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第終章 愛と心編

4話 予想外

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音奏界おんそうかい

ミューズ「そういえば...。最近、新しい従属を沢山
迎えたと聞きましたね」

ミューズ「折角ですし、会ってみましょうか」

ミューズ「...音楽、好きだといいですね」

ーーーー☆ーーーー
~廊下~

エル「あ、ああ。レア、なんでここに?」

レア「…貴方様は私が嫉妬深いと知っていてああなのですか⁈」

レア「しかも見知らぬ龍神とお風呂とかぁ~…」

エル「貴方は言っても水嫌いって言って
入らなかったでしょう?」

レア「それは…まあ!兎に角!龍神への浮気は
やめてください!」

エレア「は……?」

日瑠暗「…?えっと、え?は?」

エル「レア…?えっと、何か勘違いしてない
かい?」

レア「ええ⁈ 何を勘違いしてるって言うん
ですか⁈」

エル「この龍神は日瑠暗。私達二人の直属従属で、
『裁判』と『陰陽』の二つの強力な才能を持つ子よ」

エル「ただ、元人間だから力がまだ扱いきれていないの。だから、私達が付き添って、万が一暴走
したり、他の七皇帝神王に連れてかれないように
見てるのよ」
 
「え?待って下さい。なんか、初耳の情報も
聞こえたんですけど...」

レア「…なら、貴方がエル様の新しい従属ですか」

「えっと、まあ、はい...」

レア「...」

(なんだろ...なんか怒りに触れちゃったかな)

レア「...」

レア「はあ...エル様、エレアス様」

エル「な、なに?」

レア「明日、この日瑠暗さんの話す機会を設けて
下さい。あと、ミューズさんとも」

エレア「ミューズは必要なのか...?」

レア「ええ。なんたってお二人とも契約するん
でしょう?」

レア「でしたら、最初にいる先輩と話をすると言うのは当たり前なのでは?」

エル「…はいよ。明日ね。手配しとくよ」

エル「今日は帰ってくれる?」

レア「はあ...わかりましたよぉ。今日は帰ります」

シュン!

エル「…日瑠暗ちゃん。こっちおいで」

「へぁっ? は、はい...」

「(ひょいっ)」

「ッ⁈ へ、は⁈」

エル「エレアス。部屋戻ろうか」

エレア「はいよ。日瑠暗、じっとしてろよ?」

「ッ...だから、なんで姫抱っこなんですか...」

エル「まあまあ...」



レア「っ...なんで、あんなに溺愛されるの...?」

ーーーー☆ーーーー
~エルの部屋~  ♢エルリス視点♢

「は~...予想外の邪魔が入ったもんだ」

エレア「まあ、ミューズがいるし。喧嘩には
ならんだろ」

日瑠暗「…そろそろ、おろしてもらえませんか?」

「まだダメ。手出してないだけいいでしょ」

日瑠暗「それは...//」

「…それとも、今日は嫌かい?」

日瑠暗「ぅ...え、っと...//」

(本当、顔を真っ赤にして恥ずかしがってるの
見ると...)

(虐めたくなる。まあ、嫌われるだろうから
しないけど)

「決まったかい?」

日瑠暗「う...1時間、だけで、お願いします//」

「はいはい。じゃあ、逃げないでね♡」

(レアは予想外だけど、まあ、悪い子じゃないし)

(愛してるのに変わり無いから、捨てられるんじゃないかって思わなくてもいいのにねえ)
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