愛無き子供は最強の神に愛される

神月るあ

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第終章 愛と心編

1話 未認識のパワーアップ

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「はっ、はぁっ...//」

「ッう、ぁ、んぅ...//」

エレア「はあ...バテるの早いなあ」

エル「ほらほら。こっち向いて?日瑠暗ちゃん♡」

「うぁ...ッひ、ぁ...♡」

エル「ふふふ...本当、可愛いねえ♡」

エレア「ああ。もうずっと、閉じ込めてたいな♡」

「ぁ、うう...♡」

エレア「ほら。もっと欲しがってもいいのに」

「で、でも...恥ずいです...//」

エル「…そっかそっかあ」

エル「じゃあ、言えるように調
しちゃおっかあ♡」

「へ...?//」

ーーーー☆ーーーー
~二日後~

「っう……あ…」

エレア「大丈夫か?」

「っ...腰が、色々と、痛い...」

エレア「…まあ、暫くの辛抱だな」

エレア「何か飲むか?」

「...あるんですか?」

エレア「お前は心は13のままだからな。それ系の飲み物は作れるが...」

「なら、欲しいです」

エレア「ああ。それ飲んだらまた寝てな。
寝てた方が回復も早いだろうしな」

「はい...」

エレア「じゃあ、ほら。飲め」

「ありがとうございます...」

そう言って、私は飲み物をもらった。
その瞬間...眼が、冷たくなるような、頭が、冷静になって、全てが見えるような感覚が脳を襲った。
そして...

「…睡眠薬?」

エレア「ッ⁈」

手に持った飲み物から何かモニターのようなものが出て、睡眠薬入りと書いてある...
何これ...

「な、んで...何これ...?」

エレア「…日瑠暗、取り敢えず飲め。
疲れてるだろ」

「…はい」

言われるがまま飲んで、結局、私は寝てしまった。

ーー☆ーー
~日瑠暗の部屋~ ♢エレアス視点♢

「...」

なんで...私が薬を入れたのに気づいた?
匂いなんてしないし、味もないはず。
なのに、なんでだ?

「何か、また力を解放したのか?」

でも、完全に隠したはずのものを見破るなんて...。

「才能を覚醒した訳じゃないな。多分…特性か」

特性だとして、なんの特性だ?
隠してるのを見破れるような効果のやつは...。

エル「エレアス~。日瑠暗ちゃん起きた~?」

「ああ。起きたぞ。ただ、疲れてそうだったから
また寝かせたな」

エル「そっか。所で、何を悩んでるの?」

「眠れるように睡眠薬を飲み物に盛ったんだが、
日瑠暗が手に持った瞬間、『睡眠薬?』って、
言ってな」

「まあ、見破られたんだ」

エル「そうなの?珍しいね~。普段なら何の気配も悟らせないように盛るのに」

「ああ。だから、何か特性でも覚醒したんじゃないかと考えててな」

エル「エレアスの能力を掻い潜ってくるとしたら、
発現してそうなのは~」

エル「『冷視眼れいしがん』かな?」

「効果は、[思考を常に冷静に保ち、目で見た時、自身に対して隠されたなにかを透視する事が可能]だったか」

エル「そうだね。後はまあ、自力で発動出来るし、
自動での発動も可能」

エル「変調無効とすこぶる相性のいい特性を開花
したもんだねえ」

エル「本当、興味が尽きないや」

「…ほどほどにしとけよ」
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