて、雰囲気で...」
レア「...乗せられて?」
「あ、えっと...」
ミューズ「おおかた、嘘でもつかれたか媚薬入りの薬でも飲まされて半強制的にやられたんじゃない
ですか?」
「ああ、その通りです...」
レア「...なんだ」
レア「同じような被害者だったんですね」
「・・・? はい?被害者?」
レア「貴方も思ってるでしょう?エル様達上位
二人組の自由さ」
「...」
ミューズ「まあ、お二人は群を抜いて自由
ですよね」
ミューズ「詳しくは言いませんが、お二人の研究品の毒味役は従属がやるんですよね」
ミューズ「私は機械神といえど、機械なのは手足
だけ。体は生身なので、薬とか効いちゃうん
ですよね」
レア「ああ...猫又の尊厳を破壊されたあの時を
思い出してしまう...」
(何があった?何をやったらこうなるんだ...?)
レア「...そうだわ。色々話せたし、敬語も
外しちゃおっと」
「あ、付けてたんですね」
レア「人と話すときはお淑やかにって、猫又の時
から言われててね。外すのにだいぶ掛かったわ」
「...そういえば、猫の尊厳と言うのは」
レア「飲んだことあるかわからないけどね。
脳を少し麻痺させて、飲んだ時一番に目が合った
人物に所構わず甘えたくなる薬があるの」
「・・・あ」
レア「心当たりあるのね...それは最初、私が毒味
した故、エル様に凄く甘えてしまって...」
レア「気付いた時にはエル様の部屋で寝てたの」
レア「その後、何したのか聞いたらね」
レア「エル様は悪びれることなく、薬を飲んで
もらったと堂々と言ったからね!」
ミューズ「そうですね。そこんところの自由は
なくていいんですけどね...」
レア「まあ、その後。外にある森、『精獣の森』に逃げて、琴㮈さん達と過ごしてたんだよね」
「え?琴㮈と?」
レア「同じ猫同士、気が合うからね」
レア「まあ、その後一週間?くらいして城に
帰ったら、案の定お仕置きを喰らって...」
レア「もう2度とあんなこと言わないって、誓ったのよ...」
(思いの外被害者だった...)
(こんな人もいるんだな...)
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